冷蔵庫に魚がいる時

我が家では、冷蔵庫に魚があるときに釣りに出かけると
その日は「魚は釣れない」といわれます。
それを聞いた初めの頃は、「そんなの思い込みでしょう」と私は思っていましたが、夫の釣りはスポーツタイプではなく、

自然から恵を少し分けていただく

という、ただの遊びで命をいただくことはしたくないという想いがあります。冷蔵庫にまだ食べるための魚がある場合は、そちらをまずはありがたくいただいて、次の釣り業にいく、というわけです。
以前、何度も冷蔵庫の魚のことを忘れて釣りに行ったことがありましたが、
これがまた見事に釣れないのです！
「魚が冷蔵庫にあるのに..」という申し訳なさが釣りに影響して釣れないのかとも思いましたが、本人が忘れていて（または知らなくて）釣れずに帰ってきた夜に、「あ！冷蔵庫に”海の魚”があったわー！」ということがよくありました。

というわけで、夫が釣りに出かけたい時にはまず
「最近、冷蔵庫に魚ある？」と聞かれ、釣りに行く日を私も確認し、その日まではどんなにスーパーにいい”海の”魚があっても買わないことにしています。

魚を食べてから

最近、「釣りに行きたいんだけど」ということを聞いていたので、急いで魚を使った料理を日々作っていました。立て続きにお魚の頂き物が魚があったのです。海のないチェンマイでは、塩漬けのさわらは高価なもの。そしてもちろん長期保存ができるので、いただきものとしてはとても嬉しいものです。

さて、すっかり冷蔵庫の中の魚がなくなってから出かけた釣り。
大きなものは釣れませんでしたが、なかなか大漁でした。

こちらは、前々回魚を食べ終わってから出かけた釣りの結果です。

友人に誘われて釣りに出かけることもよくあるので、誘われた時に冷蔵庫の中の魚を忘れることが多いみたいです。

日本で釣りをしてみたい

釣りが趣味の夫のおかげで、海のないチェンマイに住んでいても頻繁に新鮮で安全な魚を食べることができています。そして、私たちはよくYouTubeで釣り動画を見ながら食事をしていますが、日本の釣りはこちらの釣りより、より複雑ですね。海はもちろん、川、湖、釣り堀、季節、魚の種類が豊富で、優れた釣り道具もたくさん！
それに従って、釣りの技もたくさんあります。特にSHIMANOさんの動画は美しいし、仕掛けの作り方などいろいろと勉強になります。
いつか、夫婦で日本で釣りをする旅をしてみたいなぁというのが小さな夢。ただ釣りをするのではなく、釣りのプロたちや漁師さんたちのお話を聞き、彼らの釣りフィロソフィーを聞いてみたいなという想いがあります。
釣り動画を見ていても、食べない魚たちをリリースする、丁寧に魚を扱う人たちを拝見するのはとても気持ちの良いものなんです。

只今、前回釣ってきた魚が冷凍庫に眠っています。もうそろそろまた釣りに行きたくてうずうずしている人がいるので、またすぐに魚を調理したいと思います。