紡-tsumugi-

休学中のwwoofer。農村カメラマンをしています。

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最近の記事

【水田家の食卓】6.ちいたに~小さな谷の小さな暮らし~

2024/1/13(土)-14(日) . ”ちいたに~小さな谷の小さな暮らし~” . 京都府綾部市志賀郷地区にて企画されている、人や自然との関わり、農的な暮らしの中で”生きる”を考える「小さな谷の小さな暮らし-生きる力を育むプログラム-」。略して「ちいたに」。 月に1度、週末土日に志賀郷地区に何軒かある農家民宿に泊まり込み、農的な暮らしを1年の間経験するというプロジェクトである。 今月の活動は、麹作りと竹小屋作り。 これぞ農家の冬仕事。みんなでわいわい交流しつつ、暮らし

    • 【水田家の食卓】5.策士

      2024/1/12(金) . 策士。 . 水田家の愛されし看板猫、文太郎。愛称を”ぶんぶん”。 7月(文月)に生まれたことが名前の由来だそうだ。 彼は策士だ。 君は、私が君を容易にどけられないことを知った上で、私の膝の上、私の両腕の上、寝ている身体の上に積極的に乗ってくる。おかげさまで行動が制限される。かなり厄介な強敵だ。 ただなんだかな。くつろいでくれるのはもちろん嬉しいが、行動が制限されるのもなんだか幸福だ。 あれ…幸せしかないやん(既に術中)。 どうやら猫は最強

      • 【水田家の食卓】4.農家の冬仕事。

        2024/1/11(木) . 農家の冬仕事。 . この日は、物置棚のDIYと廃材の解体、そして自家消費用の野菜の収穫を行なった。 農家の仕事はどうやら農業だけではないらしい。 農、食、建築等の暮らし全般諸々。多様な仕事をオールマイティにこなす農家はまさに”百姓”だ。 暮らしの知恵と自力で生きるための力と経験が増えていくのが嬉しい。自分で考え、創意工夫しながら暮らしの一部を作りあげていくのには、それなりの責任と緊張感が伴うけれど、それらが伴うからこそ実のある経験値となる。

        • 【水田家の食卓】3.気鬱

          2024/1/10(水) . 気鬱。 . 雨の中、薪を割り続ける1日。 見栄えのしない単調な作業だが、これだって大切な仕事だ。 ただなんだかな。気持ちが晴れない1日だった。 あいにくの天気だったからか、独り単調な作業が退屈だったからか。 独り黙々とする単調作業では、自分自身との対話(?)は必須。 この時間は私しか知らない醜い自分の本性と向き合わなければならない。 それに加えて、過去の後悔や恥辱が無限にフラッシュバックを繰り返す。これ以上に苦しいことはない。私がこの類の作業

        【水田家の食卓】6.ちいたに~小さな谷の小さな暮らし~

          【水田家の食卓】2.下屋の採寸

          2024/1/9(火) . 下屋の採寸。 . 昨日とは打って変わって気持ちのよい晴天。 降り積もった雪も次第にとけてきた。 この日、私がここにいる2週間の内にやることを告げられた。 洗面台の設置、味噌小屋作り、農機具小屋の屋根の設置、ウッドデッキの下屋作り、昨年8月の台風によって被害を受けた田畑の復興・再生、田んぼの片付け、米麹作り…等々。 この日は、そのひとつである”ウッドデッキの下屋作り”を行なうための下準備を行なった。 ”下屋(げや)”とは、母屋の屋根より1段下げ

          【水田家の食卓】2.下屋の採寸

          【水田家の食卓】 1.再会

          2024/1/8(月) . 再会。 . 本日から2週間お世話になるのは、私の実家のある群馬県高崎市から車で約7時間、京都府綾部市志賀郷地区に位置する”水田家の食卓”。 私がwwooferになる以前、水田家のみなさんには1度お世話になっているため、ここに来るのは2度目となる。 昨年の8月、台風7号がこの地域一帯に甚大な被害をもたらした際、ただの民泊客だった私を彼らは仮のwwooferとして家に居候させてくださり、”災害ボランティア”そして”wwoofer”としての暮らしを

          【水田家の食卓】 1.再会