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フラット型の通貨は根付く?

通貨、会社、システム、世の中にあるものを見ると大抵はツリー型になっている。世の中の基本はツリー型と言ってもいいくらいだ。なぜツリー型なのか?おそらくツリー型の仕組みが最も効率的だと考えられていて、そのように作るのが模範的かつ常識的だからだろう。

(1)通貨
日本銀行をトップとして、その下に銀行がぶら下がっている。さらにその下に預金者がぶら下がる。あまり詳しくはないが客観的にみればツリー型で構成されているように見える。

(2)会社
社長をトップとして、その下に役員、役職者がぶら下がっている。さらにその下に平社員がぶら下がる。トップダウン、ボトムアップと意思決定の方法は多々あるけど、組織は基本的にツリー型で構成するのが一般的と言える。

(3)システム
ハイスペックなサーバーをトップとして、各PCがぶら下がっている。負荷の高い計算はサーバーで行なって、その結果を各PCが処理する。やはりサーバーを中心としたツリー型で構成される。

ここで気になるのがブロックチェーンという存在だ。ブロックチェーンによって作られたビットコインには「中央集権(ツリー型)ではなくフラットだから自由だ」という売り文句が付いていた。ビットコイン(またはビットコインの代替通貨)が世の中に普及するとなると、上記の3つのうち(1)がツリー型からフラット型に変わる。

WINNYみたいなP2Pは昔からあったかもしれないが、通貨として使えるレベルでブロックチェーンが実装されるとなると企業内で使う基幹システムの構成方法も変わる。ハイスペックなサーバーを中心としたツリー型の構成から、サーバーを必要としないフラット型の構成に変わるということだ。実際に仮想通貨のICOでは、そのような仕組みでビジネスをするといった会社もあった。そうなれば(3)もフラット型になる。

(1)と(3)がフラット型に変わっていくということは、ツリー型とフラット型を比較するとフラット型の方が効率的という結果になる。フラット型が効率的であるとすると残された(2)もフラット型で作られるようになり、いずれ世の中の全てはフラットな仕組みで作られるのが当たり前という日が来るのだろう。

フラット型の通貨が世の中に根付くのか?やはり中央集権的な通貨しか受け入れられないのか?これからビットコインがどうなっていくのかわからないけど、もしフラット型の通貨が中央集権的な通貨に取って代わるのなら、連動するようにツリー型で構成されていた全てのものがフラット型に変わっていく気がする。

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読んで頂きありがとうございます!18/09/11からnoteを書き始めました。ブログを書くのは初めてなので読みづらい点あるかと思いますがよろしくお願いします。