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【日本・日本語】挨拶をするという事

様々な国で挨拶は存在する。
言葉はもちろんの事、握手をしたりハグをしたりキスをしたり様々な形がある。
それは国によってや宗教など様々な環境によって違います。

当然ながらその国の宗教のルールがあるので、自分がどうとかではなくその国のルールに従うべきである。
私もフランスの道場に指導いく際は向こうに従うのは当然行います。

そこで思うのは日本人にはハグやキスの文化がないので抵抗があるだろうな〜と感じます。

さて、この日本語の「挨拶(あいさつ)」には語源があります。

「挨拶」の語源は、禅宗で問答を交わして相手の悟りの深浅を試すことを「一挨一拶(いちあいいっさつ)」といい、その言葉に由来するそうです。「挨」には「押し開く」「互いに心を開いて近づく」という意味があり、「拶」には「迫る」「すり寄る」という意味があるそうです。
つまり、「お互いの心を開き、相手の心に近づく」という意味になります。

日常交わす「おはようございます」「こんにちは」などの挨拶は短い言葉ですが、この言葉が相手との距離を縮め、親しみが湧き、この言葉をきっかけにコミュニケーションをスムーズに進めることができます。
また、挨拶する側もされる側も心を開き、近づくことで良好な人間関係を築くきっかけにもなります。
さらに、私たちが使う挨拶の「おはよう」には「お早くからご苦労様でございます」という朝から働く人をねぎらう意味が込められています。
「こんにちは」には「今日はご機嫌いかがですか」というお昼に出会った人の体調や心境を気遣う意味が込められているそうです。
たった一言の挨拶ですが、その言葉には相手に対してのねぎらいや気遣いの気持ちが込められ、人の心を温めてくれる力があります。
こう言った挨拶の短い言葉にも「言霊」というの力があります。

挨拶の短い言葉にも意味があり、更には相手に対して力を与える事が出来る日本語。

こんな素晴らしき日本語を日常お使いこなしている我々日本人は素晴らしき民族だと思います。
もっとそんな日本語を日本を大事にしていかなくてはならないと思います。

昨今ではそんな言葉のネガティブ要素の高い言葉をSNSに匿名で書く人なんかもいます。それをする事によって本人はただのストレス発散だったりしますが、それを見た相手はどう感じるでしょうか?当然それに便乗して更にネガティブにしていく人もいます。当然シェアも同じ事です。
それを対象の人が見て、もし傷付き病んでしまい最悪の自体になってしまったら・・・どう感じるのでしょうか?
匿名だからバレないなんて思っていたら大間違いです。事件性のある事であれば開示され全て特定されます。また開示しないにしても自分のした事は全て自分に返ってきます。それが原理原則です。
私もそんな言葉や行動に傷付き病んだ事もあります。今では復活していますが未だに時たま思い出します。

日本語には物凄い力があります。その力をうまく使いポジティブになった方が良いのか?ネガティブな言葉を使ってネガティブになった方が良いのか?どちらが良いですかね?
少し自分の使う言葉を見直してみるのも良いのかも知れません。

それではまた〜

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