見出し画像

乳がん治療 28-DHP1回目は7時間 (PER/HER/DTX療法)

2つ目の治療、抗がん剤・分子標的薬、DHP (PER/HER/DTX療法:標準治療)は3週毎に4回で、投与前日入院、投与翌日退院の2泊3日コース。
窓の向こうは別世界、羽田発着便が何機も飛んでいく・・・ ≡ イイナ ≡



[DHP (PER/HER/DTX療法)  初回は入院で投与] 

シャワー→朝食後、血圧、体温測定、酸素濃度、心電図のチェックが入り、9時過ぎに主治医が来て手の甲に針を刺すが、1発で入り驚き! 穿刺回数は看護師さんに到底及ばないのにやるじゃない!! 

主治医は外来患者が待つフロアに消え、最初の生食(生理食塩水)から点滴スタート。

*DHP:D(ドセタキセル)・H(ハーセプチン)・P(パージェタ)の3種類は要経過観察。それぞれ最初の5分は看護師さんの付き添い+ドセタキセルは15分毎、ハーセプチンとパージェタは30分毎に血圧、酸素濃度、体温チェックが細かく入る。 

途中、気泡アラームが鳴りチューブを交換する一幕もありヒヤヒヤ。血管外漏出を恐れ借りてきた老猫の7時間は流石に長かった。

夕食を済ませ、後は寝るだけ。明朝まで心電図のモニターに繋がれる。

この日の流れ

  1. 生食 50ml 5分

  2. パージェタ(ペルツズマブ Pertuzumab) 

  3. 生食 50ml 60分  
    *Infusion Reacion症状が出ないか確認
    *この間に昼食とトイレを済ませる

  4. ハーセプチン(トラスツズマブ Trastuzumab)

  5. デキサ+カイトリル 5分

  6. ドセタキセル(Docetaxel)  60分

  7. 生食 50ml  15分

  8. 夕食ー就寝、オヤスミナサイ

    *Infusion Reacion:投与に伴う反応の事で、薬剤投与中、投与後24時間以内に発現する有害事象のこと。症状として悪寒、発熱、疲労、悪心、紅斑など。重篤な症状として呼吸困難や血圧低下等を起こす事がある。

DHP : 薬剤の頭文字からこう呼ばれると思ってきたど、国立がんセンターでは 「PER/HER/DTX療法」と呼ぶ

D:ドセタキセル(Docetaxel)
 (2023/7改定)
H:ハーセプチン(トラスツズマブ Trastuzumab)
 (2022/3改定)
P:パージェタ(ペルツズマブ Pertuzumab)
 (2022/3改定)


国立がん研究センター編

https://www.ncc.go.jp/jp/ncch/division/pharmacy/pdf/1_PER_HER_DTX.pdf


#乳がん #ドセタキセル #ハーセプチン #パージェタ #抗がん剤 #分子標的薬 #入院


サポートいただけたら励みに ! 役立つ情報発信に使わせていただきます