政治講座ⅴ1684「混沌とするロシア社会」
ロシアにより第三次世界大戦へと引きずられそうな情勢である。しかもロシアは核兵器で恫喝する始末である。破壊へと突き進む自滅への道。かつで歩んだ道。人間はあまりにも好戦的である。人類の滅亡は人類間の殺し合いに起因する。そこに愛はないのか。今回はそのような兆候の報道記事を紹介する。
皇紀2684年3月12日
さいたま市桜区
政治研究者 田村 司
在ロシア米大使館、「過激派」による襲撃計画を警告
Guy Faulconbridge によるストーリー
Guy Faulconbridge
[モスクワ 8日 ロイター] - 在ロシアの米国大使館は「過激派」組織がモスクワで襲撃を計画していると警告した。
詳細は明らかにしていないが、ウェブサイトで「コンサートなど大規模な集まりを標的とした過激派の襲撃が迫っているとの報告を受けている。米国民に今後48時間、大規模な集まりを避けるよう求める」と呼びかけた。
この数時間前には、ロシアの連邦保安局(FSB)が過激派組織「イスラム国」(IS)下部組織によるモスクワのユダヤ教会の襲撃を未然に防いだことを明らかにしている。
両者の発表に関連があるかは不明。
英国、カナダ、韓国、ラトビアを含む米同盟国は米国の警告を繰り返し、ロシアに渡航しないよう自国民に呼びかけた。
ロシア軍が核使う確率「50%以上」、22年10月頃にCIA報告…米報道
読売新聞
米紙ニューヨーク・タイムズは9日、バイデン政権が2022年10月頃、ロシアによる戦場での核使用が現実味を帯びてきたと懸念していたと報じた。米露高官が直接協議し、米高官はロシア側に自制するよう強く警告したという。
米国が傍受した通信によると、露軍最高幹部が核兵器を戦場で使う計画を協議するなど核への言及が頻繁にあった。露軍は当時、ウクライナ侵略で占領した東部ハルキウ州を奪還されるなど劣勢だった。
米中央情報局(CIA)はバイデン大統領に、ロシアが一方的に併合したクリミアの奪還をウクライナ軍が試みた場合、露軍が核を使う確率は50%以上に上ると報告した。核兵器が使われれば、担当した露軍部隊を米軍が通常兵器で攻撃することが米政権内で検討された。
22年11月にはウィリアム・バーンズCIA長官が露情報機関「対外情報局」のセルゲイ・ナルイシキン長官と接触し、核使用には代償が伴うと直接警告した。ナルイシキン氏は「プーチン露大統領は核を使うつもりはない」と答えたという。
報道によると、米国は22年11月に訪中したドイツのショルツ首相を通じ、中国の習近平(シージンピン)国家主席にもロシアによる核使用の危険性を伝えた。ショルツ氏との会談後、習氏は「核兵器の使用や脅しに対し、国際社会は共に反対すべきだ」と述べていた。
参考文献・参考資料
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