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【月刊ポップ・カルチャーの未来から/23年12月号】 今年、Xに投稿した計133本のライブ評や映画評を一つにまとめました。

2023年の最後の1日に、この1年間の振り返りをしたいと思います。

今年も、たくさんのライブや映画、また、舞台などを観ました。特にライブについては、例年以上に多くの現場に足を運ぶことができました。本当にライター冥利に尽きます。今年も一年間がむしゃらに走り切ることができたのは、日頃からお世話になっている皆さん、また、僕が書いた記事を読んでくださっている皆さんのおかげです。いつも本当にありがとうございます。

全てではないのですが、観たライブや映画については、僕のX(Twitter)に140文字に収まる文字量のミニレポートを投稿しています。後日しっかりと記事として書き上げたものは世に残りやすいのですが、一方、Xのポストはどうしてもその瞬間ごとに流れ去っていってしまいます。なので今回は、僕自身の今後の振り返りのためにも、この一年間で投稿したライブ(配信ライブ、ライブ映像作品を含む)、映画、ドラマ、舞台(それぞれ配信作品を含む)、展示会などのミニレポートを一つの記事にまとめました。

この記事が、新しい作品やアーティストを知るきっかけ、または、興味を深めるきっかけになったら嬉しいです。


※ライブ(81投稿)、映画(39投稿)、ドラマ(6投稿)、舞台(3投稿)、展示会(4投稿)、計133投稿です。

※Xにミニレポートを投稿しているのは、今年に入って僕が観たライブや作品の中の一部です。タイミングの都合などで、Xに投稿できなかったケースも多いので、この記事では網羅し切れていないライブや作品も多くあります。

※日付は、Xへの投稿日です。なので、実際に観た日付とずれているケースもあります。

※ライブについては、複数のアーティストが出演するフェスやイベントの場合は、各アクトごとの投稿を一つずつピックアップしています。場合によっては、複数のアーティストが出演したライブのレポートを一つの投稿にまとめているケースもあります。

「JAPAN JAM 2023」「SUMMER SONIC 2023」の各アクトに関する投稿は、それぞれ別の記事にまとめているためここでは割愛しました。「ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2023」については、別の記事で各日のトリの計5組の投稿をまとめているので、今回はそれ以外のアクトの投稿をまとめました。

※映画をはじめとした映像作品は、2023年に日本で公開(配信)された新作のみを対象としています。なので、過去の作品に関する投稿はここでは割愛しています。

※ドラマやアニメなど、複数話にわたる映像作品は、基本的に、僕が最終話まで完走した作品に関する投稿のみまとめています。1話ごとの内容に関する投稿は多いのですが、それらを全てピックアップしていくとキリがなくなってしまうためここでは割愛しています。

※音楽番組やバラエティ番組を含めたテレビ番組全般、YouTubeコンテンツ全般に関する投稿はここでは割愛しています。小説や漫画などに関する投稿についても同様です。


【1月】

1/4

遅ればせながら、映画『THE FIRST SLAM DUNK』を観ました。
既に各所で絶賛されまくっているように、とんでもない傑作でした。
今作は、単なる「名作マンガの映画化」ではなくて、「マンガ家・井上雄彦が執念で作り上げた1本目の(そして、おそらくは最後の)映画」で、こんな特異な映画ほかにない。

1/7

各所で大絶賛されまくっている映画『RRR』を観た。
上映時間が3時間、ラージャマウリ監督いわく「10分に1回、特大スペクタクルシーンを用意している」とのことで、単純計算で18回は驚きのシーンが来るはずと身構えながら観たのですが、体感で35回くらい超弩級のアクションが連発されて笑いました。

1/8

マカロニえんぴつ、さいたまスーパーアリーナ公演を観た。
ロックバンドとしての誇りを胸に、まっすぐに時代と向き合い続けてきたからこそ辿り着いた夢の大舞台。4人が声を重ねて歌った〈ロックバンドは最高だ〉という言葉、その重みと深みたるや。
追ってライブレポを書きます。

1/14

『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』を観てきました。
最初、映像が美麗で滑らかすぎて違和感があったけど、目が慣れてきた頃に舞台が「海」に移って、そこから先はずっと圧巻でした。
もし家で配信で観たら今作の映像表現の凄みを100%体感できなかったと思うので、IMAXで観れてよかったです。

1/17

三浦大輔の新作映画『そして僕は途方に暮れる』を観ました。
出口のない「逃走迷路」の中で、全力で逃げ続ける120分。面白すぎて頭を抱えた。
「なんか、ごめんなさい」の「なんか、」って、人に謝る時に絶対に付けてはいけない言葉なんだけど、その得も言われぬ「なんか、」の深みが凄まじかった。

1/28

今年のアカデミー賞で主要8部門9ノミネートに輝いた『イニシェリン島の精霊』を観ました。
決定的な断絶と、相克する被害者意識&加害者意識。そして最後に至る、壮絶にして悠々とした至高の人生観。
前作『スリー・ビルボード』の端正な語り直しであり、同時に鮮やかなアップデートでもある。凄い。


【2月】

2/2

『ガンニバル』全7話、完走しました。
完璧。まさに、日本が世界に誇るべき大傑作だと思います。
今作が描く土着的な恐怖は、日本人にしか描けない極めて特異なものだと思う。だからこそ、海外からのリアクションが気になる。
日本のクリエイターたちの「狂気」の結晶、世界を震撼させてほしい。

森大翔、初のバンドセットのライブを観ました。
まっさきにギターの超絶技巧に目と耳を奪われがちですが、全曲とにかく歌のメロディが素晴らしい。(まずは「日日」「台風の目」を聴いてみてください)
何より、バンド編成によって一気に歌のスケールが増した。まだ19歳、この先の躍進が楽しみです。

2/17

『アントマン&ワスプ:クアントマニア』を観ました。
ついにMCUフェーズ5、開幕です。
マルチバース・サーガ(フェーズ4〜6)のクライマックスへ向けて、一気に物語が加速し始めた。
あの『エンドゲーム』の歴史的感動を超えられるか。マーベル・スタジオの果てしない気概を感じます。全力応援。

2/18

『ボーンズ アンド オール』を観ました。
ルカ・グァダニーノ監督の最新作で、ティモシー・シャラメ案件で、主演は『WAVES』のテイラー・ラッセルで、マーク・ライランスが脇を固めて、
というように、座組みの時点でほとんどロイヤルストレートフラッシュが成立している作品。結果、大傑作でした。

2/19

Teleのワンマンを観ました。
音源を通して彼が誇る才能には触れてきたつもりだったけど、ライブを観て改めて圧倒された。
豊かな文学性を帯びた言葉たちが、躍動的なバンドアンサンブルの中で弾けながら、光のように降り注ぎ続ける。本当に美しい時間だった。
春フェスも楽しみ!

2/23

Dragon Ash、25周年ツアーの最終公演を観ました。
ついに、声出し全面解禁。
今日の公演は、ライブシーン完全復活を象徴する一夜として、日本のロック史に刻まれるべきライブになったと思う。
大合唱を超えた大絶唱が巻き起こった今日の「Fantasista」を、僕は一生忘れません。

2/25

indigo la Endのパシフィコ横浜公演を観ました。
彼らは13年間にわたり、「後ろ向き」な「別れ」の歌を歌い続けているバンドではあるけど、ライブでは、最後に不思議とポジティブな感情が込み上げてくる。唯一無二のライブ体験です。
最新曲「名前は片想い」が非常に良い。

2/26

乃木坂46、秋元真夏の卒業コンサートを観ました。
ついに、最後の1期生メンバーが卒業する日が来ました。個人的に、まなったんは自分と同世代で、歳を重ねながらキャプテンとしてグループを牽引する姿を、ずっとリスペクトしていました。
11年間、お疲れさまでした......!


【3月】

3/5

スピルバーグ監督の自伝的映画『フェイブルマンズ』を観ました。最高です。
今作は、2020年代において存在意義をシビアに問われつつある「映画」に関する切実な論考であり、同時に、彼の亡き両親に捧げられた非常にパーソナルな手紙でもある。
語るべき点が多すぎるので、追って、しっかり書きます。

3/11

ずっと楽しみにしていた『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』をやっと観てきました。
凄まじすぎて、頭を抱えました。🤦
これほどまでにカオスな家族ドラマ、初めて観た。
週明けのアカデミー賞で、今作は(95%くらいの確率で)作品賞に輝くはず。エブエブ旋風の到来は目前です。

3/12

#ブラッシュアップライフ
最終回、観ました。
一番心待ちにしていた「4人でわちゃわちゃするシーン」をたっぷり観ることができて胸がいっぱいになったし、何より、その先に続く人生を丁寧に描いてくれたことが本当に嬉しかった。
バカリズムさん、素敵な物語をありがとうございます。

3/13

Arctic Monkeysの来日公演(Zepp Haneda)を観ました。
世界最高峰のロックバンドのライブを、この規模の会場で堪能できる幸せを噛み締めました。
初期のフロアアンセムも、『AM』期の円熟ロックンロールも、何より最新作の新曲も、全てが洗練を極め尽くしていた。完全無欠のロックショーでした。

3/16

Chilli Beans.の対バンツアー、KT Zepp Yokohama公演を観ました。
ゲストはVaundy!(彼とチリビの3人は音楽塾の同窓生) もちろんコラボ曲「rose」での共演も実現!
今や時代を象徴する存在となったVaundyと互角にわたり合う3人のパワフルな歌と演奏が、とっても眩しかった。

3/18

『シン・仮面ライダー』を観た。
原点(主に、石ノ森章太郎先生の漫画版)への愛と敬意が大爆発していた。庵野監督、しっかり尽くしている。
現時点では名前が伏せられている豪華キャストがたくさんいます。僕はエンドロールを観て、「●● ●●と●● ●●●と●● ●も出てたの?」となりました。

3/19

遅ればせながら、映画『BLUE GIANT』を観まして、今その原稿を書いています。
劇場、超満員でした。「ジャズとは、熱く、激しい音楽である」という渾身のメッセージを伝える今作を通して、ジャズに対するイメージが一変した人&その世界に魅了された人は少なくないはず。今作が果たした意義は深い。

3/20

映画『Winny』を観ました。
僕自身、当時は小中学生だったので、この映画を観て初めて知ったこと&学んだことが本当に多かった。
何より、金子勇氏&弁護団の「未来の技術者たちのために」という意志に触れて、強く心を動かされました。
エンジニアの友人たちと語り合いたい。

3/21

ちゃんみな、初の横浜アリーナ公演を観た。
ゲストは、SKY-HI、ASH ISLAND、そして、Awich! 絶叫のような歓声で、何度も何度も横アリが揺れた。
今回、初めてちゃんみなのライブを観て、彼女が巨大な期待と支持を一身に集めている理由を深く噛み締めた。追ってしっかり書きます。

3/25

「来世ではちゃんとします 3」を完走しました。
このシリーズ大好きで、今回もめちゃくちゃ良かった。内田理央のコメディエンヌとしての才能、もっともっと評価されるべき。
スタジオデルタの愛おしい日常が、これからも、いつまでも続いていきますように。シーズン4、楽しみにしてます。

3/27

「東京03 FROLIC A HOLIC feat. Creepy Nuts in 日本武道館 なんと括っていいか、まだ分からない」(1日目)を配信で観ました。
かつてオークラさんが佐久間さんのラジオで語った夢が最高の形で実現していました。痺れたぜ。
2日目も観たいので、Blu-rayが出たら買います。

3/30

「KAMITSUBAKI FES '23」を観ました。
これまで花譜のライブを配信で観たことはあったけど、「バーチャルシンガー」による「XR LIVE」を現地で体験したのは初めてでした。バーチャルとリアルの垣根を超越した会場の一体感、凄まじかった。
花譜の「邂逅」震えました。


【4月】

4/4

ONE OK ROCKの東京ドーム公演を観た。
全ての観客の期待に真正面から応えるような、あまりにも正しすぎる圧巻のエンターテインメントショーだった。
世界水準を見据えた最新型ロックも、僕たちが10年以上大切に聴き続けてきた初期曲も、全て披露してくれた。
追ってしっかり書きます。

4/16

コーチェラのBLACKPINK、凄かった。
ハイライトの連続だったけど、特に「Lovesick Girls」の圧倒的アンセム感に痺れた。
ついにこの夢の舞台に立つことができた感動を伝えるMCもグッときた。(コーチェラのヘッドライナーをアジアのアーティストが担うのは今回が初?)

『ザ・ホエール』を観ました。
人生を懸けてただ唯一信じ続けたいこと。つまり、広義の「信仰」を巡る深淵な物語が深く胸を穿つ。
死期が迫る体重272kgの主人公を演じたブレンダン・フレイザーの演技、圧巻です。(祝・アカデミー賞主演男優賞!)
追って、上半期ベストの記事でしっかり書きます。

Ezoshika Gourmet Clubのワンマンライブ、最高でした。
演奏&アレンジのスキルの高さは言うまでもなく、全ての曲のメロディが優しく開かれていて、ライブで非常に映える!
ライブバンドを志向する彼らにとって、コロナ禍の3年間はあまりにも長すぎたけれど、これから先の飛躍が楽しみ。

4/18

『SHE SAID/シー・セッド その名を暴け』を観ました。
「映画界を支配する構造的な悪」に立ち向かった調査報道、が、メジャー映画として映像化されることの意義はあまりにも深い。
今作は、勇敢なジャーナリストたちに向けた、映画界からの誠実な回答なのだと思う。静かに胸を打つ、大傑作でした。

4/19

ラフ×ラフの1stライブ、見逃し配信で観ました。
今はまだ粗削りではあるけれど、「人生を懸けてアイドルをやりたい」という熱い覚悟が震えるほど伝わってきた。
命を削って笑いを取りにいく姿(間奏に大喜利が組み込まれている曲も!)にも胸が熱くなった。
応援していきます!

4/20

今日は、Appy lil Quokkaのライブを渋谷eggmanで観てきました。
2月にリリースされた「Tokiwo」のミクスチャー感が大好きで、今回のライブでもギラギラに映えまくっていたのですが、
今日出たばかりの新曲も王道のポップナンバーで最高でした。
引き続き応援していきます!

4/22

映画『ヴィレッジ』を観ました。
故・河村光庸プロデューサーが最後に企画した一作。彼の意志は、藤井道人監督&横浜流星の最強タッグへと継承され、そしてこの、日本人にしか作れない、日本人だからこそ作ることができた渾身の大傑作が生まれた。日本映画の未来は明るい。

4/23

ORANGE RANGEの全国ツアー、最終公演を観ました。
昨年9月の序盤戦も観たけど、やはり、ついに観客の声出しが全面解禁になった今回の公演は格別でした。
既にアンセムとなっている新作の楽曲も多いし、「*~アスタリスク~」や「ミチシルベ」のような初期曲も惜しみなく披露。最強!

4/26

THE 1975の来日公演を観ました!
昨年のサマソニもベストヒット的な構成でしたが、それを遥かに凌ぐ超王道エンターテインメント志向の最強セトリでした。これこそまさに、At Their Very Best!!!!! 何より、最新作の楽曲たちのライブの映え方が尋常じゃない。
とても「誠実」な来日公演でした。

4/27

ヤングスキニーの恵比寿リキッドルーム公演を観ました。
自分のために歌う歌が、目の前の「あなた」のための歌になる。そうしたライブならではの魔法のような瞬間が、次から次へと巻き起こった素晴らしい時間でした。
メンバーも若ければ、客層も若い。改めて、ライブシーン新時代の到来を感じます。

4/29

ニコニコ超会議、KAMITSUBAKI STUDIOのブースで、DJイベント「超音楽的同位体 MUSIC VOX」を観てきました。
「音楽的同位体」とは、つまり人工歌唱ソフトウェアのことなのですが、それを用いたUGCが新たな巨大なシーンを形成していることを改めて実感しました。


【5月】

5/2

映画『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』を観ました!
「お馴染みの横スクロールアクション、マリオ本人の目線ではこう見えています!」のシーン、感動的でした。久々にゲームをプレイしたくなった。
今回は字幕版を観ましたが、吹替版(宮野真守!)は脚本が一部異なるらしい。気になる。

5/3

ついに公開された最新作に臨む前に、昨年末に見逃していた『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー ホリデー・スペシャル』を観ました。
時系列としては『ソー:ラブ&サンダー』の後ろで、1話完結の最高のクリスマスムービー!
ケヴィン・ベーコンがめちゃくちゃフィーチャーされてて大爆笑しました。

5/4

MCU最新作『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:VOLUME 3』を観ました!
涙と爆笑のシリーズ大団円、大傑作です。
ジェームズ・ガン監督がDCスタジオの新CEOに就任したため、しばらくマーベルを離れることになるけど、彼が残してくれたものはMCUの礎になり続けていくはず。9年間、お疲れ様でした!

5/7

yama、acoustic live tour 2023「夜と閃き」を観ました。
ツアーは続くので詳しくは追って書きますが、単なるアコースティックライブを超えた、yamaの今後のキャリアにおいて非常に大きな意義を持つ公演だと思う。
「Versus the night」から「夜と閃き」へ。新章開幕の予感です。

5/13

『TAR/ター』を観ました。
衝撃的にして、完璧な作品でした。
エンドロールから幕を開けます。
そこから一気に圧巻のクライマックスへ。
ラストシーン(日本人に馴染み深い「あるゲーム」が関連します)について。絶望的な解釈と希望的な解釈ができますが、僕の実感としては後者に近い。震えました。

5/18

乃木坂46、齋藤飛鳥の卒業コンサートを配信で観ました。
全編にわたり努めて明るく振る舞っているように見えたけど、中盤、メンバー全員のほうを向いて「乃木坂をよろしくね」と告げた時の声が涙ぐんでいて、それがとても泣けました。
11年間、お疲れさまでした....!

5/19

藤井道人監督の新作『最後まで行く』を観た。
岡田准一も綾野剛も、最初から最後まで最高に狂い散らかしています。極限に次ぐ極限。思わず何度も爆笑した。
韓国映画のリメイクではありつつ、先月公開された前作『ヴィレッジ』に共通するテーマが深く刻み込まれていました。追ってしっかり書きます。

5/20
「METROCK TOKYO」

にしなを観ました。
「JAPAN JAM」の時も思ったけど、「東京マーブル」も「ケダモノのフレンズ」も、フェスでとってもよく映える! フェスグッズのサングラスをかけて歌う姿も、とてもキュートでした。
ラストに歌った「1999」、稀代の名曲なので聴いたことのない方はぜひ。

04 Limited Sazabysを観ました。
天気予報では曇りでしたが、めちゃくちゃ晴れた。(さすが、晴れバンド)夕方にもかかわらず、とんでもなく熱烈なステージだった。
「一緒にまた、新しくロックシーンの未来をつくっていきましょう」というGENの言葉、痺れました。

THE ORAL CIGARETTESを観ました。
10年近くこのバンドを追い続けていますが、今のオーラルは、間違いなく何度目かの覚醒の季節を迎えていて、
というのも、最新曲「BUG」と「Enchant」が凄すぎる。過剰で過激、それでいて同時に洗練を極めていて、本当に圧巻です。

「METROCK TOKYO」1日目のトリ、Mrs. GREEN APPLEを観ました。
大森元貴のポップスターとしての堂々たる佇まい、痺れました。
「ダンスホール」や「青と夏」も凄かったけど、特に、Ado「私は最強」のセルフカバー(原曲キー!)の時のフロアの熱狂が尋常じゃなかった。

5/27

須田景凪、約1年ぶりのワンマンライブを観ました。
自分自身のリアルな心情や等身大の姿を、勇気を持って伝えていく。リスナーを信じて、ありのまま共有していく。そうしたポップアーティストとしての覚悟に触れて、強く心を動かされました。
今後の更なる大躍進が楽しみです。

5/28

BUMP OF CHICKENの全国ツアー「be there」ツアーファイナル公演を観ました。
ついに声出しが全面解禁となった今回のツアー。その途中からセットリストに加わった新曲「窓の中から」に、数え切れないほど多くの歌声が重なった瞬間、無類の感動が押し寄せてきた。
追ってしっかり書きます。


【6月】

6/1

Tani Yuuki、Zeppツアー最終公演を観ました。
「JAPAN JAM」で観た時も思ったけど、それぞれの曲が誇るスケールが凄まじくて、ライブで非常によく映える。
と考えていたところ、ライブの最後に、初のホールツアーが発表されました。東京は国際フォーラム(ホールA)!

6/3

映画『怪物』を観ました。
監督:是枝裕和 × 脚本:坂元裕二
それぞれの方法論を通して、現代社会における生きづらさや、既存の価値観と相容れない新たな「幸福論」を描き続けてきた2人。両者の願いが、祈りが、お互いへのリスペクトのもと、想像し得る限り最も美しい形で結実した作品。震えました。

YOASOBI、さいたまスーパーアリーナ公演(初日)を観ました。
史上最大キャパのワンマン。次々と巻き起こる大歓声、特大コール&レスポンス、そして大合唱。圧巻。
何より、現在、異次元の大ヒットを記録中の「アイドル」が凄すぎた。ikuraちゃんの歌、限界突破してました。

6/4

King Gnuの日産スタジアム公演を観ました。
長年にわたり日本のロックシーンを追い続けてきましたが、これほどまでに破格のスケールを誇る、かつ、エンタメ性と先鋭性の両方を極限まで追求し切ったスタジアムロックアクトを観たのは初めてでした。
ロックの未来は明るい。

6/9

森 大翔、初のワンマンライブを観ました。
昨年「台風の目」を聴いて衝撃を受けてから応援し続けているのですが、制作面・ライブ面ともに、日々すさまじいスピードで変化と進化を重ねています。凄いです。
そんな彼は、まさに今日20歳になったばかり。期待しかないです。

6/10

今日は、EmeraldとYONA YONA WEEKENDERSの対バンを観てきました。
お互いへの愛とリスペクトに溢れた熱い対バンでした。両バンドともに、相手の曲のフレーズを自分たちの曲にマッシュアップしていて、特に、Emeraldの「考え中」の混ぜ方が非常にクールでした。

6/11

ミュージカル「FACTORY GIRLS」を観ました!
火曜の「アトロク」で宇垣さんが激烈レコメンドしていた作品です。
19世紀半ばの物語ではありつつ、【過去から現在へと続く、「私たち」の戦いの物語】というコピーの通り、今の時代にこそ響くべき強烈なメッセージに貫かれた作品でした。

6/16

flumpoolの中野サンプラザ公演を観ました。
観客の声出しが封じられていたコロナ禍のツアーの「リベンジ」として行われたライブでした。この数ヶ月、ライブシーン完全復活を象徴するようなライブをたくさん観てきたけれど、今回は特に感動的だった。
「君に届け」の大合唱、圧巻でした。

6/17

『ザ・フラッシュ』を観ました。
MCUマルチバース・サーガしかり、『アクロス・ザ・スパイダーバース』しかり、今、マーベル側でマルチバース作品が連発されていますが、ここにきてDC側からマルチバース映画の決定打が来ました。
これ単独でも楽しめるはず。
今すぐ映画館へGOです。

6/18

『スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース』を観ました。
アニメ表現の新境地を鮮やかに開拓した前作を軽く超越していて、完全に新次元に突入していました。
前作のコピー「運命を受け入れろ。」に対して、今回のコピーは「運命なんてブッつぶせ。」で、ストーリー的にも非常に野心的です。

6/21

DURDNのワンマンライブを観ました!
今年の「Early Noise」に選出されていたので、一度はバンド名を目にしたことがある人は多いはず。
ハイライトの連続でしたが、特に、最後、トップライナーのyaccoもステージインして一緒に歌った「Drink!」のフロアアンセムとしての爆発力が凄かった。

6/24

tonunのZepp Shinjuku公演を観ました。
ライブ活動を始めて1年しか経っていないにもかかわらず、既に堂々たるポップシンガーとしてのオーラを放っていて痺れました。
何より、各楽曲のポップソングとしての強度が高すぎる。特にバンドサウンド主軸の曲はライブで信じられないくらい化けます。

6/25

『だが、情熱はある』最終話を観ました。
『たりないふたり』の視聴者の中からCreepy Nutsが生まれたように、いつか、このドラマの視聴者の中から、"たりなさ"を抱えたまま才能を開花させる未来のスターが生まれるかもしれない。情熱は、伝播する。
とても意義深いドラマでした。

6/29

米津玄師の全国ツアー「空想」横浜アリーナ公演(2日目)を観ました。
米津にとって音楽とは何か。なぜ音楽を作り続けるのか。その根源的な問いに迫ることができた気がする。(ある曲の中に、あるロックアンセムのリフが引用されていた理由も腑に落ちた。)
追って書きます。


【7月】

7/1

Anly、LINE CUBE SHIBUYA公演を観ました。
バンド編成、弾き語り、そして、ループペダルを駆使したパフォーマンス。そのどれもが瑞々しい生命力に満ち溢れていて、凄まじいエネルギーをもらいました。圧巻。
ループペダルを踏む足元を映すビジョン、とても粋な演出でした。

7/2

WACKの7人組グループ・ASPのZepp DiverCity公演を観ました。
彼女たちにとって3度目のZepp公演。「Zeppを越えていきたい」という想いは相当強かったはずで、実際に、その意志の強さが全面に出た非常に鮮烈なステージングでした。
今後の更なるブレイクスルーが楽しみです。

7/4

RADWIMPSのZepp Haneda公演を観ました。
国内ライブハウスツアーは、なんと8年ぶり。新海誠との3度にわたるタッグを経て国民的アーティストとなった彼らが、今一度「ロックバンド」としての本能を解き放っていく超怒涛の展開、震えました。
追ってしっかり書きます。

7/15

宮崎駿監督の10年ぶりの新作『君たちはどう生きるか』を観ました。
個人的に、しっかり言葉にして書き記しておかなければいけないと思ったことが大きく2つある。
追って、noteに書きます。

7/21

MAISONdesの初ライブを観ました。
2020年代におけるポップ・ミュージックの「正解」が詰まりまくった非常に痛快なライブでした。
asmiがMAISONdesのことを「帰って来れる場所」と言っていて、それがとてもしっくりきた。
今年の最重要ライブの一つです。
配信あります。

7/26

にしな、Zepp Divercity公演(初日)を観ました!
超満員でした。(祝ソールドアウト)
何より、今まで以上に熱く、親密で、開かれたコミュニケーションに満ちたライブでした。ポップミュージシャンとしての大きな進化を感じます。
明日はツアーファイナル!

7/27

にしな、Zepp Divercity公演(2日目)を観ました!
昨日に続き、圧巻でした。特に、ツアータイトルを冠した新曲「クランベリージャムをかけて」の爆発力がとんでもない。
来年には、計12,000名超動員の大規模ツアーが控えています。ファイナルは、NHKホール!

7/29

UVERworldの日産スタジアム公演(1日目)を観ました。
今やUVERworldは、数え切れない人の人生の一部、夢になっている。6人と72,000人の全員で辿り着いた夢の大舞台、全員で切り開いた前人未到の景色。破格の感動が押し寄せてきた。
明日は男祭り(6 vs 72,000)です。

7/30

UVERworldの日産スタジアム公演2日目「男祭り」を観ました。
単なる「バンド」と「リスナー」という関係性を超越した「同志」としての繋がり合い。それがこの規模で実現したことは奇跡のようであるけれど、起きるべくして起きた奇跡でもある。
追ってしっかり書きます。


【8月】

8/5

先日、松屋銀座で開催中の「SPY×FAMILY展」に行ってきました!
僕、好きな漫画をいくつか挙げろと言われたら、「SPY×FAMILY」は間違いなく五本の指に入るのですが、その理由の一つが遠藤達哉先生の卓越した画力なんです。
名場面、名シーンのイラストが凝縮された至高の空間でした。

8/6
「ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2023」

Adoを観た後、anoを観ました。(オールナイトニッポンファミリー繋がり!)
あのちゃん、全身全霊でした。そして、フェスでの闘い方、もっと言うと「勝ち方」を、完全に自分のものにしていました。
何より、「ちゅ、多様性。」のフェスアンセムとしての爆発力、本当に凄い。

8/12
「ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2023」

「RIJF」4日目、 [Alexandros]を観ました。
彼らがこのフェスのメインステージに立つようになって10年が経つ、ということもあって、今回も王者の貫禄すら漂わせる圧巻のステージだった。
事務所の後輩・WurtSを迎えたコラボ曲「VANILLIA SKY」もしっかり披露してくれました。

「RIJF」4日目、関ジャニ∞を観ました。
悲願の初出演。超超超満員の会場。初めて彼らのライブを観る観客がほとんどにもかかわらず、エンターテイナーとしての地力で完全なホーム戦にもっていった。
安田章大の「あなたたちは大切なメンバーだ!」という言葉が忘れられない。

8/13
「ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2023」

「RIJF」5日目、WurtSを観ました。
新しい価値観を提示するクールな楽曲を次々と放ちながら、新しい世代の観客をじわじわと熱狂させていく。(そしてステージ上ではウサギのDJがずっと楽しそうに踊り狂っている。)新時代です。
「分かってないよ」の大合唱、本当に感動的でした。

「RIJF」5日目、鈴木愛理を観ました。
初の試みとして、この後に出演するアーティストのカバーメドレーを披露してくれた。
Juice=Juice「ひとそれ」
wacci「別の人の彼女になったよ」
BiSH(アイナ)「オーケストラ」
YOASOBI「アイドル」
特に「アイドル」、怒涛の熱狂でした

「RIJF」5日目、10-FEETを観ました。
落雷の危険のため観客が全員避難した後、依然として小雨が降る中で始まったライブ。
悪天候という不条理な逆境を、ポジティブな意志の力で最高の思い出に変えていく。改めて、なんてタフで優しい3人なんだろうと思った。
雨、上がりました。

「RIJF」5日目、Vaundyを観た。
ロックモード全開のトリプルコンボ「CHAINSAW BLOOD」→「裸の勇者」→「泣き地蔵」は今回も凄い気迫で、その後の「花占い」→「怪獣の花唄」というお決まりの流れも圧巻。
そして今回は、その後に未発表の新曲を披露。超絶ロックチューンでした。

8/16

豆柴の大群&都内某所のツーマンツアーを観てきました!
最初から最後まで、客席を含めた会場全体の一体感がとんでもなかったです。凄まじい気迫。
そして、それぞれの新曲もとても良い。(豆柴の新曲「ぷりぷり」の作詞作曲はヤマモトショウさん!)

8/17

ELLEGARDENのZOZOマリンスタジアム公演を観た。
僕にとってELLEは、ロックの素晴らしさを教えてくれた大切なバンドの一つ。そんな4人が、今もなお現役のバンドとして、そして最強のライブバンドとして進化を重ね続けていることが、涙が出るほどに嬉しい。

8/26

Eve、ぴあアリーナMM公演(1日目)を観ました。
1年前の日本武道館公演の時と同じように、親密な温かさが伝うライブだった。そしてその時以上に、ライブアーティストとしてのさらなる覚醒感を感じた。圧巻。
明日のファイナル公演の後は、11月のさいたまスーパーアリーナ公演2デイズ!

8/28

乃木坂46、「真夏の全国ツアー2023」最終公演を配信で観ました。
1〜2期生が全員卒業して、3〜5期生だけで周った初めての全国ツアー。不安や恐怖を乗り越えた上で、最後の最後にキャプテンが叫んだ「私たちが乃木坂46です」という言葉、とっても感動的でした。


【9月】

9/2

先日、櫻坂46展『新せ界』に行ってきました!
先鋭的にして鮮烈なクリエイティブの力こそが櫻坂46の核心であることを、全身で体感できる展示会でした。(OSRINが空間演出を担当!)
最後に示された未来へのヴィジョン。守屋麗奈さんの深い決意の言葉に心が震えました。

劇場公開時に見逃していた『逆転のトライアングル』を観ました。(2022年のカンヌ・パルムドール!)
リューベン・オストルンド監督の前作『ザ・スクエア』が前衛的すぎたので身構えながら観たら、とても「分かりやすく」シンプルに「面白い」作品だった。それでいて語りがいが無数にある。傑作です。

映画『少女は卒業しない』を観た。
「朝井リョウ原作×高校生の群像劇」といえば、11年前の『桐島、部活やめるってよ』が思い浮かぶけど今作もとんでもない傑作でした。
今後の日本映画シーンを牽引していくこと間違いなしの俳優・河合優実の初期キャリアの代表作として語り継がれる一本になりそう。

9/3

遅くなりましたが、『ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE』を観た。
アクション映画の原点(つまり、映画の原点)に立ち返りながら、同時に、極限までアップデートしてみせる。そんな大快挙を成し遂げられる映画人《トム・クルーズ》と同じ時代を生きる幸せを存分に噛み締めた。

9/5

遅くなりましたが、映画『バービー』を観ました。
ちょうど昨日、今作が『マリオ』を超えて2023年の全世界興行収入1位に輝いたニュースが出て、実際に映画を観て、それがいかに革命的なことであるかを思い知った。
変わるべき世界、変わらない世界を痛快に笑い飛ばす。これこそコメディ映画の真髄。

9/10

先日、松本市美術館で開催中の展覧会「映画監督 山崎貴の世界」に行ってきました!
小学3年生の時に『ジュブナイル』を観たことが、僕のSF原体験です。テトラ、懐かしくないですか?
BUMP OF CHICKEN『WILLPOLIS』の飛行船も懐かしい。
11月の『ゴジラ-1.0』も楽しみです。

9/11

映画『キングダム 運命の炎』を観ました。
前作からたった1年、破竹の勢いで公開されたシリーズ3作目。
今回も、驚くほど「途中」で終わるけれど、それはつまり、必ず続編を製作するということ。日本映画史上、かつてないスケールの長編シリーズになりそう。全力で応援したい。

9/21

#ゴッドタン「#マジ歌ライブ 2023 〜マジオールスター歌謡祭〜」を観ました!
角田バンド(ドラムはピエール中野!)とGOTOの夢のコラボ、最高でした。
あと、バカリズムの「秋桜」(夏帆!)と「恋のパステルカラー」(Boseの「今夜はブギー・バック」マッシュアップ!)、いつか音源化してほしい。

9/23

ディーン・フジオカの日本武道館公演を観ました。
今回初めてライブを観させて頂いて、俳優やモデルなど多彩な活躍をみせる彼の原点は「音楽」であることを再確認した。
徹底的に磨き込まれたライブパフォーマンス、そしてポップスターとしての華、痺れました。


【10月】

10/1

anoのKT Zepp Yokohama公演を観ました。
生きづらさを抱えながら生きる人にとって、あのちゃんの歌は救いになる。何より、彼女自身が傷だらけになりながらも「僕は僕のままで戦う」というスタンスを貫き続けているからこそ、その歌はさらに輝きを増す。圧倒されました。

10/7

今さらですが『#VIVANT』を一気に観ました。
完全オリジナルストーリー。かつ、まずは映像のスケールの力で一気に視聴者を引き込み、その後から次第に物語の全容が明かされていく海外ドラマ的な構成。
日本のドラマの常識を覆す超攻めの作品、これはリアルタイムで観るべきだったと後悔しました...。

10/8

先日、「DEATH NOTE」連載開始20周年を記念した原画展『DEATH NOTE EXHIBITION』に行ってきました!
「計画通り」クリアファイル、即買いしました。
最近、合間を縫って漫画を読み返してます。連載終了から17年も経つのに全く古びていない。改めて、本当に凄い作品です。

10/14

『あの夜であえたら』(初日)を観ました!
「舞台演劇番組イベント生配信ドラマ」という全く新しい形のエンターテインメントでした。短い言葉では全く説明ができない。僕は会場で観ましたが、配信だとどう映っているのか気になる。
ものづくりの仕事は尊い。
そして改めてラジオって凄い。

10/15

ストレイテナーの日本武道館公演「25TH ANNIVERSARY ROCK BAND」を観ました。
これまでの長い歩みを通して得た輝かしい自信、ロックバンドとしての誇り、何より、ファンとの熱き絆が全編に滲む最強の3時間でした。
バンド結成25周年、本当におめでとうございます!

10/21

ギャレス・エドワーズ監督の最新作『ザ・クリエイター/創造者』を観ました。
近年のハリウッドでは、悲しきことに、完全オリジナルSF大作の製作が少なくなってしまった。だからこそ、こうした大傑作に映画館で出会えた感動は大きいし、これからもこの流れが未来に続いていくように全力で応援したい。

10/23

『キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン』を観ました。
演出、演技、脚本、撮影、編集、美術、音楽などなど......、まさに「総合芸術」としての映画の真髄を3時間半にわたり堪能し尽くした。(特に、原作の脚色がすげえ)
80代に突入したマーティン・スコセッシ監督の才気、まだまだ衰え知らずです。

10/30

「This is ACIDMAN 2023」を観ました。
ちょうど今日で、メジャーデビュー21年。『創』の時から決してブレない一貫したバンドの「哲学」が凝縮された渾身のアクトでした。
最後は、「Your Song」。ビジョンに映し出された日本語訳詞《あなたは大丈夫》、その深みたるや。


【11月】

11/2

映画『#キリエのうた』を観た。
岩井俊二×小林武史の黄金タッグ(『スワロウテイル』『リリイ・シュシュのすべて』)によって新しく紡がれた渾身の音楽映画。
178分にわたり圧巻のリリシズムを浴び続け、なかなか冷静に振り返れないのですが、一つ言えるのは、松村北斗の演技が冴え渡りすぎでした。

11/3

映画『ゆとりですがなにか インターナショナル』を観ました。
岡田将生×松坂桃李×柳楽優弥の黄金トリオ、久々の復活! 改めて、クドカン脚本との相性が良すぎる。
このシリーズ、時代の変遷と共にいくらでも続けられるな〜と思いながら観てたら、エンドロールの最後に「つづく」と出てぶち上がった。

「Women In Music vol.1」

今日は、Billboard JAPANのイベント「Women In Music vol.1」に来てます。
1組目は、にしな。ゆっくりと陽が落ちていく野音のシチュエーションを味方につけた、とても幻想的でエモーショナルなアクトでした。特にラストの「ヘビースモーク」→「青藍遊泳」の2連打、今回も本当に素晴らしかった。

「Women In Music」の2組目、のんを観ました。
全編に溢れる圧巻のポジティビティ! 特に「Beautiful Stars」(作詞作曲:後藤正文)の《最強なんだ、私》というリリックの輝きたるや。
ギターをかき鳴らしながら天真爛漫に歌う一方で、凛とした歌声を丁寧に届ける「荒野に立つ」もとても良かった。

「Women In Music」の3組目、SCANDALを観ました。
「同一メンバーによる最長活動ロックバンド(女性)」としてギネス世界記録に認定された4人。今も17年前と変わらず、ピュアな音楽愛と情熱を燃やしながらステージに立つ姿がとても眩しい。
最後は、MCの3時のヒロイン含め全員で記念撮影!

映画『ゴジラ-1.0』を観た。
ゴジラが、しっかりと恐い。観客がCGに慣れ、見飽きたこの時代に、その原初的な恐怖を体感させてくれる時点で今作は大成功だと思うし、●●を決して美化しない姿勢に山崎貴監督の深い「信念」を感じた。
上映後、客席から拍手が起きた。

11/4

映画『テイラー・スウィフト:THE ERAS TOUR』を観ました。
観客動員数の世界新記録を更新中のツアーのコンサートフィルム。あらゆる演出の規模が破格で、まさにライブエンターテインメントの究極型を観た。間違いなく、歴史に残るツアーになる。
来年2月の来日公演(東京ドーム4days)も観たい...。

11/7

コールドプレイのゲストアクト、YOASOBIを観た。
やはり「アイドル」のライブアンセムとしての爆発力が凄すぎる。
この夏、たまアリのワンマン、「ROCK IN JAPAN」、「SUMMER SONIC」でも観てきたけど、東京ドームで披露されたこの曲の輝きはさらに格別でした。

コールドプレイ、東京ドーム公演を観た。
カラフルな輝きを放つ至高のポップアンセムの数々。未来へ向けてまっすぐに歌われる愛と平和、そして希望のメッセージ。
変わるべき世界、変わらない世界に対して、「音楽」にできること全てを追求したような圧巻のアクト。最強。

11/8

ammo、Zepp Shinjuku公演を観た。
ステージ上の3人はもちろん、フロア(高校生&大学生が大多数!)も熱すぎた。少なく見積もっても、ダイバー続出のライブアンセムが1ダース近くある。
「Zeppをゴールにしたくない」という言葉もグッときた。今後のさらなる躍進が楽しみです。

11/11

映画『#正欲』を観ました。
原作は、朝井リョウ。『桐島、部活やめるってよ』『何者』に並ぶ、深く胸を穿つ大傑作でした。
日本で「多様性」「ダイバーシティ&インクルージョン」が広く謳われるようになって何年も経つけど、真の意味で時代の価値観を突き動かすのは、まさにこういう作品だと思う。

11/12

MCUドラマ『ロキ』(シーズン2)、最終話を観ました。
全てを悟ったロキが呟いた「I know what kind of god I need to be.」という言葉、震えた。
時間軸の無限の分岐を描いた今作の真髄は、ロキのパーソナルなストーリーであることが最後に浮き彫りになった。本当に凄いドラマでした。

04 Limited Sazabys、武道館公演を観ました。
バンドが続いていくことって本当にすごい。バンドって本当にかっこいい。結成15周年、本当におめでとうございます。
これまで数え切れないほど観てきた「Buster Call」、今日は、バンドの思い出写真のスライドショーとセットでいつも以上にグッときた。

11/13

MCU映画の最新作『#マーベルズ』を観ました。
フェーズ4以降の数々の作品が、少しずつ、時に大胆に合流しながら、新しい大きな潮流を生み出し始めています。最後の最後には、特大ぶっ込みも。(待ってた!)
全ては、いつか公開される『アベンジャーズ:シークレット・ウォーズ』へと繋がる、はず。

11/21

SixTONES、東京ドーム公演の映像作品「慣声の法則 in DOME」を観ました。
特に圧巻だったのは、「マスカラ」で実現した常田大希とのコラボ。アイドルとロック。各シーンで新時代を牽引する6人+1人のエネルギーがクロスした時に生まれる巨大なエネルギー、壮絶でした。

11/22

森大翔、渋谷WWW公演を観ました。
定期的に観てますが、20歳の成長スピードは本当に凄まじいもので、ライブアーティストとしての堂々たる姿がとっても頼もしかった。
彼の成長に合わせて動員も右肩上がりで、今日、来年3月のQUATTRO公演が発表されました。いつかホールやアリーナで観たい!

11/23

asmi、LINE CUBE SHIBUYA公演を観ました。
名だたるクリエイターたち(meiyo、和ぬか、Chinozoなど)から求められまくる彼女の天性の歌声は、ライブの場でさらに何倍も映えます。
何より、「歌うって楽しい!」というピュアな音楽愛が爆発しまくっていて、とっても最高でした。

11/25

櫻坂46、「3rd YEAR ANNIVERSARY LIVE」(初日)を観ました。
「Start over!」→「承認欲求」の最強コンボの爆発力は、今年の彼女たちの大躍進を象徴していたし、何より、3期生楽曲「静寂の暴力」が本当に素晴らしくて震えました。
土生ちゃん、卒業おめでとうございます!

11/26

Eve、さいたまスーパーアリーナ公演を観た。
昨年の東京ガーデンシアター→武道館→今年のぴあアリーナMM→今回と観てきて、不思議なことに、会場が拡大すればするほど、彼の存在をどんどん近くに感じられる。
次はドームで観たいと思ったら、来年は斜め上のアジアツアー!


【12月】

12/1

Tele、ワンマンツアー「祝 / 呪」 の追加公演(@ Zepp DiverCity)を観た。
圧巻。2月のO-EAST公演ぶりに観ましたが、この短期間でとてつもない進化を果たしていて、堂々たる「ロックスター」としての姿がとっても頼もしかった。
来年6月の武道館公演、すごいことになりそうです。

12/5

マネスキン、東京ガーデンシアター公演を観ました。
がっつり心を掴まれてしまった昨年のサマソニから約1年、待望の来日公演でした。
今回も圧倒的。そりゃワンマンなので当たり前なのですが、昨年を遥かに凌ぐ異常な熱狂でした。いつかフェスのヘッドライナーで観たい。

12/8

乃木坂46・5期生、「新参者」の千秋楽を配信で観ました。
歴代の乃木坂アンセム(4期生楽曲「I see...」も!)&5期生楽曲で構成された約2時間。10公演、完走!
初ライブからもうすぐ丸2年。「未完成は美しい」の、さらに先の美しさを目指す11人を、これからも応援していきます。

12/9

オレンジスパイニクラブ、Zepp Shinjuku公演を観た。
これまで何度もフェスで観てきたけど、ワンマンは初めてでした。
彼らの爆裂ロックンロールショーを約2時間の尺で観て改めて感じるのは、熾烈さの中に滲む温かさ、誰一人置き去りにしない優しさ。とっても最高でした。

12/10

日向坂46、Kアリーナ横浜公演を観ました。
「私たちはこのメンバーでもう一度、東京ドームを目指します」というキャプテンの決意の言葉に、そして、再び歌われた「約束の卵」に、強く胸を打たれた。
このグループ、まだまだ強く、もっともっと大きくなると思います。

12/11

BBHF、初のビルボードライブを観ました。
通常の公演のような、ステージとフロアのインタラクティブなコミュニケーションもBBHFのライブの真髄ではありつつ、
今回のように徹底して「魅せる」ライブに振り切った公演でこそ浮き彫りになる彼らの真価がある。
ビルボード、毎年やってほしい!

12/13

大森靖子、銀杏BOYZ、そして2組がリスペクトする先輩・ピーズによる3マンライブ「dabadabada vol.2」を観ました。
激烈な轟音に滲む、各々の生き様や信念、魂。震えるようなロックアクト3連打でした。
ラストは、銀杏&大森靖子で「駆け抜けて性春」!!!

12/17

KinKi Kids、東京ドーム公演を観ました。
今日で東京ドーム公演は66回目とのこと。この巨大なステージに立ち続けるスターとしての貫禄、本当に凄い。
最後には、「今は不安に思う人も多いかもしれないけれど」と前置きした上で、未来への力強い言葉も届けてくれました。

12/22

劇場公開時に見逃していた映画『コカイン・ベア』を観た。
大量の麻薬を摂取しキマりまくったクマが襲いかかりまくってくる95分間、ずっと大爆笑しまくりでした。
フィル・ロード&クリストファー・ミラーが革命的傑作『スパイダーバース』と並行して今作を作っていたと思うと味わい深さが増します。

12/23

『劇場版 SPY×FAMILY CODE: White』を観た。
フォージャー家の喜劇的な日常には常に戦争の影が横たわっていて、旅(つまり、非日常)を描く今作には、その影がより色濃く滲んでいる。仮初の平和、その切実さたるや。
星野源の「主題歌書き下ろし力」、今回も凄すぎ!

12/24

くじら、LIQUIDROOM公演を観ました。
彼のコンポーザーとしての圧倒的才能は、既に広く世に知られているとおり。今回、初めて彼のワンマンを観て圧倒されたのは、気迫に満ちたエモーショナルな歌声、華々しいポップスターとしての佇まいと立ち振る舞い。最高に痺れました。


なお、年末恒例の年間ベストは、年明けに公開予定です。

今年も1年間、ありがとうございました!



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