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最後まで油断してはいけない

久々に喉を痛めてしまった…。

昨日、仕事納めだったその日は大掃除を行う予定はなかった。前日までに片付けたり掃除する箇所は粗方終わっていたのである。

荷物を出荷するための作業もなければ、事務作業を行う予定もほとんどない。後は身の回りの整理整頓をして定時になるのを待つ…はずであった。

お昼を済ませ、時間もあと半日と迫ってきている中、今年も一年あっという間に過ぎてしまったなと思い更けながら、私は事務所に戻ろうとしていた。

その時、何やら物を動かしているような騒がしい音を耳にした。何事かと思いすぐに事務所に戻ってみると、

…いきなり中を模様替えし始めていたのである。

事前に、机や棚にプリンタなどの配置や全体のレイアウトをどうするとかの準備に関する情報を一切聞いていない。にも関わらず、上長を中心に作業をやり出していたのである。

おまけにほぼ全員マスクを着用していない。このままではホコリやチリなどを吸い込んでは、咳が止まらなくなってしまうのではと危惧する以前に、何もかも見事な見切り発車にただただ呆然と立ち尽くすしかなかった。

 

思えば私が前の会社にいた頃。一時だけ仕事納めの日に慰労会を終えた後に、当時別の支店から異動してきたばかりである営業部の部長が、会社の中にある倉庫内の配置換えを突然行い始めた出来事があった。

和やかに包まれていたムードをぶち壊しては次々とお縄につけると言わんばかりに、部下を中心にあれやこれやと配置換えや陳列の移動などの指示をしてきたのである。

今考えたら、誰もが定時になって帰ろうとしている雰囲気の中で、その部長はいったい何をどう思い立ったのだろうか。

そこからほぼ全員総出で取り掛かった挙句、日付が切り替わる時間帯まで作業をし続けることを余儀無くされたという、このタイミングで突如作業をおこなうにも甚だしいと憤りを感じた記憶がある。

もしかしたら今から行う作業も、下手したら深夜までかかるのではないかと若干のデジャヴを感じていた。

やるのは構わないがせめて下準備ぐらいしておきなさいよと思いつつ、結局私も中に入って手伝わされる羽目となってしまったのであった。

ただ事務所の模様替えは、定時に差し掛かる前になんとか終わることができた。その代わり私も物を運んでいる最中に、皆んなと同じノーマスクのままおこなっていたせいか、帰る道中は咳がとにかく止まらなかった。

 

そして翌日…もとい今日の朝に目を覚ますと、口より奥のところが非常にイガイガしている。見事に喉を痛めてしまった。

幸い熱はなかったものの、一日経った今も違和感はやはり治らず、未だふとしたことで咳が止まらない状態である。

あの時に予め個々でマスクを準備しなかった落ち度があったとはいえ、まさかこんな形で久々に喉を痛めてしまうとは、最後まで何もかも油断してはならないと改めて痛感したのであった。

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