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見事に膨らんだ!

今年のお正月はおせち料理なし。
元旦の朝は、先月カレン族のところでついたお餅を使って、シンプルにお雑煮のみにしました。

杵はサトウキビ。
お餅をつきながら胡麻を振り入れます。
出来立ても美味しく、後で切り分けてもらい、
自宅で更に切り分けてお正月まで冷蔵庫で保存しました。

毎年ありがたいことに、どこかしらからお餅をいただけます。いただけるお相手は山岳民族の方達。タイにはなくても、山岳民族の文化にはお正月に餅つきという日本と同じ文化があるのがとても面白いです。

さて、おせち料理の代わりに、家族の希望で午後にピザを作って食べることにしました。本日の本題はここからです。

ちゃんと、しっかりと膨らむのか

昔からパン、パイやお菓子類を焼くのが好きでしたが、ここに来て悩みが一つありました。
スウェーデンでパンやお菓子作りを始めたので、私は生イーストばかりを使っていました。スウェーデンは小さな50gキューブの形で生イーストが販売されており、1回または2回で使い切れます。当時、我が家(住人3~4人)では週に1度はパン-大きなローフ-を焼いていたので、1週間に一度使い切りでした。
そして生イーストを使うことで今まで一度もパンの発酵に失敗したことはありませんでした。

ところがタイに来てみると、この国ではドライイーストが主流でした。大きな製菓道具店では生イーストを販売しているのですが、1kgからしか買えなくて悩みました。一度、パンをよく一緒に焼いていたタイ人の友人と共同で購入したのですが、それでもすぐには全てを消費できず。冷蔵庫の場所もとるし、鮮度も心配になるし…。それで結局、その後はドライイーストを使って試行錯誤してみました。

”試行錯誤”というのは、パンの発酵の時の膨らみが足りないことばかりだったんです。ドライイーストをよく使う日本のパンの本を読んで、その通りにやっても、多少は膨らみますが以前の生イーストの時とは具合が違います。ただ、とても良い本にも出会ったので、”膨らみは足りないものの”なんとか私の大好きなベーグルやハードブレッド的な生地に仕上げることにはできるようになりました。

スウェーデン、日本、タイ。。

環境が違うので”室温”や”常温”と書かれていても、なかなか細かいところまではわからないでいたんです。なんでドライイーストだと思うように膨らまないんだろう??何が違うんだろう??

素敵な記事、素敵な先生がこんなところに

そんな時、

昨年末にこのnoteで面白い記事を読ませていただきました。

学生の頃、私は生物や科学の授業は苦手で、あまり自分の生活と結びつけていませんでした。Kamioさんの記事を拝読すると、私たちの身近なものを使って説明してくださっているので、断然興味が湧いてきました。
タイに来てから釣りをするようになり、そして今お世話になっているシェフが地域の、季節の、”自然体の”食材を扱う料理を常にする方なので、私にとってはkamioさんの記事がとてもおもしろかったのです。

それで、恥を忍んでコメント欄で質問させていただきました。
不躾な質問だったかもしれないのですが、丁寧にお返事をいただき、その内容がやっぱりしっくりときたんです。

色々な本やネット記事を参考にしてきましたが、なかなか生イーストとドライイーストの違いとその使用方法の違いを、タイで活用することができていなかったのですが、

あぁ!発酵のいい香りだ!

質問に対する”理屈”を上手に使っていただいたお答えで、

見事に膨らみました!!

さすが先生です。kamioさんこの度は本当にありがとうございました。

見事に膨らんだ為、1時間半かけて合計6枚ものピザを焼きました。ご近所さんにもお裾分けできたので嬉しい限りです。

元旦、幸先の良い出来事でした。

学生の頃にはわからなかった事。
大人になって、徐々に理解し始めました。
生物、科学・化学、数学、国語、歴史、地理などなど。やっぱり大切な学問でした。
そして、特にタイに来てから痛感しています。子供の頃に学校に行って学べるということがどれほどありがたいことか、それが人生や社会にどう影響するのか、タイ社会をみていろいろ想います。

大人になってから、勉強が大好きになりました。

至福の厚切りピザトースト

この元旦のピザ以降、2日の朝に重度のぎっくり腰になってしまったため、今現在療養中です。1週間以上経ってもまだ歩けないので、今は昨年の復習と書籍を使っての勉強の時間にあてたいとおもいます。そのため、アウトプットも思っていた以上にできるかもしれないので、どうぞ引き続きお付き合いくださいね。

今日も読んいただきありがとうございました。

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