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読書|世界でいちばん透き通った物語

読書は登場人物たちの感情にどこまで入り込めるかが醍醐味だと思ってる。
しかし、今回は趣向が異なる書籍を選んだご様子。

行きつけの本屋さんが閉店しておりました😭
泣く泣く、てくてく、街の中までどーん。
アレコレ手に取り、あぁでもない、こぉでもないと手にした本は

世界でいちばん透き通った物語

フワフワした感じの恋愛小説っぽい装丁。
らしくない感じの本、ライトノベル?な感じな本を手にした。
表紙の右上には小さく「Limited Cover spring」 と書いてある。
限定版なのか…?
この ”肩書き” に触発されてゲットしました。

オリジナルと異なるカバー spring edition

ネタバレではないけれど、
個人的な感想を書くと私好みの本ではなかった。
しかし、読了したからこそわかるこの本の凄み。
その何%を私は知ることができただろう…

# ここからネタバレです。
# ちなみにネタバレまで行かないまでの感想を書いてます。
# そしてあなたもレツゴー✨



読書メーターの人たちの感想を読むとフムフムと頷いたり、共感したり、ナルホドそういう視点もあったのか!と異彩を放つ本書。
何が変わってるかは読み終えないと解らないのだけれど、これは計算された物語、そしてアイデアから刊行に至るまで、おそらく登場人物は実際にいる人たちのドキュメンタリーにも似た内容なのではないかと感じた。

読書メーターと重複するのだけど確認したいことがあった。

①文庫本のみ刊行?
 →調べた感じだと単行本はないと思われる。なるほどな。

②カバーは何種類あるのか?
 → “Spring” があるということは続きがありそう。

③カバーによって「     」の見せ方は違うのか?
 →そうであって欲しいし、そうでなくても構わない。

④透き通らせるまでの経緯は秀逸で濃厚
 →一点集中、全集中で迎える最後に「はっ!」となるはず。

⑤読みやすかったのは意図して推敲されたものか?
 →おそらくそう。ほぼ100%間違いない

⑥他にも隠されたヒミツがあるのでは?
 →私の知る限り、章の始まりは統一されている。
  読者メーターで知ったことは、各章1ページ丸々使って終わること。

本としてのギミック盛りだくさんな本書。
あらゆる手法を想像して創造して仕掛けらたテクニック。
苦労して執筆した感じがそのまま本書に現れてるように思う。
お疲れ様です。楽しませていただきました😊


感覚的に「葉桜の季節に君を想うということ/歌野 晶午 著」に近いものを感じた



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