企画を立て、それに必要な資金を友人から集める『polca』というサービスがある。一応、『友だちから』ということになっているけど、実際はオンライン上の繋がりを利用して、会ったこともない人から支援を受けている人も多い。

　その『polca』で初めて企画を立ててみた。（⇒https://polca.jp/projects/9wWkfZa3qjC）

　自分では特に抵抗なかったのだが、セーブポイント（※詳細はHPを参照）の友だちから「めっちゃ面白い人なのか、関わっちゃいけない系の人なのかのギリギリを攻めてる」という感想をもらった。
　私は自分で思っているよりもぶっ飛んでいるのかもしれない、と嬉しくなった。

　だだ、そこで一抹の不安が胸を過った。恋人の存在である。
「変なところが好きになった」と言ってくれた彼だけど、どんどんエスカレートしていく私の行動に、そろそろついていけなくなってくるのではないかと思ったのだ。

　ひとまず反応を見てみようと、自分の企画ページを彼に送ってみた。
　照れ隠しに『ついに吹っ切れた』という文面を添える。
　すぐに返事が戻ってきた。本気で引かれていたらどうしよう、と緊張しながらメッセージを開く。
『今ごろ？　まちさんはもっと前から吹っ切れてたよ』
　語尾にニヤリとした表情の顔文字がついていた。