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やがてカーテンを自分好みに飾っていく

思えば、カーテンを新しいものに替えるまで、随分と長くかかってしまったものであった。


「いつかは替えないといけないなぁ」と思いつつも、なかなか替えるタイミングが見つからないまま、およそ半年ほどかかってこの日に至ってしまった。

昨年に私は、自宅で使っているカーテンのうち、レース側だけを替えておいてある。ただ、今にして考えてみたら、ドレープカーテンも一緒に新調しておくべきだったと、そう思わざるを得ないという「たられば」状態に陥っている。



因みに私の自宅には、カーテンの開け閉めを自動でおこなえるスマート家電の一つを設置している。

これを使えば、日の出や日の入りの時間帯に合わせてカーテンを自動で開閉してくれる他、スマホアプリやハブを組み合わせることで、離れた場所からでも開け閉めの操作ができる。



先の記事にて、レースカーテンだけを先に新調し、丈の高さが合わないことでうまく隠すことができなかった問題は、その時点で解決できていた。

しかしここ直近で、境目から光が若干漏れたりするなどして、再び自動での開け閉めがうまくいかない状態に陥っていたのである。

その閉まり方からにして、もはやレース側の問題ではなく、ドレープ側に難ありの状態であると確信がついた。さすがに相当な年数を経ていることから、だいぶくたびれてきている印象であった。

加えて年を重ねていくごとに、色や表面の模様が少々気に入らなくなってきたのだ。その柄はシンプルな無地のものではなく、至る箇所に星が散りばめられたようなデザインのものだ。

私が使い始めた当初はさほど気にしていなかったが、インテリアデザインなるものに興味や関心を持つようになると、これでは部屋のイメージに合わないのではないかと、年々思ってきたのである。


元々は新調する前のレースカーテンも含め、私の弟が一人暮らしでわずかな期間にて使用していたお古だ。その時期も合わせると、延べ10年も経っている。

タダで譲り受けたものだから、十分に元以上は取れただろう…と思うよりも、振り返れば本当に何事もなく、よくぞここまで持ってくれたと褒め称えたい。

とはいえこの1、2ヶ月の間で、以前に替える機会を損ねてしまったドレープカーテンを新調しておかないとまずいと、密かに思っていたのだ。


それに後2、3ヶ月経てば、蒸し暑いあの季節が巡ってくることは間違いない。このままでは、窓から差し込んでくる光を遮るのみならず、下手すると思わず痛いと感じてしまうよう熱ですら、まともに防ぎやしない。

だからこそ次に購入するものは、既存のものよりも遮熱や遮光性などに優れたものにしたいと念頭に置いていた。多少値が張るものであっても、快適に過ごすためにはどうしても妥協してはならない。


…なんてことを豪語している余裕があるならさっさと替えてしまいなさいよ、と云われてしまったらそれまでだ。

ゆえに、しっかりと寸法を明確にしていれば、どこの家でもほとんど使えるわけだから、こんなところで躊躇っている場合ではないぞ、とも浴びせられたらいよいよ返す言葉もない。

だが、自分なりにタイミングを見計らいながらも、これですべてのカーテンを新調することができた。

だいぶ時間はかかってしまったが、自分好みの部屋として飾っていく上での一歩を、ようやく踏み出せる。

最後までお読みいただきありがとうございました。 またお会いできる日を楽しみにしています!