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週休3日制導入に向けて

「週にあともう一日仕事を休めたら・・・」という子育て中スタッフの言葉をきっかけに、頭の片隅にあった週休3日制導入について真剣に考えようと思いました。

そのタイミングで都が働き方改革促進事業で専門家が対応してくれるという話をいただいたので相談しました。
「佐川やUNIQLOをはじめ大きな会社では選択的週休3日制を取り入れ始めました。でも設計事務所で取り入れているところはなかなかない」という話しでした。

でも実態はそうでもなく、業界団体の働き方についてのワーキンググループに参加していたときに行ったヒアリングでは、週休3日制や完全テレワークで働き方は当人に任せていたりする事務所はありました。共通点としてそれほど大きな事務所ではなく、雇用者がスタッフの能力や生活環境を把握できる状況という前提で成り立っているという感じです。

一方で「労働契約上は勤務時間中は仕事に専念するというような規則があり、現状では労災の適用範囲など、法律がフォローしきれない範囲があるのでは?」というご意見もありました。

週休3日制をはじめフレキシブルな働き方は取り入れているところがないのではなく「制度として整えているところがない」が正しい表現なのかもしれません。そして現実の柔軟性とルールの間にはギャップがいくつかあるという事のようです。

その中でうちはどうするのが一番良いのかスタッフにも相談してみたら
「もう私、個人事業主になります!ほかの会社の仕事をするわけではないですけど」と宣言してました。

そう思うのもわかります。自分で働き方を決めるためにはそれもありなんですよね。私が独立したたくさんの理由の中の1は、働き方を自分で決めたいというのもありました。制度として整うのを待つより自分で決められる状態にする方が手っ取り早いのです。そして労災に代わる制度もあります。

とはいえ自由な働き方といいつつうちのスタッフたちは逆に働きすぎになりそうな気がするし、確定申告やらなんやら各自の負担が増えることになります。できるならばこれからも一緒に働いていける方法を考えたい。

以前、テレワークを取り入れたいと言ったとき、当初は理解してもらえなかったけれど準備をしていたことで、いざ必要となった時にすんなり可能になりました。

そう考えると週休3日制についても、いつでも対応できるよう「制度としてもきちんと整える方向」で準備しておけたらなと思っています。



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