Mariko
教員時代に感じたこと,子供たちに伝えてきたこと,そういうことを思い出しながら,今あらためて考えていることをまとめています。
元教員がサバティカルタイムを経て独立するまでの記録。 リアルタイムに合わせて,不定期で更新します。
ある学級委員の悩み4月に新しいクラスがスタートし 連休前後のこのくらいの時期になると 学級委員になったばかりの子からこんな相談を受けることが多かった。 「先生,学級委員になってクラスをちゃんとまとめたいのにみんなが勝手なことばっかりして,全然指示に従ってくれないんです…」 学級委員としての適性 小学校までは 学級委員=担任にとっての良い子 (大人の指示に従える,担任の顔色を読めるなど) だけで務まっていたのが 中学校になった途端に 急にリーダーシップを求められるように
1ヶ月が終わったので,レビュー。 この1ヶ月でやったこと 開業届提出 SNSアカウント開設 プロフィール用写真撮影(プロカメラマンに依頼) コーチング資格取得準備 旅行 会いたかった人と会う 子どもとじっくり向き合う スピリチュアルセッションを受けて気持ちを整理 気づいたこと 最初の2週間は, 何もしなくても良い時間を与えられ その時間をめいっぱい暇に過ごすということの難しさを感じる。 迫り来る不安と謎の罪悪感。 仕事をしていないということだけで こんな
「わかりやすさ」に価値を置く社会正義か悪か 白か黒か 正解か不正解か 損か得か そういう極めて二元論的なものに支配されつつある今の社会で どちらとも言えない「あいまいさ」を受け入れる力が 大人も子どももどんどんと弱くなっているように感じる。 人々が「わかりやすさ」に価値を置いている社会であるとも言い換えられるのかもしれないけれど, わかりやすさを追求する過程で 本質的で大切なことがかなり削ぎ落とされている ということを忘れて わかりやすいこと=正義/わかりにくいこと=悪
これから先のこと今回のセッションは都内の カウンセラーの先生(以下:先生)曰く とても波動の良い場所でやってもらった。 なるほど,部屋に入ると空気が澄みきっていて 通り抜ける風がどことなく良い香りがする そんな場所だった。 セッションの冒頭で 先生に教員を退職したこと これからコーチになって独立しようと思っていることなど簡単に近況を伝えた。 すると開口一番に 「あなたはこの先もずっと教員との縁は切れないね〜」と。 退職はしたものの 子供に教える仕事は何かしらの形で続けたい
見えない世界お金への不安感を払拭するために 旅行の申し込みとセッションを受けることにした前回。 4月の2週目 ちょうどカウンセラーと予定があったので早速予約を入れた。 このセッションはコーチングではなくスピリチュアルなやつ。 内容的には, セラピー+ヒーリング時々コーチング と言う感じ。 ここから先は, 人によっては 「あ,そういうハナシ無理です!」 という方もいるかもしれない。 セッションの内容に関してはもちろん 「信じるも信じないもあなた次第」 なのだけど, そもそも
現状維持バイアス: 変化を避けて現状維持を求めたり,現在の状況よりも好転すると分かっていても行動できない心理状態のこと。 お金への不安サバティカルタイム期間2週目。 今週に入って猛烈に,お金に対する不安感が増してきた。 これは,退職前に十分想定はしていたのに, 立て続けにお金が出ていくようなイベントがあると,なんとなく「不安感」に襲われてくる。 家賃や毎月の最低限の支出額を計算し, 収入ゼロ生活が今後どれくらいの期間送れるのか あらかじめ計算し,想定外のよほど高額な支出
コーチングに背中を押され決断退職することをはっきりと決断したのは2023年の末。 4月から(次年度)も仕事を続けるかどうか正直かなり悩んだ。 今ここで辞めて何ができるの? 子供もいるのに本当に大丈夫? と自問自答しまくりの年末。 これがもし普通の会社員だったら,おそらくあと半年くらいは働いて もう少しお金も貯めて きちんと準備を整えてから辞めよう なんて考えていたはず。 しかしながら教員の仕事の特性上,一度新しい年度が始まってしまえば 年度の途中で退職する選択肢はほぼゼロ。
はじめに2024年3月31日 12年間勤めた中学校教員の仕事を退職。 そしてその翌日から,当面の貯金が続く限り(目標1年間)のサバティカルタイムへと突入した。 ちなみに,サバティカルタイムとは「使途・用途を決めない休暇」のことで,人気Voicyパーソナリティの尾石晴さんの著書「サバティカルタイム『40歳の壁』を越える戦略的休暇のすすめ:〜FIREではなく働き続ける生き方〜」でこのワードを初めて知った。 退職したら次は何するの?と色々な人に聞かれまくり,次の転職先が決まってい
3月,別れの季節になると学校では別れや進級にあたっての節目の行事が行われる。代表的なものは卒業式だが,卒業学年でなくとも必ず年度末には集会という形で,進級にあたっての心構えや,1年間の振り返り,そして学年の教員が生徒に向かってスピーチをする機会がある。 恐らく,教員という職業は政治家に次いでスピーチの機会が多い仕事ではないかと思う(個人調べ)。人前でほとんど話をしたことのない大卒の若者が教員になった途端,数百人の児童生徒を前に,突然スピーチしなければならない,なんて場面は仕
今月(3月)は担任していた3年生を卒業させたばかり。 中学校の教員になって今年で10年目。 途中で約6ヶ月間の産休・育休を挟んで,3年生を受け持つのはこれで6回目。 教員人生の半分は3年生を持っていることになる。そのうち自分が担任として生徒を送り出すのは2回目。 当然ながら,副担任として迎える卒業式以上に担任としての卒業式には特別なものがある。 1回目の卒業式は,最後に生徒が歌う「旅立ちの日に」の合唱あたりから涙が止まらず,ハンカチで顔を抑えながら半ば嗚咽する勢いで生徒と