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【保存版】 世界のスパイスティー

こんにちは。TSUNAGUTO広報です。

気付いたら12月も半ばです...。ジンジャーブレッドラテやシュトーレン(シュトレン)などスパイスが効いたスイーツが売っていて、もうクリスマスだなとそわそわしますね。

スパイスといえば、イギリスでクリスマスティーと呼ばれているお茶にもスパイスが使われているのをご存知でしょうか?
これはスパイスや紅茶が貴重だった時代に、クリスマスのようなお祝い事でスパイスを贅沢に紅茶に入れたのが始まりとされています。

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↑日本でスパイスティーと言えば、牛乳を入れたチャイが人気ですよね。でも世界には、ミルクを入れないスパイスティーも数多くあります。

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そこで今回は、日本茶を使って世界各国のスパイスティーやクリスマスドリンクを再現していきます!煮出して使うホールスパイスでも、振りかけるだけの粉末状のスパイスでも作れるレシピになっています。


1:基本のクリスマスティー

まずシナモン、クローブ、ナツメグの3つのスパイスを使ってみます。
※キリストの誕生の際に東方の三博士が贈った「乳香、没薬、黄金」を象徴するスパイスとして、この3つがよく用いられます。

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材料(一人分)
和紅茶:ティーバッグ1個
お湯:200ml
シナモン:1本(粉末の場合5g)
クローブ:2個(粉末の場合は一振り)
ナツメグ:少々
砂糖:お好みで
オレンジ(ワックス不使用のもの)かドライフルーツ :お好みで

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作り方(一人分)
① 鍋でお湯を沸騰させてからホールスパイスを入れ、煮出します。(粉末のスパイスを使う方はこの工程を飛ばして②へ)
② 急須やマグカップなどにティーバッグを入れ、①のお湯を注ぎ蓋をして3分蒸らします。粉末のスパイスを使う場合は、ティーバッグにお湯を注いで3分蒸らしてからスパイスを振りましょう。
③ お好みで②に砂糖を加えてよく混ぜ、オレンジなどを飾って完成です。

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ヨーロッパではクリスマスにオレンジを贈る習慣があったそうなので、オレンジを添えました。輪切りのオレンジのドライフルーツを浮かべても可愛いですね。


2:アップルサイダーティー

アメリカやカナダで飲まれているアップルサイダー。サイダーと言っても炭酸ではなくスパイスの効いたりんごジュースで、冬には温めて飲む定番ドリンクです。
今回はそのアップルサイダーをアレンジして、市販の果汁100%ジュースで茶葉とスパイスを煮出していきます!

作り方(一人分)
果汁100%のりんごジュース(200ml)、オレンジの皮(1/2個分)、クローブ(2個)、シナモン(1本または5g)、ナツメグ(少々)を鍋に入れ、蓋をして弱火で温めます。煮詰まってきたらティーバッグ(1個)と砂糖(10g)を加えて火を止め、蓋をして3分蒸らします。あればカルダモン(2個ほど)を浮かべるのもオススメ。

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ベースがりんごジュースなので、お茶というよりは深みのあるジュースです。オレンジの果実の部分も一緒に煮るレシピもありますが、今回は飾りとして果実部分を使ってみました。
このアレンジは紅茶に限らず、青茶などの中国茶で作ってもおいしいです。今回は和烏龍茶ベースのヒキシメ茶で作ってみました。


3:ぶどうのシェルパティー

ヒマラヤ登山を助ける山の案内人(シェルパ)が疲れを癒すために飲んだと言われるお茶です。ぶどうの果汁に含まれるブドウ糖がすぐエネルギー源にもなりやすいという効果も!
香り付けに赤ワインが少し入っていて身体が温まりますが、さらにスパイスを追加してみます。

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作り方(一人分)
ティーポットやマグカップに潰したぶどう(適量)と和紅茶のティーバッグ(1個)を入れ、お好みのスパイスを煮出したお湯(200ml)を注ぎ、蓋をして3分蒸らします。ティーバッグを取り出し、砂糖(5g)と赤ワイン(5g)を入れて混ぜて完成です。最後にぶどうや粉末スパイスを追加してもOKです。

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私は横着をして、ティーポットの中でぶどうを潰しました笑
生のぶどうそのままのフレッシュな果汁のおかげで、サラッと軽い飲み口です。爽やかなナツメグパウダーを振りかけてみてもいいですね。

ちなみに、鍋に上記の材料と200mlほどの赤ワインを入れて煮詰めると、しっかりアルコールの効いた濃厚なホットワイン風に!
使うワインによっては、砂糖を足すとより飲みやすくなります。

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4:煎茶のモロッコティー

ここまで紅茶など茶色いお茶を使ったスパイスティーをご紹介しましたが、緑茶(煎茶)でもスパイスティーが作れます!
砂糖をしっかり入れると海外のお茶らしい味になるので、臆さず入れてみましょう笑

作り方(一人分)
ティーポットやマグカップに煎茶のティーバッグ1個と、カルダモン(2個)とクローブ(2個)スパイスを煮出したお湯(200ml)を入れ、蓋をして3分蒸らします。ティーバッグを取り出し、砂糖(10~15g)を混ぜて完成です。

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↑写真のお茶は、三温糖を使っているので少し茶色になっています。日本だと煎茶を甘くして飲むことは少ないですが、煎茶の新しい一面を知ることができますよ!

TSUNAGUTOの特選釜炒り煎茶はもともと苦味が全くないので、こんな砂糖を入れていいのだろうかという罪悪感があります笑
海外でよく飲まれている中国緑茶などを使うと、よりモロッコの味に近づくかもしれません。


スパイスティーの無限アレンジ

レシピ内のスパイスはあくまで一例で、どれかスパイスが足りなかったり、他のスパイスを使ったりしても構いません!
赤ワインやフルーツの代わりにミルクを入れて、チャイ風にしてももちろん美味しいです。

スパイスをこれから買い揃えるのは大変という方は、スパイスの入っているフレーバーティーを使ってアレンジすると簡単です!
↓例えばヌクモリ茶はシナモンとジンジャーが入っており、そのまま飲んでもしっかりスパイスを感じられます。ベースとなる三熟番茶はミルクや砂糖との相性もよく、チャイ向きのお茶です。

↓和烏龍茶ベースのヒキシメ茶にも、和のスパイスと呼ばれる柚子や生姜のフレーバーがついており、フルーツが入ったスパイスティーとも相性がいいですよ。

お茶の種類×スパイスの種類の組み合わせを考えると、まだまだ無限にアレンジできそうですね!
いつものお茶にスパイスをちょっと足して、暖かくしてお過ごしください。

W:矢島愛子


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