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「そりゃ、この集中力を使い続けりゃ、何でも上達しますわな」の話

ここ数日、ギターの練習をしている。

去年のゴールデンウイーク辺りに買って、眠り続けていたあの子が

再び日の目を見る時が来ようとは……

今朝も…… 

朝四時から練習したからな。

朝四時だ。

勝手に目が覚めるんだ……

何とかならんもんか。

神様もう少しだけ。

(深田恭子さん……初々しいな)


もう少しだけ

眠りについていたい。

しばらくゴロゴロしてると

(あー……腰いってぇ……)

となり、起きるしかなくなる。


で、帰宅してからも練習してたのだけど。

息子が来てこう言うのだ。

「お母さん!前に、一緒に弾いてたあの曲……

『ワタリドリ』また一緒に弾こう!」


説明しよう!  

ここで言う、「一緒に弾く」とは

文字通り「一緒に弾く事」

を意味する。
 
私はイスの左側に座り

弦を抑え、音階を担当。

息子は右側に座り

ピックを持ち弦をかき鳴らす。

そして……

イントロのわずか何秒かの所を演奏するのだ。
  


息子が思うレベルに達するまで出来るようになると

「お母さん!次はハリー・ポッターの曲しよう!」

「イーヨー」
 
息子は……

出来るようになるまで、延々とやり続ける。  

「もう一回!」

「うぃー」

「もう一回!集中してやろう」
 
「ハイヨ〜」

(桜井さんなのかな?)


同じ事を延々繰り返していると……
 
私はあっという間に集中力が途切れる。

そして……

「お母さん、それもうひとつ左側」

「おーぅ……まじか」

息子は

「すげぇ楽しい!!」

と目を輝かせている。

(ホンマにすげぇや……)

と素直に思う。

ある程度出来るようになったので

「よし!かっちゃんに聞いてもらおう!」

と言うと

「じゃあ、あと2回!」

(うはぁ……)


そして……

かっちゃんの前で生演奏。

本番は上手くいかず、もう一回挑戦。

かっちゃんのの反応は

「はっ!かっちゃん!ハリー・ポッターの曲……そもそもあんまり認識してないな??」 
 
「うん……えへっ」
 
「お母さん、次は何する?かっちゃんも知ってる曲は……」

(母は少し自分の練習したいかな……)

とは流石に言えない。

「私、今からnote書くから……」

「そっか……」

あぁ……

しょんぼりしてる。

「続きは……また明日な」

「うん!」


 

まあ……せっかくだしな。

かっちゃんは息子とめちゃ遊んでいるけど、

私は息子と一緒に遊ぶことなんてあんまりないので……

たまにはこういうのも悪くない。


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