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【車を買うか、買わないかで悩んでいるあなたへむけて】なぜ自分は車を買わなかったのか

私は学生時代に教習所に通いそこね、今まで免許を持っておらずでしたが、今年になって一念発起し、仕事と両立しながら教習所に通い、無事運転免許を取りました。

そうなると話は必然的に、車を持つか持たないかということに移ります。やはり免許取得後は、これからは運転ができるという高揚感から車が欲しくなり、中古車サイトも頻繁にみていました。車を買うか買わないかでかなり揺れ、【買う】に傾きかけていましたが、色々と検討し【買わない】という決断をとりました。今回の記事は、車を買うか買わないかで悩んでいる方に向けて、自分はどのような思考のプロセスで決断を見送ったのか発信していこうと思います。

【前提】
私の居住地は、公共交通の比較的充実した都市圏で、カーシェアの拠点も近くにあるところです。なので、地方の場合等、車が必然的に必要になる環境での考えではない点ご了承ください。 

そりゃあ車はほしいと思います

私自身、国産スポーツカーには憧れがありますし、頭文字Dを読んだこともあり大体の車名はわかるので、趣味として所有してみたいという思いはあります。まずは大前提として、車両代と維持費にかけられるだけのお金があれば、そりゃあ車は買うと思います。(車を持つ・乗ることによる事故・死亡リスクについては一旦置いておくとして。)

とはいえ、国産スポーツカーの中古車も、GT-RやRX-7といった人気車となるとなかなか手が出せない金額になっていますね。私も当初はそこらへんは妥協しつつ、RX-8や86等、ある程度手の出せそうなものに絞って検討をしていました。

しかしながら、車両代を手の出しやすいもので検討したとしても、結局のところ維持費による家計への影響が大きいので悩んでいました

家計へ与える影響が大きすぎる

実際買うかどうか検討した際には、日々管理している家計のキャッシュフローに、仮に車を持った場合、維持費として月・年でどれぐらいの負担が出るのかを計算しました。

仮に車自体はキャッシュで購入しローンを組まず、純粋な維持費だけとしても、駐車場代やガソリン代、車検・自動車税の月割計算、保険、メンテ費等々を考えると、【4万円程度の支出】は確実に発生すると思われました。

月収ベースで考えると赤字になってくるのでその分はボーナスで吸収するとしても、多少頑張れば持てなくはないが、でも持つと家計の管理が厳しそうというかなり微妙なラインでした。

カーシェアを検討したが、、、自分の車という気楽さもいいなと感じる

結論的には、カーシェアでいいかという判断には至りました。ただそれに至るまでも紆余曲折があります。

免許をとってまずは運転をしてみようと思い、近場のタイムズカーシェアを登録し、試しに乗ってみました。その時は、免許を取り立てのこともあり、傷つけたりしないかかなり緊張しました。また、予約したり、時間内に返したり、カーシェアの駐車場まで移動するという手間も考えると、やはり持つのも一つありだな、自分の車で練習すれば気を使う必要もないとこの時点では購入のほうに少し揺れます。

Anycaで貸すことで維持費に当てることを検討

自分の持っている車を、有料で他の方にシェアするAnycaという個人間カーシェアリングサービスがあることを知り、自分が車を買い、自分が使わないときは他の方に貸し維持費に当てることも選択肢として考えました。

Anyca(エニカ)内でクルマをシェアすると、
1台あたりの平均受取金額は、月々¥25,000(※)です。
※ 東京23区内を主要な受け渡し場所に設定し、1回以上シェア経験があるクルマ(シェア回数上位100車種)の平均受取金額(2018年の実績値)
Anyca HP(https://anyca.net/owner)より

平均月25,000円程度の受取額とのことのようで、もし仮にこの収入が見込めるなら、維持費も結構軽減できます。オープンカーや外車など、Anycaで需要のあるであろうある程度希少価値のある車を購入するという戦略も考えました。

しかしながら、Anycaのオーナーとして他の方に車を貸す場合は、非対面でのキーもあるようですが、基本的には、貸出の希望があればアプリで事前にやり取りをして、駅などに配車して対面で受け渡しを行うようで、個人的に、この手間が25,000円以上に感じてしまいました。

まとめ:まずは落ち着いて考えてみる、車を持っていないならあなたは何に使いたい?

そうこうしている間に自分の中で車を購入したいという欲が落ち着いてしまい、自然と今はいいやと思えてきました。

落ち着いて考えてみると、物として確かに車はほしいし、愛車として手入れはしてみたい。でもその情熱がずっと続くのか疑問がわいてきました。それなら、必要なときだけカーシェアで十分じゃないのか。

さらに、生活の節々で、車を持っていないからこれが買えるなど、現に車を持っていない今、4万円という負担がないからこそ、その分何かに当てることができるという自由度の高さも考えるようになりました。(極点な話ですが、月4万円あれば、例えば結構良さげなホテルに月一回泊まってみるという楽しみ方や、何かしらガジェットを買ってみるなどのことができるわけです。) もちろん、だからといって散財するのではなく、その分を貯蓄に回すのがよいかとは思いますが。

そういう思想に至ったので、車を持った生活・移動の自由度の高い生活と、好きなものを買える・体験できる生活のどちらがいいかというと、自分は後者だと考えるようになりました。

だからこそ、今悩んでいる方には以下の思考をおすすめします。

1. 本当に車がほしいのか、少し落ち着いて考える。
本当の本当に、車が欲しいのでしょうか。中古車サイトをみたり、各メーカーのブランドサイトを見る時間を少し控えてみて、物理的に距離を置いて、少し落ち着いてみましょう。そうし考えているうちに他のことに興味が移るかもしれません。いざ買ってしまったら影響が大きいので、慎重にいきましょう。

2.車がなければあなたは何がしたい?
あなたが持とうと考えている車はいくらぐらいで、維持費はどれぐらいでしょうか?もしその負担がなければ、その分家計の自由度は高まります。例えば月4万円あれば何ができるか、少しワクワクしてきませんか?

※この内容はあくまで私個人の選択をもとにした考えで、もちろん、車を持つことによる幸せというものも当然あるかと思います、それを否定するつもりはありません。また、日本も2030年代半ばにはガソリン車の新車販売を禁止する方針とのことで、内燃機関の車に乗るなら最後のチャンスになってきてるんじゃないかという気持ちもあり、お金があるなら持ちたいという気持ちも正直あります。




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