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干し芋が出来るまで [Step5] - 芋はたき -

こんにちは。
干し芋の鶴田商店です。

今回は、干し芋作りの「芋はたき」についてご紹介します。
「芋はたき」って何でしょうか???私も最初分からずで、なんとなくのイメージで、芋をはたいて綺麗にするのかななんて思っていました(笑)
それでは、前回の工程の乾燥が終わったところからご紹介します。

1,乾燥機から出す

 干し芋は、乾燥している間も、時々、乾燥機の中の様子を伺いながら、平干しタイプは約3日間、丸干しタイプは約9日間の時間が経過しましたら、乾燥機から取り出します。

↑乾燥機から搬出

いよいよ、完成した干し芋とご対面です!
仕上がり具合がとても楽しみですね。

↑乾燥を終えた干し芋

2,芋はたき

 いよいよ芋はたきの作業です。芋はたきとは、すだれに並んだ干し芋を剥がしていく作業なのです。昔は、このすだれをはたいて干し芋を剥がしていていたことから芋はたきと呼ぶようになったのではないかと言われています。

↑すだれの上に並んだ干し芋

 現在の干し芋べにはるかは、ねっとりと柔らかいため、手で丁寧にすだれから剥がしていきます。ベテラン従業員さんは、やさしい力加減に保ちつつ、スピーディーに剥がしていく手つきは、とても見ていて気持ちが良いです。

↑すだれから干し芋を剥がす

そして、剥がし終えたら、すだれに薄網ごと取って、仮の収納箱へ干し芋を入れていきます。

↑薄網にくるまれた干し芋

3,大切な選別作業

 この芋はたきで大切な作業があります。それは選別です。やはり、自然の農作物ですから、乾燥の間に変色したり、シラタとよばれる筋っぽいところなどが発生することがありますので、それらの有無を確認しながら選別します。

↑変色やシラタの干し芋

 変色した干し芋やシラタの干し芋は、見た目と食感の違いはあるものの、食べることには全く問題がありませんが、B品として選別します。また、一部だけ変色している干し芋の場合は、変色箇所をハサミでカットして取り除きます。

↑ハサミでカットした変色箇所

4,まとめ

 今回は、芋はたきについてご紹介しました。当店のこだわりの一つである干し芋の美しい見た目のために、この工程でも、変色箇所などを取り除き、極力すべての干し芋が綺麗な黄金色になるように作業をしています。手間と時間はかかりますが、お客様からの「綺麗な見た目は贈答品に喜ばれるよ」とお声をいただけることが何よりの励みとなっています。

 次回は、商品として販売するためのパッキング作業をご紹介します。
ぜひ、お楽しみに♪

干し芋販売中です!ぜひ、お召し上がりくださいませ。
ただいま、丸干しは製造に時間を要しておりますので、発送までお時間かかってしまいます。誠に恐れ入りますが、ご理解いただきますようお願い申し上げます。

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