ブタさんのご飯にお芋。
こんにちは。
ほしいもの鶴田商店です。
今年から新たな取り組みとして、捨ててしまう芋カスをブタさんのご飯に提供開始しました。
1、もったいない廃棄物
ほしいもの製造では、どうしても廃棄物がでてしまいます。それは、蒸したお芋の皮むきと整形する工程で、皮と皮付近にある果肉を削り取った芋カスです。
これまで、ほしいもの製造シーズンには、毎日、軽トラック1台ほどの芋カスが発生いてしまうため、都度、畑へ持って行き、土へ還しておりました。栄養たっぷりのお芋なので肥やしにはなっていると思いますが、もう少し何か他のことに有効活用できないかと、考えていました。
2、ブタさんとの出会い
そんなある日、同じ小美玉市の豚の畜産家の方にお会いする機会がありました。そこで、お話する中で、芋豚として豚を育てられているとお話をお聞きしたため、芋カスの飼料への活用をご相談してみました。そこから少しずつお話が進み、まずは、芋カスをブタさんに試食していただくことになり、実際に、芋カスをお持ちし、豚さんにお召し上がりいただきました。衛生管理上の都合、食べているところは見られませんでしたので、後日感想をお聞きしたところ、喜んでペロッと食べられたとお声をいただきました。
こうして、芋カスを豚の飼料としてご提供することに決まりました。ただ、このような取り組みは、初めてでしたので、畜産家さんと県の畜産課の方と相談したところ、飼料製造の届け出が必要と分かり、申請し準備を進めました。そして、今年の冬より、芋カスを豚さんのご飯としての提供が無事に始まりました。
3、この取り組みの効果
小さな取り組みではありますが、この取り組みで、関係者それぞれに良いことがありました。
①ブタさんが喜んでく食べて成長してくれること
ブタさんとはお話できませんが、喜んで食べており、栄養も豊富だから成長に効果がある様子。
②畜産家さんの飼料代のコスト削減
当店からは無償でご提供させていただいておりますので、僅かながらも、飼料代の削減になっている。
③当店の芋カス廃棄コストの削減
芋カスを引き取りに来ていただくことで、芋カスを畑に捨てに行く手間が省け、作業効率の向上につながった。
4、まとめ
今回の取り組みは、小さなことではありますが、結果的に良いことが生まれる機会になりました。
何か変えた方が良いなとか、改善でした方が良いなと常日頃から考えていることが大切で、それをいつも頭の片隅で意識して行動していると、さまざまな出会いが生じた際に、そこをきっかけにつながっていくことがあるのだと感じました。
これからも、常日頃よりより良いものにしていくためにどうしたら良いかを考え、意識しながら行動し、出会いを大切に過ごしていきたいと思います。
<<お取り組みの畜産家さんご紹介>>
今回のお取り組みにご協力いただいたのは、同じ茨城県小美玉市で畜産業を営む『サンゴクファーム』様です。サンゴクファーム様は、ストレスを軽減し元気で健康な豚を育てることが一番大切だと考えられ「良い環境で良いエサを食べて元気にスクスク育った豚の肉が美味しくないわけがない!」をモットーに、愛情をたっぷりと注いで豚を育てられています。植物性のエサにこだわって育った豚は、獣臭が無く、豚肉の旨みと脂身の甘さが味わえるとっても美味しい豚肉です。ぜひ、一度、ご賞味いただけたら嬉しいです。
↓サンゴクファーム様のHPはこちら
https://sangokufarm.com/
以上
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