人間誰もが自分の価値観を持っています。
何が良くて何が悪いか、何が好きで何が嫌いか、何が正しくて何が間違っているか。

物心ついたころから持っているもの、生きていくにあたって身についてきたもの、様々です。

僕は人間関係って価値観の合う合わないでほとんど決まるんじゃ？とも思っています。

僕の価値観

一言に価値観といっても難しい。人生のだったり仕事のだったりするかと思います。

僕はワークアズライフ（仕事と仕事以外の境界がない生活）をモットーにしているので、自分にとってはその両者の価値観は同じだと思うし、そのこと自体が僕の価値観ともいえます。

だけどそんな考え方は仕事をガチでやり始めてからの話。ここ数年です。

今39歳ですが、20代の頃はそんなこと考えてもいませんでした。
今となってはその期間を取り戻すべく必死に仕事をしているのですが（笑）、その頃の価値観といえば「自由に生きる」「やらなきゃ良かったことなんてない」という感じだったと思います。

ザ・適当。
これはこれでポリシーをもっていました（笑）。

僕の両親は非常に世間体を気にするタイプで、僕は子供のころから常にその様子を見ていました。

小学生の頃にいじめにあっていた時も、両親はいじめられている僕よりも、子供がいじめられているという現実にショックを受けるんだろうなと思うと助けを求めることもできませんでした。

その反動からか、ある程度自分の意志で行動できるようになってからはやたらと自由にこだわったような気がします。

自由への憧れというか執着は今でもずっと続いていて、今は「身体的、精神的、経済的に何の制約もなく生きることを目指す」のが僕の価値観・人生観です。

そのために今はとにかく仕事を頑張っているところです。

自分の弔辞で何を語られたいか

自分の葬儀をイメージして弔辞で誰かに語ってもらうことを想像するのは面白いです。
それこそが自分の大事にしたい価値観だったりします。

何を成し遂げたのか、何をしようとしていたのか、何を楽しみに生きていたのか、あの人はこういう人だった、という時あなたは何を語られたいでしょうか。

僕はやっぱり「面白い仕事をしていた」「自由に生きていた」ということを言われたいなと思います。

あの人は真面目だった、○○に一生懸命だった、性格の素敵な人だった、とかはあまりピンときません。
もちろん言われたくないわけじゃないです（笑）
真面目である、一生懸命やる、性格が良い、ということにあまり重きを置いていないからです。

価値観の合う／合わない

価値観の合わない人と一緒にいるのはきついですよね。

良い／悪いがお互いに理解できないとものすごいストレスです。

仕事でいえば価値観の合わない環境にいると、何か進めようとするだけでコミュニケーションコストが異常にかかります。
コミュニケーションコストやマネジメントコストにリソースを取られ、良い仕事もできませんし成果も出ません。

仕事以外でも当然そうで、逆に価値観の合う人といるとストレスフリーです。

別に好きなものが一緒である必要はなく、良し悪しの意見が一致しなければいけないわけでもありません。
お互いにそれが好きである、それが良い、悪いということを理解し合えることだと思います。

例えば僕は先に書いたようなことを実現したいがために今睡眠時間を削ってでも仕事をしています。そうするのが好きだからそうしています。

でも同じようなスタンスで仕事をする人全員と価値観が合うわけではありません。
ラーメン好きだけどラーメン好きだから価値観が合うわけじゃないのと一緒。

価値観が合うということは、その人が生きる上で大切にしていることを良いと思えることだと思います。
そしてその方向性と範囲が自分と同じということだと思います。

つまり僕は仕事が好きで大切にしているけど、同じくらい仕事が好きな人と価値観が合うわけではなくて、同じくらい何か大切にしているものがある人とその「大切にしている」という思いの方向性で価値観が合うんです。

変化する価値観と環境

そして、価値観は変化していきます。

人生が新しいステージに入った時は新しい価値観になる。だから価値観の合う人はどんどん変わっていく。

ステージが変わらずに同じところにずっといる人は同じ価値観で話をし続ける。それではまったく成長はありません。
居酒屋で昔悪かった話を何年もしてる人がいますよね？あれです（偏見）。

だから自分を変えたいなら無理やり環境を変える行動が必要です。
違うコミュニティに参加してみても良い。

自分が成長するには新しい価値観が必要だし、相手に新しい価値観を提供できればお互いに成長していけます。

まとめ

・ラーメン好きみんなが同じ価値観ではない
・新しい環境に自ら飛び込む
・価値観を高め合える相手が本当に価値観の合う人