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営業電話 〜死闘編〜

こんにちは。行政書士の阪本です。
ようやく春爛漫。本日が年度初めということもあって、心機一転気持ちも新たに頑張っていこうと思います。
とはいえ、言いっぱなしが許されるのがインターネットの世界。ある意味言ったもの勝ち、見栄と虚構の世界なので、「頑張る」をカタチで示さなければ説得力はゼロ。
という訳で、私の決意表明のカタチがこちらです。

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大切なことです。いや、ほんまに。我々個人事業主は、事業の収支と日常のお小遣いの境目が曖昧になりがちなので、お小遣いについてはしっかり「見える化」して管理しないと、ついつい余計なことに使ってしまうものですからね!

あ、個人事業主関係ないや。

つかみのご挨拶はこれくらいにして、そろそろ表題について論じていきたいと思います。

行政書士の悩みの種

行政書士は、開業したその日から事務所の電話が鳴り止まなくなります。
こんな表現をすると、「おー行政書士凄いな」と思われる方もいらっしゃると思いますが、残念ながらそれは誤解です。
なぜなら、これらはすべてヒヨコを狙い撃つ営業電話の類だからです。

だって行政書士が看板を掲げたとして、その看板を見たお客様が「おっ、新しい行政書士事務所できてるやん。いっちょ依頼してみるか!」なんてことはまずありえませんからね。吉野家じゃあるまいし。

まぁ営業電話をすべて悪しざまにけなすのは、同じく営業をこなす立場からすれば見事なブーメランとなる可能性がありますので、今日のところはこのくらいにしておいてあげましょう。(池乃めだか)

対営業の日々

実は私はお喋りが嫌いではありません。人見知りという自覚もあまりなく、営業電話とも気軽に会話できてしまうタイプです。加えて開業当初は、営業電話でも無ければ、一日誰とも会話しないのではないかと思えるほど孤独感にさいなまれるものですからね。
まぁそんな訳で営業電話は門前払いせず、むしろ「面白そうな話しがあれば乗っかったろ」くらいの余裕を持って営業を受けていました。私自身、自分に隙があるという自覚があるので、かえって騙されにくいタイプではないかと認識しています。「甘い言葉には気をつけろ」と言いつつ、怪しいプレゼント企画を拡散させている御仁もいらっしゃることですし。

それはさて置いて、以下に私の対営業の戦績を記していくことにしましょう。基本的には単なる私の回想に過ぎないのですが、何か皆さまのヒントになるようなことが見つかれば幸いです。

考えるな。感じろ。(ブルース・リー)

VS ホームページ制作会社

初戦の相手はこちらでした。以後もスーパーマリオで言うところのクリボーくらい頻出します。いや、ごめんなさい。けなしている訳ではありません。クリボー可愛いし。

こちらに関しては即お断りさせていただいていました。なぜなら、この時点で既に私は自らカモネギとなり、とある会社とホームページ制作の契約を済ませておりましたので。
この辺りの「エピソード0」については、下のリンク記事でお楽しみください。

対営業の戦績なので、ここは私のKO勝利としておきましょう。

VS コンサルタント

何というか「自己啓発系」の方が多かったように思います。そもそも、それなりに決意を持って今からひとりで何かを始めようとしているんだし、大体は「自分の思うようにやりたい」が開業の動機になっているので、コンサルされるのは何だか本末転倒のような気がします。まぁこちらに関しては業際について尋ねると、見事にあやふやな回答が返ってくるのでこう答えます。「いや、行政書士と司法書士の違いくらい勉強しておいてよ」

ハイ、KO勝利。

VS 出版会社

これは有名どころが名を連ねます。暇だったので来ていただいてサンプルを見せてもらったところ、「(何かショボいな。。)」というのが正直な感想でした。
ただ内容はともあれ、大辞典や六法全書を彷彿させるそのフォルムに惹かれた私は、オフィスのオブジェとすべく、5万円ほど支払って購入することにしました。

今ですか?既にオブジェでもなくなりました。要するに私のKO負けです。

VS ポータルサイト

いわゆる紹介サイトです。これは私が事業の専業化を検討している時期に出会いました。「攻めた方が良いな」と考えていた頃であり、価格も安かったため物は試しと契約してみることにしました。半年ほどは何の反応もなく、「これは失敗か」と思っていたところ、最近になってようやく2件ほど問い合わせがありました。元は取れた計算にはなるので、これはドロー判定とさせていただきます。

VS インターネット広告代理店

私がサイトをリニューアルした頃に営業を受けました。まだまだ検索順位が心もとなかった時期であり「攻めたい」時期でもあったので契約を決めました。検索で最上位に表示されるのはなかなか爽快ではありましたが、「広告」の表示を常に目障りに感じていました。

何となく「広告」が付いている記事は避けてしまいませんか?

案の定、問い合わせがないまま、そうこうしているうちにサイト全体の検索順位が上がり始め、最近では広告ページ以外からの問い合わせが増えたこともあって、結局はあまり意味のないものになってしまいました。
ただし、運用の方法を変えればまだワンチャンはあるようにも感じています。例えば「価格」をタイトルに表示して、純粋に「価格」だけで勝負できる商材にワードを変更すれば、それなりに問い合わせにつながるものと踏んでいます。なので、こちらは私の判定負けくらいにしておきましょう。

営業さんへ告ぐ

色々と営業を受けるのも、決して悪いことばかりではありません。営業電話はテレアポと呼ばれる古くからの営業手法のひとつですし、学ぶべきことも多くあります。いや、そもそも会社に命じられているとはいえ、見ず知らずの事業所に電話するってなかなか度胸が必要だと思いませんか?私も何回か飛び込み営業をした経験がありますが、それこそ疲労困憊でした。いや、めげない勇気に感服します。

、、、と持ち上げたところで営業さんへ最後に一言。

こっちが断ったら「それでは先生はこの分野で業績を伸ばすおつもりは無いんですね?」とか煽るのはやめなさい。マニュアルなのか知らんけど、ただ不快なだけで誰も幸せにはなりませんので。

私の場合、最近は事前にこう伝えています。
「話しは聞くけど『業績を伸ばすおつもりは無いんですか』とか一言でも発したら即切るよ。あれ、誰も得しないから。」

これからの開業を検討している方は、こういったことも頭の片隅において対営業戦に臨んでください。

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