見出し画像

建築家の働き方とキャリアプラン

もうすぐ春が来る。子供たちは春休み入り、新年度に向けて新しい文房具を準備したり、次は○○ちゃんと同じくクラスがいいなー。とかどことなくワクワクした空気が家の中を覆っている。家の窓からは、色々な花や植物が芽吹いてきているのが見える。雑草の勢いがやばい。

僕は浜松にいる時は在宅ワークをベースにしている。そのせいか、つい家の中の雰囲気に流され、子供達が長期休みの間は、自分も休み気分になってしまい、どうも仕事に身が入らない。いっそのこと僕も長期休みを取ろうかと毎回考えてしまう。

冗談かと思うかもしれないが、実は心の中では真剣にそういう働き方を実現できないかと画策している自分もいる。人生全体で見た時に、子供と過ごせる時期なんて一瞬で過ぎ去ってしまうのだろう。だからこそ、建築家として、どんな働き方・キャリアプランがいいのだろうか?

今の僕はこんなことを考えている。

20代~30代半ばは、ガムシャラに働きスキルを磨く。(完了済み。割と頑張ったと思う。)

30代半ば~50歳は、少し仕事を抑えめにして、子供や家族との時間を大切にする。仕事はソコソコに。だけど着実に実績を作る。

子供が思春期を迎え、家族(子供)から相手にされなくなる50歳以降に、もう一度仕事に励み、「暇なんで仕事に没頭しています。」的な感じで、仕事=趣味のような境地を目指す。

1番働き盛りな30-50代を家族のために使うなんて、勿体無いと思うかもしれない。そんなに焦る必要はない。建築家のピークは50代以降だ。建築家という職業は息が長い。死ぬまで現役でいられる。(だからこそ上が詰まって、なかなか若手にチャンスが回ってこない弊害もあるのだが、、諸先輩方、早く引退してください。)

僕が知る限り、家族との時間を大切にしながら、建築家としてもきちんと成果を残している人はあまり知らない。建築家として成功するにはなにかを犠牲にしないと行けないのだと思う。そのくらい厳しい世界だ。

建築の世界に没頭できる、モチベーションマッチョ達(別名:熱量モンスター)は、声が大きく、影響力も高いから、すごく気になる存在だ。

しかし、僕みたいに、声も影響力も小さいけど、ほのぼのとプライベートや家族との時間を大切にして、豊かな暮らしを実現しながら、仕事でも”そこそこ”の成果を目指すライフスタイルだってありなはずだ。むしろこっちの方が、現代的だし、社会全体のニーズは高い気がする。

そして、そういう暮らし方/働き方をする仲間がもっと増えて欲しいと切に願う。きっとその方が社会は良くなる。(なかなか同じような想いの建築家が周りに少なく寂しいだけかもしれない。友達が欲しい。笑)


いつか、
「僕の仕事は、良い建築を作ることではなく、豊かな暮らしを作ることが仕事です。」的なことを言える様になりたい。

もうすぐ40歳。ソコソコ期である。


今後もnoteを月に2~3回のペースで(最近サボり気味です。すみません。。)、書き続けていますので、良ければハートマークをクリックして「スキ」を、そして「フォロー」もお願いします!すっごく励みになります!!

また、住宅/オフィス/店舗等の空間設計・デザインのご相談や、アウトドアブランドや、その他お仕事・取材についてのお問い合わせは、各SNSのDMからお気軽にお送りください🙇‍♂️

++

暮らしやデザインのこと💁🏻‍♂️
岡田宰 の Instagram / Twitter

建築・インテリアデザインのこと🏠
2id Architects の instagram

環境配慮型アウトドアブランド⛺️
we know enough< の Instagram
自然を想うサスティナブルな焚火台。発売中👇https://www.weknowenough.com/

キャンプ・BBQ向け無添加生ソーセージ🌭
おかだソーセージ の instagram

この記事が参加している募集

仕事について話そう

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?