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つながる、つながり

2021年11月、友人と本屋に行きぶらぶら本を何となく見ていたところ
表紙の感じ・タイトル、そして帯文が最果タヒさんと穂村弘さんというところに惹かれ、著者のことは知らなかったが「水中の哲学者たち」を手に取り、購入した
読むと心がほっとして、細かいことが気になるけれど、それは私だけではないのだと、教えてもらった
その1年と3か月後、その本に書かれていた情報からつながった方と仕事をした
著者の永井玲衣さんを通じて、つながるつながり

農業に興味があり、ラジオで紹介されていた農地の話しで気になっていたので借りてきた「その農地、私が買います」
読んだら農業の裏側も隠さず、書いてある著者の勢いの良さと、文の読みやすさに著者の高橋久美子さんに惹かれ次に借りた「旅を栖とす」
大好きな松尾芭蕉の言葉にもあり、ワクワクしながらページをめくる
奄美大島に滞在した文の中に「みき」なるものが出てくる
そういえば先日、鹿児島に旅した時たまたま私も購入して飲んでいた
「あの味、甘酒を発酵させた味だなぁ」と思っていたら、その本に「甘酒を発酵させて、さつまいもの甘さを加えた感じ」と書いていた
わー、未知なる(初めて飲んだので)飲み物の感想が同じって、何かつながるものを感じる

つながるためには、ちょっとしたコツが必要な気がしている
自分が興味のあるものに、少しでも手を触れたり、行動したり
それを外に発信したり、コツコツ何かをする
本に日本に来ていたベトナム人の技能実習生の結婚式に参列するために、母が初めてパスポートをとり、ベトナムに行った話が書いてあった。

まだまだ可能性は広がっていること、どこへだって行けるということ、新しい友達はできるということ。この旅は母の青春元年であると思った。扉は開かれた。でもそれはある日降って湧いたものではなくて、毎日大工さん達のお三どんをするなかで母の中に積み重なったものである。新しい世界のまばゆさを一番瑞々しい感性ですくい取ったのは、母だった。

高橋久美子著 「旅を栖とす」

積み重なったものを大事にすること
何もしないより、何かできることを少しずつ
改めて日々の自分が、未来の自分を助けてくれるということに気づいた2月28日

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