私には、一年半くらい付き合っているじまんの彼女がいます。

そんな彼女は、付き合ってまもないころ、ガチャガチャであてた天丼マンのフィギュアをくれました。

これは、まるで女の子と肩がふれただけでドキッとしてしまう男子小学生のような、ほほえましいお話です。

付き合ってはじめてのプレゼント

ぼくらが付き合ってから、はじめてもらったプレゼントは、ガチャガチャの天丼マンでした。どうやら富良野旅行のおみやげらしく、ワインやチーズももらったのですが、いちばんすきがあふれたのは、その天丼マンでした。

というのも、以前、好きなアンパンパンキャラクターの話題になったときに、ぼくは天丼マンと答えていました。てんてんどんどんてんどん♪と踊りながら登場してくる感じがたまらなく好きです。

その話を受けてかどうか、全６種あるアンパンパンガチャガチャの中から、天丼マンを見事にひきあてたのです。私は思いました、きっと天丼マンがでるまで何度もガチャガチャしたんだろうと…。

しかし、彼女は天丼マンを一回で引きあてたというのです。その言葉は、彼女のやさしさと器のひろさからくる嘘なんじゃないかと今でも思っています。でも、もし本当に一回でひく幸運をもちあわせていただけだとしても、それはそれで彼女が誇らしいです。

プレゼントを贈るときには

彼女は、ぼくの天丼マン好きの情報をプレゼントに応用しました。

ぼくは、プレゼントを選んだストーリーに胸が熱くなりました。さらに、ガチャガチャで引きあてたという付加価値をのせて。

このように、プレゼントは、なぜそれを選んだのかという理由があるほど良いプレゼントになります。先輩がごはんに連れていっていろんな話をきいてくれるように、自分のために時間を使ってくれるその行為自体に人は惹かれるのです。

なので、ぼくがプレゼントを選ぶときにも、相手がいまいちばんもらってうれしいものを考え、それを探し回るようにしています。

さいごに

以上、彼女からの贈り物、天丼マンの話でした。

今回の件で、プレゼントは相手のことを想った一つの形である、と再確認できました。

これからも、天丼マンのように明るくいられるよう、時に想いをプレゼントにのせながら、彼女と仲良くしていきたいと思います。