投資講座v1「自分に投資。忍耐力、自制心、リスク回避」
表題の発言は有名な投資家ウォーレン・バフェットが語ったことである。今回はその報道記事を解説無しで紹介する。
皇紀2684年4月27日
さいたま市桜区
政治研究者 田村 司
ウォーレン・バフェットが語る!他人と差がつく、たった1つの習得スキル
ライフハッカー編集部 によるストーリー
ウォーレン・バフェットのファンの人たちや信奉者たちは、バフェットの成功の秘訣が賢い投資判断にあるということを学んできました。しかし、投資とは、厳密にはお金に関する選択ではないかもしれません。
バフェットはかつて、次のように助言しています。
では、「自分への投資」の出発点としては何が良いのでしょうか。
知識の習得を怠らないバフェットにとっては、シンプルな戦略で自身が忠実に守っていることがあります。「毎日、少し賢くなって寝る」ことです。
「オマハの賢人」バフェットは、この考えを生涯にわたって実践し、圧倒的な競争優位を獲得してきました。だからこそ、バフェットは1日の仕事の80%を読書と考えることに費やしているのです。
コミュニケーションは自分の価値を高める
自己投資の選択肢を絞るためには、バフェットは過去に、コミュニケーション能力の向上に投資することで「自分の価値を50%向上させることができる」と述べています。
LinkedInに投稿された動画で、バフェットはさらにコミュニケーションの重要性をこう強調しました。
それをバフェットは身を持って知っているのでしょう。億万長者であるバフェットは、かつて「人前で話すのが怖くて」吐くほどだったと公言したことがあります。
しかし、デール・カーネギーでパブリックスピーキングのコースを受講したことで人生が変わったと語っています。
リーダーや経営者は、成功するためにはコミュニケーション能力を身につける必要がある、と幾度となく言われます。ビジネスや自分自身を成長させるためには、絶対に見過ごせないことなのです。
『American Journal of Small Business』に掲載されたある研究では、中小企業の経営者が、起業を成功させるために重要な要素は何だと考えているかを調べることにしました。
その結果、上位に挙げられたのが「オーラル・コミュニケーション」と「リスニング」でした。ちなみに後者は、デジタルが主要な手段となっているリモートによるコミュニケーションに著しく欠けている分野です。
文章でのコミュニケーション能力
最後に、文章を書く能力も重要であり無視できません。『Entrepreneur』のある記事は、National Commission on Writingによる研究に触れており、以下のことがわかりました。
同組織のBob Kerrey委員長は、次のように語りました。
ウォーレン・バフェットが生涯をかけて自己投資とコミュニケーション能力の向上を追求してきたことは、世界中のリーダーや起業家にとって手本となるはずです。それこそが、バフェットの(そしてあなたの)成功の秘訣なのかもしれません。
――2022年11月29日の記事を再編集のうえ、再掲しています。
翻訳: 白井樹(OCiETe)/Source: LinkedIn,YouTube, SAGE journals, Entrepreneur
Originally published by Inc. [原文]
バフェットが明かす、成功する「バリュー投資家」に欠かせない3つの特性——忍耐力、自制心、リスク回避
Libby Kane,Lauren Lyons Cole によるストーリー
ウォーレン・バフェットは、バリュー投資として知られる手法で、歴史上最も成功した投資家の1人だ。
端的に言うとバリュー投資は、ビットコインなどの投機的投資の対極にある。
バリュー投資家として成功するうえで必要な3つの重要な気質は、忍耐力、自制心、リスク回避だ。
投資の神様ウォーレン・バフェットは、お買い得が大好きだ。
事実、彼のお買い得指向は、電話から投資ポートフォリオに至るまで生活のあらゆる分野に及ぶ。それは、あちこちで単に数ドル節約できる以上の効果をもたらし、巨額の富を築く一助となった。
頑なに古い折り畳み式携帯電話を使い続け、いまなおネブラスカ州オマハの質素な家に住むこの節約家として著名な億万長者は、優れた投資案件を見つけ、ゆっくりと富を築いた。その手法はバリュー投資として知られている。
バリュー投資とは、手っ取り早くお金を稼ぐ投機的投資(ビットコインなど)の対極にある投資手法だ。
バリュー投資家には、どの銘柄に投資するかを決める際に日々のニュースから目を背け、企業のファンダメンタルズ(基礎的条件)に注力することが求められる。バリュー投資家は、ある株式が本源的価値を下回って取引されているときに購入し、その間に価格が変動しようとも、株価がその本源的価値に追いつくまでその銘柄を持ち続ける。
そう聞くと簡単に思えるだろう。だが、バリュー投資の成功には、一定の気質が必要かもしれない。 「誰もがバリュー投資家になれると思えるかもしれないが、バリュー投資家に欠かせない気質——忍耐力、自制心、リスク回避——は、遺伝子で決まっているのかもしれない」と、ヘッジファンド投資家で億万長者のセス・クラーマンは、ベンジャミン・グレアムとグレアムL.ドッド著の『証券分析』第6版の序文に記している。ウォーレン・バフェットも、いまの伝説的投資家になるうえで必要な基礎をもたらした書籍の1冊にこの本を挙げている。
忍耐力、自制心、リスク回避という3つの気質は、ウォーレン・バフェットが自分の成功の理由を説明する際にしばしば口にする。
忍耐力:「バリュー投資家は、明日金持ちになることに関心はない」と、ウォーレン・バフェットはMBAの学生を前に語った。「手っ取り早くお金持ちになりたい人は、結局まったく資産を形成できないだろう。ゆっくりと富を築くのは悪いことではない。私たちはいつも同じベッドに寝て、同じものを食べていることを思い出そう」
自制心:「株式は上がりもすれば下がりもするし、自分に有利な勝ち目のゲームなどない。だが、この(株式という)ゲームに勝つためには——そしてほとんどの人は勝てないのだが——自分自身の考えを構築し正しい気質を持つという自制心が必要だ。これはIQよりも大事だ」とバフェットは述べている。
リスク回避:2018年に投資家に宛てた手紙には「投資とは、後でより多くの消費を楽しむために、いまの消費を先延ばしする行為である。リスクとは、その目的が達成されない確率のことだ」と書かれている。だが、バフェットにとってリスク回避は、債券のような安全に見える投資商品に傾斜することではない。長期投資家に対するアドバイスはその反対で、株式の分散ポートフォリオの保有を推奨している。
クラーマンによると、「(投資家が)初めてバリュー投資を知ったとき、そのアイデアに共鳴するかしないかのいずれかだ。また、自制心と忍耐力を維持できるかできないかのいずれかだ」
それでも、バフェットを目指すどの投資家も、バリュー投資成功の鍵となる特性に磨きをかけるためにできることが一つある。それは、たくさん読むことだ。 ウォーレン・バフェットはキャリアをスタートした頃、毎日600とか750、時には1000ページも(資料や書籍を)読んでいた。何十年も経って億万長者になったいまも、1日の約8割は読むことに費やしている。
※本記事は取材対象者の知識と経験に基づいて投資の選定ポイントをまとめたものですが、事例として取り上げたいかなる金融商品の売買をも勧めるものではありません。本記事に記載した情報や意見によって読者に発生した損害や損失については、筆者、発行媒体は一切責任を負いません。投資における最終決定はご自身の判断で行ってください。
参考文献・参考資料
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