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ピタゴラス勝率で、2021年セ・パ交流戦の優勝チームをズバリ予想!!優勝はロッテ、2位はソフトバンク?

セ・パ交流戦も2カードを終え感想も様々だと思います。

今回はこれまでの2カード6戦の戦績(広島、西武は4戦)を踏まえて、ピタゴラス勝率を用いて順位予想してみようと思います。

なお、あくまで6戦だけのサンプルであること、いわゆる得意・不得意チームの対戦もあるのでその点は考慮できませんが、ここ6試合の短期的なチームの調子という意味では一つ参考になるでしょう。

そもそもピタゴラス勝率とは何か?【得失点から勝率を予想】

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このnoteでも度々取り上げてきたピタゴラス勝率です。得点と失点からチームの勝率を予測するセイバーメトリクスの計算式であるとともに、チームの実際の勝率とピタゴラス勝率を比較する事で、どのくらい幸運・不運であったかも検証できます。

過去の記事はこちら

ピタゴラス勝率で交流戦優勝チームを予想

いきなり予想からいきましょう。下記のとおりで1位がロッテ、2位がソフトバンク、3位オリックスで以下4位日本ハム、5位中日と続いていきます。

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あわせて右に対比として現在の交流戦の順位も掲載しています。交流戦首位の中日がピタゴラス勝率上は5位というふうに比較可能です。なお、実際の勝率とピタゴラス勝率を比較し、0.1以上の差が出ている場合は、差を色付けしています。予想される勝率以上に勝ちをおさめている、もしくは負けているという傾向がでているチームといえます。

実際の得失点、打率、防御率は?

実際の得失点、打率、防御率は以下のとおり。

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優勝はロッテの可能性あり?中日は揺れ戻しが怖い?絶対王者のソフトバンクは巻き返しなるか

▶期待通りの勝率をみせているロッテ
ロッテはピタゴラス勝率.068に対して、実際の勝率は.667とほぼ得失点から期待される通りの勝率となっています。仮に大型連勝をするようなチームが出てこず、この勝率のまま推移するなら、現時点で2位につけているロッテは交流戦優勝の可能性も十分にあります。

▶僅差を確実にひろってきている中日ももちろん可能性は十分あり
ピタゴラス勝率では.500で5位の中日、実際の勝率は.800と+.300もの差をつけており、穿った見方をすれば揺れ戻しがあるのではないかという見方もできます。一方で、僅差の勝負を確実に拾ってきています。25日のソフトバンク戦の柳裕也投手も7回0封と圧巻でした。

ピタゴラス勝率を悪化させてるのも5月28日の日ハム戦10-1での敗戦によるもの。いわゆる勝負強いチームというのは、例えばチーム打率や得点が低かったとしても確実に勝ちを広い、ピタゴラス勝率と大きく差がでることもあるので、中日ももちろんこのまま優勝する可能性も十分にあるでしょう。

5月25日(火) 中日2-0ソフトバンク
5月26日(水) 中日4-3ソフトバンク
5月27日(木) 中日3-3ソフトバンク
5月28日(金) 日本ハム10-1中日 →この試合が響きピタゴラス勝率を悪化
5月29日(土)    日本ハム4-7中日
5月30日(日) 日本ハム1-4中日

▶12球団最小失点の交流戦絶対王者ソフトバンク
中日相手に2連敗を喫し今年は厳しいかと予想されたソフトバンク、巨人に勝ち越し8位につけています。ただ、首位に躍り出る可能性も十分にあるといえます。ピタゴラス勝率上は2位で、交流戦防御率は2.91と12球団トップ、打率は.265と5位。ある程度連勝を重ねることができれば首位に躍り出る可能性もあります。

まとめ

その他、オリックスは、対DeNAの乱打戦によるところも大きいですが、オリックスは交流戦打率が.333と吉田正尚選手をはじめとしてチームの打撃が好調。DeNAもオースティン選手、ソト選手が本来の力を発揮してきたというところでしょう、打ち勝つ戦いで3位につけています。まだ12戦を残しているので、まだまだどうなるか目が離せないところですね。

そして明日6月1日からは、1位 中日と 2位 ロッテの交流戦首位攻防戦となります。実際の勝率1位のチームと、ピタゴラス勝率1位のチームの対決という意味でも興味深いですね。そして明日の初戦は柳投手が先発、ぜひ注目してみてください。



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