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10代と20代の狭間を残したショートフィルム

*この記事はTCP学生応援団活動の一環として、各メンバーが映画制作体験を記したものです

いつか過去を見返したとき、19の自分は何をしていたのかを記すために、何かを作りたいと思った。誰にでもなにか生きていて思う節はあるが、それを形にしないとその瞬間の感情を忘れてしまう。

そこで私はこの10代と20代の狭間に脚本を書いて4分のショートファルムを撮ってみることにした。

タイトルは「蛍光」

高校生の主人公の蛍は自分が赤色が見えないと診断され、絶望していた。片やもう1人の登場人物、花は出会った中年男性を騙し、窃盗を繰り返し生計を立てる日々を送っていた。蛍はその場面を目撃する。2人はやがて行動を共にするようになり、蛍に気持ちの変化が起きはじめる。最後は花が自分は青が見えないのだと蛍に告げ、青い海に赤い血が混ざって終わる。

という内容で具体的にどういうことかと説明しろと言われてもいまいち自分でもわからない。ただ、同じものを見ていても人と見え方が全く違うことがテーマとしてあった。

実際に自分の考えた話を映像にすることで、乗り越えなければならない障害の大きさを痛感した。人との関わり、技術、計画など至らない点しかなく、反省した。頭で描いてることを現実の映像にするには大変な努力と知恵が必要だということを学べたので、いつかまた作りたいと思う。