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名探偵左京Season2*第20話「いつでも笑みを」(2週連続大阪SP)

■あらすじ
左京の旧友で、関西の大物タレント・瑛美京子(上沼恵美子)のマネージャー・三田園由香里(中村ゆり)から調査依頼の連絡が入る。由香里によると、今年に入り脅迫状が届いており、その送り主の正体を暴いてほしいという。早速、左京は大阪へ向かい、瑛美と由香里に会うため、瑛美の仕事現場であるテレビ局へ。瑛美は、大勢の観客の前で爆笑トークを繰り広げていた。トークの内容は、最近行った人気のないジムについて。

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瑛美京子は、十代から漫才師として大阪で活躍し、その後五十年間、大阪を拠点に活躍する大物タレントだ。メディアでは「西の女帝」と呼ばれ、漫才で鍛えた軽妙で毒のある話術が人気だ。左京の妻も大ファンのひとりだ。

そんな瑛美に「今すぐ引退しないと、危害を加える」という脅迫状が立て続けに自宅に届いている。8通の脅迫状の文面から同一人物が送ってきたことは明らかだった。そして、切手が貼られていないことから、犯人が自宅ポストに投函したと思われる。

瑛美は犯人に心当たりがありすぎて困ると、笑う。確かに、瑛美の舌鋒鋭い話はこれまで訴えられたこともあり、彼女を恨んでいる人間は多そうだ。「ひとを楽しませるには、毒が必要なんですよ、左京さん。笑いと不幸は背中合わせなんです」と瑛美は語る。

脅迫状が投函された自宅のポストに設置した防犯カメラ映像を確認すると、郵便局員(円広志)と瑛美以外にポストに近づいた人間はいなかった。そこで左京は、郵便局員を訪ねたが、彼の言動によって容疑者から除外。脅迫状が狂言であると、左京は確信する…。

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左京は由香里を呼び出し、瑛美の狂言である可能性が高いと伝える。由香里は瑛美に事の真相を確かめると、瑛美は自身の実力に自信がなくなり、早期引退を決意したが実現できなかったため、狂言脅迫を実施したと告白。一種の悪戯だった。瑛美は、由香里と左京に詫びた。しかし、その夜、瑛美はウォーキング中に何者かに襲撃されてしまう…。

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左京と共に晩ごはんを食べていた由香里に、瑛美から襲撃されたとの連絡が入る。大事になるのを防ぐため、警察に通報しないという瑛美をふたりは説得。現場にやってきたのは、世田谷警部の警察学校時代の後輩・天王寺警部補(山内圭哉)だった。彼は世田谷警部から左京の噂を聞いており、左京に捜査協力を依頼。ここから左京と由香里と天王寺警部補の捜査が始まる。

まずは、瑛美への事情聴取を開始。瑛美によると、ウォーキングは久々に行ったという。つまり日課でもなく、きまぐれで行った。しかし、犯人はナイフを用意している。たまたま行ったウォーキング中にも関わらず、凶器を準備していたことから、犯人は瑛美を監視していたと左京は推理。瑛美がウォーキングのことを話したタイミングをヒアリングする。

その結果、ウォーキングについては局の楽屋でしか話をしていないと判明。その場にいたのは、左京と由香里のみだった。左京は、楽屋に盗聴器が仕掛けられていた可能性があるため、ある罠を仕掛けることにする…。

関西の人気タレントを襲った人物は誰なのか?
左京の罠に犯人は引っ掛かるのか?
大阪の地で、左京の推理が冴える!

■ゲスト
・瑛美京子…上沼恵美子
・三田園由香里…中村ゆり(★)
・郵便局員…円広志
・甲村…小松利昌
・天王寺警部補…山内圭哉(★)

ゲストスター:上沼恵美子
ゲストスター:中村ゆり
ゲストスター:山内圭哉


■妄想放送日
2024年2月17日(土)23時〜
※通算第38話

■事件の顛末
▼左京が仕掛けた罠
→瑛美の楽屋で、瑛美に今日の予定(人気のないジムに行く)を話させ、犯人に盗聴させた。
→ジムには瑛美に扮した天王寺警部補を行かせ、犯人に襲わせる。
▼瑛美の楽屋を盗聴して、脅迫状のことを知った甲村が、犯行を決意。
→瑛美の発言がきっかけで、自分が左遷されたと思い込み、恨んでいた。その復讐が動機だった。
→週刊誌のスパイとしてネタを仕入れるため、瑛美の楽屋を盗聴。

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