マガジンのカバー画像

旅先にてひとり

64
旅先での出来事や旅先で考えたことを書いた、エッセイのような旅行記のようなもの。ひとりで山を歩いたりひとりで温泉宿に泊まる旅が好き。おいしいものとお酒とコーヒーが好き。観光はしない。
運営しているクリエイター

記事一覧

湯も食事も日本酒の品揃えも良い、高コスパ宿を見つけて松本へ

極上の温泉宿を目指して登山者お馴染みの街へ向かった、2024年3月のひとり温泉旅 2日目こちらの旅の続きです↓ 白馬駅から大糸線に乗り、信濃大町駅で乗り換えてお昼過ぎに松本駅に着く。 松本駅からバスに乗り、浅間温泉に向かう。 実は2月にも来たばかりなので約1ヶ月ぶりの浅間温泉だ。 先月5年ぶりぐらいに浅間温泉に来たというのに、1ヶ月後に再訪しているというのもなんだか不思議な感じもするけれど……。実は、先月来たときに寄ろうと思っていた店があったのだがチェックアウト日の夕方

雪の白馬で、なかなか予約の取れないあの宿へ

極上の温泉宿を目指して登山者お馴染みの街へ向かった2024年3月のひとり温泉旅 1日目先日「一人温泉旅でいい宿を予約するためのコツ」を書いた記事を公開した。 「コツ」の部分は無料公開しているので記事を参照いただきたいが、簡単に言えば「その温泉地のオフシーズンを狙う」というごく当たり前のことである。紅葉、桜、雪景色などが有名な温泉地、スキー場や海水浴場に近い温泉地は当然その季節に泊まりたい人が多いから、一人客の受け入れはやめてしまう宿もある。繁忙期を避けて計画したほうがいい宿

有料
600

2024年冬、蟹への苦手意識を克服する旅を計画した

「好き嫌いがなくてうらやましい」と言われることが多い私だが、実は、魚介系には苦手意識を持っている食材が3つあった。 (1)生牡蠣が食べられない (2)ウニがおいしいと思えない (3)蟹を食べるのが面倒くさい 以上の3つである。 実は3つのうち生牡蠣とウニについてはわりと最近になって克服している。 子供の頃から「美味しんぼ」という漫画の読者だったのだが、あの漫画では苦手な食材、苦手な料理がある人が登場すると常に 「本当においしい○○を食べていないから苦手なんだよ!」 という

有料
1,000

「日本酒と温泉と一人旅」が好きな人におすすめしたい宿 続編

「日本酒が好きな人におすすめの温泉宿 一人泊可能で日本酒にこだわりのある極上湯の宿を10軒厳選した」という記事をブログに公開した。 今回、最終的には10軒を厳選したのだが実は候補にしていた宿は22軒あった。 最初は20軒紹介しようかな?と思っていたのだけれど記事がめちゃくちゃ長くなってしまうし書くにも時間がかかってしまう。 それに20軒紹介するとなると「尋常じゃない日本酒へのこだわりを持つ宿」と「そこまでいかないけど日本酒好きなら楽しめる宿」が混在してしまうことになる。そ

有料
1,000

一人旅の温泉宿 意外と知られていない予約の極意

年度末で社業が慌ただしい時期と確定申告の時期が重なってしまい、提出締め切り当日の朝にようやく提出することができた。眠い。 そんな状況ではあるけれど、3月15日発売の雑誌にインタビュー記事が掲載されているのでご紹介する。 1ヶ月ほど前にお話をいただいて 「執筆じゃなくオンラインでインタビューを受けるだけなら!」 ということでお受けして1時間ほどお話した内容が記事になっている。 「ひとり旅の魅力」「おすすめの旅先ベスト 3」「ひとり旅を楽しむ ポイント・気をつけていること」

有料
1,000

目が覚めると外は雪、部屋風呂三昧の後はライブに向かうはずが……

山梨と長野と、雪と青空を行き来した2024年2月のひとり温泉旅 3日目こちらの旅↓の続きです。 前日のチェックイン時は青空だったのに明け方から雪が降り始め、朝にはうっすらと積もっていた。 大した雪ではないが、まあまあ寒い。 こう寒いと朝風呂に行くのも億劫になってしまうが、幸い昨日から泊まっている宿は全客室に温泉浴室がついているのだ。移動の手間なくいつでも湯に浸かれるのはやはりすばらしい。 最もコンパクトでお安く泊まれる部屋を予約していたので浴槽もそんなに広くはないが、常

有料
600

松本に向かい、浅間温泉の新進気鋭の宿へ

山梨と長野と、雪と青空を行き来した2024年2月のひとり温泉旅 2日目こちらの旅↓の続きです。 昨日から泊まっている宿には貸切露天風呂が2箇所あり、先着順の予約制で無料で1度利用できる。 チェックイン後に客室に案内してくれたスタッフが 「早めに予約したほうがいいですよ!」 と教えてくれたので、すぐに連絡して朝食前の時間帯で予約することができた。 先着順・予約制無料の貸切風呂がある宿はわりと多いけれど、客室数分の枠がなくて全員が入れない場合「1人客には貸切風呂の案内をしない

有料
600

甲府で絶品オムライスを食べたのち、秘湯の大型旅館へ

山梨と長野と、雪と青空を行き来した2024年2月のひとり温泉旅 1日目いわゆる「旅行記」的なものを月に1度ぐらいは残しておきたいなと思い、2月で特に印象に残っている旅をまとめておくことにした。 ちなみに、2024年1月の旅行記は以下の記事から始まり5記事に渡って続く、大分県内の温泉地を巡った旅なのでよろしければこちらもどうぞ。 2月後半の3連休は、山梨県と長野県という馴染みのあるエリアを旅した。 というのも連休最終日の午後に藤井フミヤ氏のコンサートが甲府であり、そのチケット

有料
600

山梨県の中央線沿線に、すごく泊まりたいけど1人では泊まれない宿が3軒ある

長く中央線沿線に住んでいるので、山梨県の温泉はずっと身近な存在だった。 特に甲府周辺には喜久乃湯温泉をはじめとした魅力的な温泉銭湯があり、風呂上がりに昼から一杯飲める飲食店もいろいろと揃っているので、登山や旅の帰りに甲府で途中下車し、最後の一風呂と〆の一杯を楽しむことも多い。 また、甲府から数駅の山梨市エリアには、ぬる湯のすばらしい温泉と食事処ではおいしい鰻を楽しめる日帰り温泉があったりもする。 このように、日帰りで立ち寄って温泉と酒食を楽しむには事欠かないのが、甲府を

有料
600

「安い温泉宿」を楽しむには才能がいる

先日、ブログにこういう記事を書いた。 2023年の旅のまとめと、2024年にやってみようと思っていることを最後のほうに綴っている。そこにも書いたのだが2024年の旅のテーマとして「安くていい宿」を積極的に探していきたいと考えているのだ。 以前この記事にも書いたが、ここ数年は宿泊料金がやや高めの、いわゆる「ハイクラスの宿」に泊まる機会を意識して増やしていた。 年齢的なものもあってか「ご褒美宿」的な宿の紹介を求められることが多くなったのだが、数年前まで私は高級宿に泊まった経験

有料
600

口コミ評価最高だけど、なんだか合わなかった宿の思い出

温泉宿の部屋で深夜に目が覚めたので、この記事を書いている。 滞在中の温泉地には、約1年ぶりに足を運んだ。 近隣にインバウンドに人気の温泉地があるので、温泉地に向かう座席予約制のバスは満席だったが、この地で降りたのは私だけ。1年前も、今回もそうだった。 インバウンドの熱狂に取り残された、静かで雰囲気のある温泉地。そこが気に入って1年ぶりに足を運んだのだ。 実は1年前は、今日泊まっているのとは別の宿に宿泊していた。 土曜日も1人で泊まれる小規模な温泉宿で、女性に人気があると評

有料
1,000

ワーケーションしつつ、長期滞在するのに理想的な温泉宿をやっと見つけた

著書にも書いているが、私にとって初めての温泉宿体験は子供のころに祖父が湯治にいっていた宿に遊びにいったことだった。 会社勤めをしていてはなかなか難しいがいつかは連泊湯治をしてみたいと、ずっと思い続けている。その「いつか」のために「どの宿なら連泊して楽しめるだろう?」と、いつも頭の隅で考えながら旅をしていた。 だけど、旅の宿泊地として1泊か2泊の時間を楽しむための温泉宿と、少なくとも数日以上滞在して快適に生活するための温泉宿では選ぶ観点がまったく違う。 わかりやすいところで言

有料
1,000

別府駅から鉄輪まで1時間ちょっとの道のりを歩いて、いつもの宿へ

4泊5日の旅も終盤。最終日は別府へ向かう。 別府駅から今日の宿がある鉄輪エリアまではバスで20~30分ほど。徒歩だと1時間少々かかる。 歩けない距離ではないが、バスがたくさん出ているのであえて歩いたことはこれまでなかった。 しかし、この日はとてもいい天気だったのである。加えて、2日間連続旅館のご飯を食べ続けた後で少し歩きたい気持ちもあったので、駅から宿まで歩いてみることにした。 これまで湯めぐりや食事のために歩くことが多かった「北浜」など別府駅よりも海寄りのエリアは、飲

有料
600

とっておきのお気に入り宿(ただし遠い)に1年ぶり2度目の宿泊

この日↓の続き。 4泊5日の旅の2泊目に泊まった宿は、今回初めて泊まる客室露天風呂付きの宿だった。 昨夜と同じ個室食事処で朝食をいただく。 生ハムのサラダが2つあるように見えるが、右のほうは鍋の具材だった。 塩ベースのあっさりとした出汁でいただく野菜たっぷりの鍋。寒い朝にぴったりで、体が温まる。 旅館の朝ご飯と言えば温泉卵が定番だが、こちらの宿は生卵だ。 何か特別な卵なのだろうか……?黄味の色がものすごく濃くて(醤油を入れた後の写真だけども)味も濃厚。卵かけご飯を

有料
600