最近の「AIの危険性や脆弱性」の傾向(本300ページ分の分量の文章を1度に、「GPT-4 Turbo」に読み込ませる事が可能となった。「アカウント乗っ取り」詐欺被害が広がっている)

また、最近の「AIの危険性や脆弱性」の傾向に、おかしな兆候が出てきているので解説していきます。

<最近の人工知能の変更点の出来事の順番>
自分のパソコンで発生した日時なので、正確な日時はわからないものの、
(1) 2023年10月21日22:10 「Bing AI」の名称が「Copilot」に変わっていた。

(この時の変更点)
・「Bing AI」の名称が「Copilot」に変わっていて、WORD、EXCELなどからアクセスできるようになった。
以降の危険性については、
・『マイクロソフトのAIが、「Copilot」になったから、あなたのパソコン内のWORD、EXCELの文書をどんどん放り込んでみてね』
みたいな状況に現在なっている。

(当時出ていたネットセキュリティートラブル)
『マイクロソフトのAIが、「Copilot」になったから、あなたのパソコン内のWORD、EXCELの文書をどんどん放り込んでみてね』という事をしたら、当然起こりやすくなるフィッシング詐欺手口で、当時、
・「実際の正確な取り引き相手先の名称入りのフィッシング詐欺メール」が大手企業に結構くるように変化していて、「実際の正確な取り引き相手先の名称」だったので、これに騙されてメールで言われるがまま、大手企業の取り引き相手先の名称なので、普通に、1億円単位とかの高額詐欺に引っかかるトラブルが続出していたように、ネットセキュリティーの兆候の変化があった。
マイクロソフトの「Copilot」の声明よりも、むしろ、「AI利用の心理的閾値が下がる」事の方が怖くて、例えば、中国製AIや、いろいろなハッカーが作成したAIなどが、今後世界中に蔓延していく事になると思われるが、「そういったAI利用の危険性や脆弱性を理解できないまま、マイクロソフトの「Copilot」のAI利用のクセが付いてしまって、WORD、EXCELなんかの企業内や行政内や国家文書を、「AI利用の心理的閾値が下がる」事で、中国製AIや、いろいろなハッカーが作成したAIなんかに、安易に、非常に簡単に入力していってしまう事態が、今後、かなり早い時期に訪れるはずで、大企業の企業内漏洩事件や、国家情報の漏洩事件などが普通に多発してしまう!時期に突入してしまいかねない。

(2) 2023年11月6日(現地時間)に、OpenAI社が、ChatGPTの新モデル「GPT-4 Turbo」を発表。

(この時の変更点)
・学習データを2023年4月まで拡張。
・本300ページ分の分量の文章を1度に、「GPT-4 Turbo」に読み込ませる事が可能となった。これにより、主に、膨大な文章の要約ができるように人工知能に指示ができるようになったと説明していた。

(3) ((国税庁)電子帳簿保存法の義務化、2024年1月から)
https://www.nta.go.jp/law/joho-zeikaishaku/sonota/jirei/tokusetsu/index.htm

こんな中で、日本政府は、コロナ禍テレワーク以降の制度改革で、日本中のいろいろな物事の電子化を進めていたが、「2024年1月から、電子帳簿保存法の義務化」など、いくつかの法律改定を行った。
これによって、セキュリティーホールで悪さをしているのは、
・「メールやインターネット、SNSなどを介してやり取りした取り引き情報などは、きちんとデータの保存義務がある」
と法律変更した箇所です。

これ以外にも、政治家や官僚とかのやり取りなんかの文書の保存義務とかがあるわけですが、場合によっては、LINEとかで最近はやり取りする事も多くなってきたので、そういう場合には、スクリーンショットなり何なりでデータを保存しろだ何だという感じの議論があった。

(4) 「LINEのアカウント乗っ取り」詐欺被害が広がっている。
そうしたら、現在、
・「LINEのアカウント乗っ取り」詐欺被害が広がっている。
という状態になった。

(詐欺手口例)
「私のLINEアカウントがロックされてしまいました。解除するには友人何人かの確認が必要となるので、下のサイトにログインして解除してもらえませんか」
という「アカウント乗っ取り」メールが届く。
場合によっては、このメール自体が、すでに、自分の知人のアカウントをのっとった「本物のアドレス」から来ているメールなので、疑う事も無く、クリックしてしまい、そこで、「フィッシング詐欺の偽のログイン画面」から、「自分のIDとパスワードを入力してしまう」と、通常、5分程度で、犯罪者側が、あなたが今入力した「IDとパスワード」を使って、あなたのアカウントを乗っ取ってしまい、すぐに、パスワードを変更してしまうので、「本物のあなたの方がログインできなくなる」
こうして、「アカウント乗っ取り」をした、「本物のアドレス」から来ているメールを使って、どんどん知人のアカウントも、同様の手口で連鎖的に乗っ取っていく。という手口。
「本物のアドレス」から来ているメールなので、疑う事も無く、企業担当者などは莫大な偽の取り引き金額を数億円とか詐欺犯罪者に振り込んでしまうという手口。

要するに、
・「GPT-4 Turbo」に変わった事で、本300ページ分の分量の文章を1度に、「GPT-4 Turbo」に読み込ませる事が可能となった。これにより、主に、膨大な文章の要約ができるように人工知能に指示ができるようになった。
・日本政府の「2024年1月から、電子帳簿保存法の義務化」とかの関連で、企業とかが、LINEとかのやり取りも、きちんとデジタル文書として保存しろという指示が出ていたので、これらの、LINEなんかの、ぐだぐだ長文の要約なんかのために、こういう文書を人工知能に放り込んだやつがいる。(「人工知能やっつけ仕事」をしているやつがいるから広がっている詐欺被害)
・結果として、現在、『「LINEのアカウント乗っ取り」詐欺被害が広がっている』
・「LINEなどのアカウント乗っ取り」を、詐欺犯人が成功すれば、「本物の相手のアカウントから、取り引き詐欺メールなどを送れる」ので、1番最初に書いた、「本物の相手からのメールなので、詐欺手口に簡単に引っかかる」という手口に利用されやすくなる。

現在、ネットセキュリティーホールと人工知能関連詐欺ニュースだと、そんな兆候が出ているので、注意した方がいい。

(セキュリティー注意点)
・人工知能は楽かもしれないが、「人工知能やっつけ仕事」はしない事!
・人工知能に、「あなたのパソコン内のWORD、EXCELの文書」をどんどん放り込まない事!
面倒でも、「企業や行政、国家内のセキュリティーホールを自分で開けた」方が大損害になります!
人工知能ができる程度の仕事は、人間でも簡単にできる要約ですので、たった数時間の時短と、楽をする事と、リスクと被害の甚大さが釣り合いませんので、「きちんと自分で人力で仕事をしましょう!」

(他の「アカウント乗っ取り」メールの手口例)
(1) 「お客様のアカウントが悪用された形跡があります」、「アカウントに異常ログインされた可能性がある」、「パスワードを定期的に変更する事をお勧めします」などと書かれていて、「速やかに以下をクリックして、ログインしてパスワードを変更して下さい」などというフィッシング詐欺メールが届く。
飛んだ先のリンク先ページが偽物のログイン画面(アドレス以外は本物そっくりで見分けが付かない)なので、ここで入力した「ID、パスワード」を盗まれて、通常、5分位で、あなたのアカウントが乗っ取られる。

(対策)
「メール」、「LINE」、「SNS」などのリンク先は絶対にクリックしないで、「本物のホームページ」を登録しておいて、その都度、きちんと本物のホームページからログインする。

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