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月刊ポップ・カルチャーの未来から

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いつもは記事に書くことのない「自分のこと」について綴る月次連載です。僕が日々のライター生活の中で考えていること、思っていること、悩んでいること、目指していることなどをつらつらと書… もっと読む
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記事一覧

【月刊ポップ・カルチャーの未来から/24年4月号】 ライターの力を必要としてくれる人の存在。

いつもは記事の中に書くことのない「自分のこと」について綴る月次連載「月刊ポップ・カルチャーの未来から」。昨年4月に始め、音楽ライター・映画ライターとして活動する日々の中で考えていることをその時々ごとに綴り続けて、今回から2年目に突入です。これからライターを目指す(もしくは、ライターという仕事に興味を持っている)次の世代の方たちにとって、何かしらの思考のきっかけを提供したい、という想いで、今回も今僕が考えていることを思うがままに書き残しておこうと思います。過去回は、マガジン「月

【月刊ポップ・カルチャーの未来から/24年3月号】 得意分野を越えて、新しい世界に足を踏み出し続ける。

いつもは記事の中に書くことのない「自分のこと」について綴る月次連載「月刊ポップ・カルチャーの未来から」。昨年4月に始めまして、音楽ライター・映画ライターとして活動する日々の中で考えていることをその時々ごとに綴り続けて、今回で12回目となります。無事に丸一年続けることができました。いつもお読み頂き、誠にありがとうございます。先日、「月刊ポップ・カルチャーの未来から」のマガジンを作りましたので、過去回をチェックする際はぜひご活用ください。 ライターの仕事をしていると、今まで知ら

【月刊ポップ・カルチャーの未来から/24年2月号】 改めて、僕がポップ・カルチャーについて言葉を綴り続ける理由について。

昨年4月に、「自分のこと」について綴る月次連載「月刊ポップ・カルチャーの未来から」を始めて、もうすぐ1年が経ちます。連載を始めた当初は、その月の活動について振り返る月報、雑誌でいうところの編集後記のようなものを想定していましたが、実際のところ、その月ごとに書く内容がコロコロと変わっていて、いまだに連載のスタイルを確立できずにいます。ただ、僕の中で一貫しているのは、これからライターを目指す(もしくは、ライターという仕事に興味を持っている)次の世代の方たちにとって、何かしらの思考

【月刊ポップ・カルチャーの未来から/24年1月号】 2024年(以降)の抱負について。

いまだに年間ベスト「洋楽」「映画」を発表できていないまま1月が終わってしまう、というかつてない事態ですが、2023年の最後の振り返りの前に、毎月最終日恒例のこの連載で、2024年の抱負を書き記しておきたいと思います。とはいえ、今年の抱負や目標というよりも、どちらかと言うと、今後の中長期的な考えに近いものになるかもしれません。 音楽ライター/映画ライターを名乗っていますが、以下、僕の仕事の中で多くの割合を占める音楽ライターを軸に話を進めていきます。音楽ライターとしての一年の抱

【月刊ポップ・カルチャーの未来から/23年12月号】 今年、Xに投稿した計133本のライブ評や映画評を一つにまとめました。

2023年の最後の1日に、この1年間の振り返りをしたいと思います。 今年も、たくさんのライブや映画、また、舞台などを観ました。特にライブについては、例年以上に多くの現場に足を運ぶことができました。本当にライター冥利に尽きます。今年も一年間がむしゃらに走り切ることができたのは、日頃からお世話になっている皆さん、また、僕が書いた記事を読んでくださっている皆さんのおかげです。いつも本当にありがとうございます。 全てではないのですが、観たライブや映画については、僕のX(Twitt

【月刊ポップ・カルチャーの未来から/23年11月号】 過去5年分の年間ベストランキングの内容を振り返る。

僕は、ポップ・カルチャーを巡るリアリティ、もしくは本質は、いつだって、今この瞬間にこそ宿ると思っています。ポップ・カルチャーのシーンの最前線の様相は、次々と絶え間なくアップデートされ続けていきます。今この瞬間に、音楽シーンや映画シーンで何が起きているのか。どのような革新的な作品が生まれて、それらがどのような熱量をもって受け手に受容されているのか。日々、目まぐるしく変化し続けるシーンの最前線におけるリアリティを立ち止まることなく追いかけ続けることこそが、ポップ・カルチャーを語る

【月刊ポップ・カルチャーの未来から/23年10月号】 毎年の年末に発表する年間ベストランキングについて。

毎月、雑誌『ROCKIN'ON JAPAN』に記事を寄稿している中で、たまにふと思うことがあって、それは、雑誌の「〜月号」のナンバリングの仕方って少し不思議だなあということです。『JAPAN』の場合、10月末に発売する号が「12月号」で、実際にその号の制作に携わり始めるのは9月末頃からだったりするので、その時の暦とのギャップに毎回少し混乱したりします。10月末の現時点では、「2024年1月号」の制作に向けた動きが始まっていて、世の中的には、やっと長い夏が終わりハロウィンが来た

【月刊ポップ・カルチャーの未来から/23年9月号】 原稿料0円のnoteを書き続ける理由について。

お読み頂きありがとうございます、音楽&映画ライターの松本侃士です。 7月末から8月にかけての怒涛のライブ/フェスシーズンが、やっと終わりを迎えました。振り返ると、各週の週末には、UVERworldの日産スタジアム公演(2日間)→「ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2023」(1週目)→「ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2023」(2週目)→「SUMMER SONIC 2023」→EveのぴあアリーナMM公演、というビッグイベントがあり、加えて、その

【月刊ポップ・カルチャーの未来から/23年8月号】 「新しい世代の書き手が減っている?」件について。

「自分のこと」について書き記すために始めた月次連載、その第5回目です。これまでは、僕が音楽ライターになったきっかけや、ポップ・カルチャーについて言葉を綴り続ける理由について書いてきました。後から読み返すと、これまでの4回は僕の自己紹介に近い内容になっていることに気付きました。そろそろ今回あたりから、当初この連載を始める時に想定していたように、僕が日々のライター生活の中で考えていること、思っていること、悩んでいること、目指していることなどを、その月ごとに書いていこうと思います。

【月刊 ポップ・カルチャーの未来から/23年7月号】 僕がポップ・カルチャーについて言葉を綴り続ける理由について。

定期的に、自分が日々のライター生活の中で考えていること、思っていること、悩んでいること、目指していることなどを、少しずつ書き記していこうと思って始めた月次連載、その第4回です。 まず前々回と前回は、いろいろな方から特によくご質問を頂くことが多い「音楽ライターになったきっかけ」について振り返りました。具体的には、第2回では、大学時代の就職活動、第3回では、ライターとして仕事を得るに至るまでの過程を書いています。ライターを目指す(もしくは、ライターという仕事に興味を持つ)次の世

【月刊 ポップ・カルチャーの未来から/23年6月号】 僕が音楽ライターになった2つ目のきっかけについて。

4月から、「自分のこと」について綴る月次の連載を始めました。これから定期的に、自分が日々のライター生活の中で考えていること、思っていること、悩んでいること、目指していることなどを、少しずつ書き記していこうと思っていますが、まずは前回に続き、いろいろな方から特によくご質問を頂くことが多い「音楽ライターになったきっかけ」について書いていきます。ライターを目指す(もしくは、ライターという仕事に興味を持つ)次の世代の方たちにとって、何かしらの思考のきっかけを提供できたら嬉しいです。

【月刊 ポップ・カルチャーの未来から/23年5月号】 僕が音楽ライターになった最初のきっかけについて。

先月から、「自分のこと」について綴る月次の連載を始めました。この記事は、その第2回目です。この連載を始めた理由やきっかけはいくつかあるのですが、その内の一つが、ライターを目指す(もしくは、ライターという仕事に興味を持つ)次の世代の方たちにとって、何かしらの思考のきっかけを提供できれば、と考えたからです。とてもおこがましいことは重々承知の上ではありますが、どこかの、いつかの、誰かにとって、この連載が何かしらの参考になったら嬉しいと思っています。 まず今回は、いろいろな方から特

【月刊 ポップ・カルチャーの未来から/23年4月号】 いつもは原稿に書くことのない「自分のこと」について。

2018年3月末のロッキング・オン退職後、その翌月の4月からライター活動を始めて、今月で6年目に突入しました。あっという間の5年間でした。音楽ライター/映画ライターとして、振り返る暇もないまま、とにかく走り続けてきた日々でした。もちろん、まだまだ道半ばだと思っていますし、まだまだ頑張れます。今こうして頑張ることができているのは、いつも記事を読んでくださっている方たち、また、僕の活動を見守りながら応援し続けてくださっている方たちのおかげです。いつもありがとうございます。 少し