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入山45日目 2600mへの帰還

山麓での作業を全て終え本日はようやく本拠地に戻ります。計11日間の滞在となりました。

本当は前日に帰るつもりでしたが、雨の影響で1日延期。
このご時世で風邪をひいてしまうとコロナと見分けがつかないということで、例年よりも雨の日の行動は慎重です。

勤務開始時以来の登りです。
ザックの重さは入山と比べれば10kg程度軽いのですが、前回の登りは初めて山小屋に上がるメンバーだったのに対して、
今回は2年目の鎌倉で人力車を引いていたタフガイと2人きり。
パワフルな彼についていくのに精一杯、必死で歩いてトータルで2時間30分ほど入山時よりも早く目的地に着きました。

あっという間に着いてしまうので、これまでの下界との心理的距離感が一気に縮まって、
こんなに2600mって近かったっけ?
と不思議な気持ちになります。


下界で「10日」と言うと大した期間ではありませんが、山小屋の「10日」は思いのほか長く感じます。

理由としては仕事のやり方が変わっていたり、
毎日寝食+労働を共にしているが故に、小屋内における人間関係も微妙に動いていたりするからです。(詳細は書きませんが…)

1人ならまだしも2人抜けるとまぁ変わります。なかなか普通の職場にはない特徴です。

1日2日は様子をみながら生活しなきゃなぁ、なんて思う帰還です。


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