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1年で10倍になった10X BizDev

年の瀬、たくさんの人が1年の振り返りを投稿している中、僕も慌てて筆を進めています。

今年内定者込みで10名超となった10X BizDevは、振り返ると去年の年末はまだ自分一人しかいませんでした。文字通り10xです。
これは、10Xがこの一年で大きく変化したことの現れであり、この激動の1年を終えた今の感情を書き留めておかねば、という気持ちで書いています。

そして、“1年前は自分1人だった”とか、”1年でBizDevの人員が10xした”というキャッチーなフレーズは今日までしか使えない(2人目の吉開さんが2021年初に入社)ことに気づき、慌てているわけです。

今年については、正直あまり記憶にないくらい激動でした。とあるプロジェクトが2月ごろから始まり、気づいたら年を越そうとしています。
4月ごろ、同僚であり僕のnoteにもよく登場する@TamuraHaruakiと一緒に出張先のホテルで「俺たちが今やっていることは、いつか報われるのかな?きっと年末ごろには報われているよ。いずらにせよ、報われるまで諦めないからいつかかは報われる」と話していたことだけは鮮明に覚えていますが、まだそのプロジェクトは道半ばです。

今年、10Xが提供するSatilerは飛躍を遂げました(飛躍=成功ではない)。プロダクトとしては、CTOの石川さんがこちらのPodcastで「システムの規模としてはだいたい4〜5倍くらいの大きさになった」と話していました。我ながら驚異的です。

そして、事業としてはまだまだ期待通りの成果を出せていないものの、プロダクトの大きな進歩とBizDevの功績によりリーチできるマーケット、企業が格段に広がりました。

10XのBizDevは、僕が入社した2020年4月以来、ずっと一つJob Descripiton(JD)でやってきました。新規リード獲得、提案、交渉、契約、Stailer導入、導入後の支援まで、全てのプロセスを何でもやる総合格闘技のような働き方が求められてきました。

一方、事業と組織が大きくなるにつれて、BizDevも適切に役割分担する必要が出てきています。
今週、最終営業日ギリギリにBizDevの新体制を発表し、それに合わせてJDを5つオープンしました。

https://jobs.10x.co.jp/

このタイミングでJDを分け、BizDevの体制を大きく変更した理由は、3つあると思っています。

  • 事業がどんどん大きくなる中で、一人のBizDevが見れる範囲には限りがあること。また、全員が全ての領域に精通するスーパーマンになるのはコストが高すぎること

  • Stailerがプラットフォームとして成熟するにつれ、BizDevの業務の一部(もしくは大半)が型化されることで業務の切り出しが可能になること

  • 業務を切り出した結果、より不確実性の高い業務や将来への投資に時間を使えるようになること

各JDの詳細についてはここでは触れませんが、ちょっとでも興味がある方はぜひ、採用ページか代表矢本さんのPodcastに出演して詳細を話したので聞いていただけたら幸いです。

個人的には、今年1年を走り切ってかけがえのない経験をいくつもさせてもらいました。

  • プロジェクトマネジメントのイロハをゼロから体得する

  • プロダクトをゼロから作る過程に携わる、その過程で開発プロセスにも関与する

  • 失敗を通して、個人として会社として事業運営上大切なことは何かを学ぶ

  • BizDevの採用リードを担う

  • 組織を分けて明確に自分の干渉領域を持つ

これらは、事業やプロダクトがPMFする前のフェーズや、社員が10名程度〜50名弱のフェーズに身を置くことで得られたものであり、このフェーズのスタートアップにチャレンジする醍醐味だと思います。

プロダクトを創る経験が全くない自分が、ゼロからキャッチアップしてインターフェイスを跨ぐAPI連携のテストケースを作成したり、ネットスーパーの核とも言える商品・在庫マスタの生成ロジックをソフトウェアエンジニアと二人三脚でゼロから創り上げたり、それはもう貴重な経験でした。

開発進捗をこまめにチェックしながらプロジェクトマネジメントしていた時期は、GitHubを毎日舐めるように見て開発側で何がおきているかをキャッチアップしたことも、開発プロセスを勉強するとても良い機会でした。

自分が得意ではない領域にどっぷり浸かることで、思いもよらず事業を別の角度から見れるようになったり、他部門の取り組みについて解像度が高まり、結果として自分のパフォーマンスがあがります。
どんなフェーズの会社でも同様の経験はできると思いますが、小さい会社であればあるほどその機会は多いのではないでしょうか。

最後に、来年さらに事業が大きくなることを確信しています。それに伴い更に組織は大きくなり、そこではまた新たなチャレンジが待っていると思います。
そこでは、新しく入ってきた/くるメンバーが自分の得意領域を作り、組織作りの中心を担っていくのだと思います。

この循環こそが、スタートアップにいる最大の面白さなのでは?と少し分かったような気になっています。

日本の小売の可能性を広げたい、地元のスーパーでの買い物をちょっと便利にしたい、母親が使えるサービスを作りたい、どんな思いでも熱く一緒に働ける人をお待ちしています。

良いお年を!

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