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きっかけは、たぶんドレミファシソラ

長年辛かった手の痒みから解放されたとしても、引き続きケアすることを怠ってはいけない。

一人暮らしをしている最中でシャワーヘッドを「浄水」に特化したものに取り替えて以来、自ら抱えていた肌荒れはいくらか解消されてきてはいた。

だがしかし、ふとしたことで再び手肌の状態ががすこぶる悪くなってしまった時期があったのである。

その当時の私は電車に乗って通勤する際に、乗換していた駅ビルの一角にある皮膚科に数年ほどお世話になっていた。

1回か2回ほど診てもらってからしばらく手肌の具合は良くなってはいたものの、忘れた頃に赤切れや湿疹などが目立ち始めてしまったのである。

手の荒れ具合がかなり酷い状態のまま、再度診察してもらった先生からは「これじゃ他の所で診てもらう方がいいかもしれないですね…」と。案の定、お手上げなるムードが漂っていた。

それから新しい住居に引っ越ししたタイミングで、近くにある別の皮膚科で診てもらうこととした。前の所と比べると、そこの先生はいくらか熱心に診てもらったりアドバイスを頂いたりしていた。

その中で、水には長時間触れないようにすること。特に食器を洗う際は素手じゃなく手袋をなるべく付けた方がいいとも言われていた。

先生の言う通りそれを付けて食器を洗おうとするも、どうしても手全体に痒みが生じてしまい、毎回装着しながら洗うゆとりを保つことができなかったのである。

その皮膚科には一年近く通い続けていたがやはり改善は見受けられず、しまいには市販で定番とされているオロナインやニベアクリーム、アトリックスにQ10などといったハンドクリームをドラッグストアで手に取って試してみた。けれどそれらを塗り続けても、一向に良くはならない。

手荒れは年中無休の勢いでますます酷さを増していく一方で、もはや万策は尽きたと諦めながらAmazonでさらに探していたところ、下の商品が画面に舞い込んできたのである。

オレンジ色の塗り薬でお馴染みのユースキン自体は何度か手に取っていたが、市販のものと同様に、いくら塗り続けても治ることはほとんどなかった。

今まで見たことのない緑の容器と「シソラ」という冠が付いた商品画面が目の前に飛び込んできたものの、当初はその抵抗が若干あったせいかなかなか手を出せずにいた。

その後、某配信者が愛用しているのをたまたま見かけ、そのアーカイブでかなり太鼓判を押していたことからようやく購入に踏み切ることができた。

振り返ればこれまで散々赤切れや湿疹が目立ってばかりで、こんな手じゃ人前では絶対に見せられないと悩みを抱えていたものだ。

だがそれを毎日こまめに塗り続けていた結果、まるで「なんということでしょう」という某リフォーム番組の謳い文句が似合うほどに見事なまでに完治していた。

今になって考えたら、なぜ早く手を出さなかったのかと責めずはいられないが、ひとまずは過去の自分に言い聞かせてあげたい。

皮膚科に通い続けなくちゃいけないほどに辛い時期もあるが、数年経ってそのアイテムと出会って使い続ければ、元通りになるどころか今まで最もキレイな手肌になっているから。

これからまた寒さが増していき、空気もさらに乾いてきている。体調管理ももちろんだが、肌の手入れについても入念に心がけておく必要がありそうだ。

最後までお読みいただきありがとうございました。 またお会いできる日を楽しみにしています!