上野東照宮ぼたん苑と Kodak Ektar100
おはようございます、tsukihiです。
noteではいつもみなさんのフィルム写真を見ることが大きな楽しみになっています。
実は自分でもフィルム写真を撮ることがあるのですが…
数年前から急加速したフィルム価格の高騰に色々と考えるようになりました。
自分はいつまでフィルムで写真を撮り続けることができるのだろうと、新しいフィルムを購入するたびにちょっと切ない気持ちになります。
特にKodakのフィルムは手に入りにくいことが多いですね。
そんなわけで、自分が撮った写真も時折、noteに記録しておきたいと思います。
2月の上野東照宮ぼたん苑です。
曇りがちで、少し残念なお天気。
でも穏やかな春の空気がひと足先に入り込んだ庭園内には、もう梅の香りが漂っていました。
大輪の冬ぼたんたちが、霜除けの「わらぼっち」の中からそっと顔を出して出迎えてくれました。
一株ずつ大切に大切に育てられたぼたんたち。なんだか箱入り娘みたい。
鮮やかな赤や紫の華やかな花に混ざって、淡いピンク色の子達も。
私はスナップを撮るとき、緑のロッコールと呼ばれるMINOLTAレンズと Ektar100の組み合わせが好きです。
四隅までごはんとおかずがみっしりと詰まった松花堂弁当のような濃密な写りは、あまり当世風とは言えないかもしれません。
でも見ていて不思議と胃もたれはしません。
几帳面に細かいところもよく映してくれますが、ほどよくうつらないところもあります。その取捨選択具合が、私にとってはちょうど良いです。
MINOLTAのSR505という機種はファインダーでピント合わせがしやすく、露出計もついています。
デジタル一眼やミラーレスしか使ったことのない人にも使いやすい、おすすめのフィルムカメラです。
パチリと撮って、現像から戻ってきたあとに大した加工はしなくても、デジタルで撮った写真に比べてやわらかな光の雰囲気が出せます。
そう、だってフィルム写真ですから。
大人になってからデジタルの世界を知った世代の私にとって、脳の底に蓄積された記憶色は、やはりフィルムの色。
日常で目にした喜びとか、その時かいだ香りとか、空気の肌触りとか。
そういうものを視覚データと一緒に残したいと思った時、私はこれからもフィルムカメラを手に取りたいです。
他にもたくさん写真を撮っています。覗いてみてくれたら、うれしいです。
instagram(@tsukihidays)
それでは、また。
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