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noteでIRのススメ

こんにちは。ツクルバIR担当の重松です。

いつもツクルバIR通信として本noteを更新していますが、今回は私が幹事となっている「IR系アドベントカレンダー2022」のエントリーとして本記事を投稿します。ですので、以降、テンションや文体がいつもと少し異なりますがご海容いただけますと幸いです。

1.はじめに

ついに始まりました!IR系アドベントカレンダー2022!🙌

昨夜はIR Agentsさんが(勝手に) IR Advent Calendar 前夜祭 として、「IR活動に意味はあるのか」のエントリーをアップしてくれました!👏👏👏

"IR活動を行う意義"について真正面から書いてくれたこのエントリー。大変興味深く読ませて頂きました。

さて、本日私が書くのは「noteでIRのススメ」。
TwitterでIR発信を行う発行体が増えてきた昨今、"noteでIR"発信を行う発行体も増えてきています。

この"noteでIR"、ツクルバでは昨年9月から1年以上おこなってきているので、その経験や結果のデータを踏まえて書いていきたいと思います。

2.なんで"noteでIR"をするのか?

そもそも、IR発信を行う目的は、
①投資家層における認知の獲得
②発行体の業績・状況・施策に対する正しい理解の促進
③発行体と投資家との良い関係性の構築
にあると思っています。

拡散力があり、双方向のコミュニケーションが可能なTwitterは、①と③については力を発揮します。しかしながら、Twitterは長文投稿ができませんし、投稿がフローとして流れてしまうので、発行体が説明したいことを蓄積していって理解促進を狙うのには難があります。

そこでnoteの登場です。
noteであれば長文投稿が可能ですし、記事はストックされていくので投稿後も長期にわたって読んでもらうことが可能です。また、プラットフォームとして月間利用者数が6300万人以上(※2020年時点)いるので、note内での流入も期待できます。

noteでIRを行うと、決算説明資料等ですでに説明しているけれども上手く伝わっていないことや繰り返し伝えたいことについて、解説記事を書くことで説明の補足をしたり行間を埋めたりすることが可能になります。
これは、個人投資家の方や機関投資家の方の当社事業への理解度の向上に多少なりともつながっているように感じています。

なので、
Twitter情報拡散やフローとしてのコミュニケーションを行い、
noteでしっかりとした記事や情報をストックしていく
というのが、SNSを使ったIRでは効果的なのかなと思っています。

3.どうやって"noteでIR"をやっているのか?

では「noteを使ってどのような記事を書いているのか」ということですが、記事の類型は以下のような感じです。

①Monthly Report(会社の1か月のニュース等をまとめて発信)
②決算説明資料・会社説明資料解説
③決算発表告知
④よくある質問と回答
⑤会社関係者インタビュー

インタビュー記事は調整や構想・準備等が必要ですが、それ以外についてはすでに開示したものの転載だったり、普段の業務で行っていることのコンテンツ化になるので、それほど大きな手間ではないと個人的には思っています。

4."noteでIR"の効果は?

「で、実際に"noteでIR"の効果はどんなもんなのよ?」という声もあるかと思うので、参考までにPV数上位記事10個のPV数を赤裸々に載せちゃいます。

会社関係者インタビュー記事のPVが多く、また会社説明資料解説記事もいずれも安定して500くらいのPVがあり、「人」や会社への理解を深めていただく一助にはなっているのではと思います。実際に500人にリーチするのは大変なので、一回投稿するだけでオンライン上で多くの人に見てもらえるのはありがたいことです。

「でもPVだけじゃなくて株価とか出来高にどれだけ効果あるのよ?」
という声もあるかと思います。

そこで、個人投資家向け会社説明資料の解説記事アップを頑張っていた今年8月における出来高と株価のデータを以下に載せてみます。なお、noteは毎朝8時頃に公開や拡散をしています。

note公開日の株価(前日終値比):5増1減
note公開日以外の株価(前日終値比):7増9減

note公開日の株価前日比増減率:+3.49%(マザーズ指数は+0.68%)
note公開日以外の株価前日比増減率:+0.37%(マザーズ指数は-0.04%)

note公開日出来高はnote公開日以外の出来高の1.5倍(マザーズ出来高は0.89倍)

データが少ないですし、因果関係についての立証はできませんが、なんとなく少しは効果があったように見えませんか?見えますよね?(IR担当としては効果があったことにしておきたい)

5.おわりに

つらつら書いてきましたが、個人的にはnoteは操作性も良く、記事を発信していくのにとても良いなと思っています。

noteで積極的に記事を書いてきたおかげで日経新聞に取り上げて頂けましたし、大変ありがたい限りです。

今後も"noteでIR"の発信を続けていき、投資家の皆様とより良い関係性を構築していきたいと思いますので、ぜひこちらのnoteをフォローいただけますと幸いです!(このために会社のnoteで書きました(笑))

また、本日以降25日まで、IR界隈の色んな方から「IR系Advent Calendar2022」の記事が続々公開されていくので、#ir系AC のハッシュタグをつけて呟くなど、ぜひ一緒に盛り上がっていきましょう!

明日は積極的なTwitter IRを行っているマクビープラネット・バシマエさんです!!