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ストラップが切れた

テナーサックスの時は短め、バスクラリネットの時は長めと、長さを常に調整しながら使っていたストラップが切れた。どうみても直せそうにない。残念ながらお釈迦になられたようだ。南無南無。

テナーサックスも昔は普通のネックタイプのストラップだったのだが、それでは首が痛くて仕方がないと、jazzlabの肩と下腹で支えるタイプのものに変えていた。ただ、jazzlabはフックが頼りなく、楽器を持ち上げると簡単に外れてしまうので、先端部分だけこのdeJacquesのに付け替えていたという訳。

テナーサックスについては、友人が使っているのを見て一目惚れしてしまったVandorenのハーネスに切り替えたのでjazzlabを使うことは殆ど無くなっていたのだが、ハーネスは長時間演奏には向いているが、着脱が面倒なので練習には向かない。

私の場合、練習とは同じ曲を全ての楽器でさらうことで、着脱の面倒なハーネスは不便だし、着けたままフルートとか吹きたくないし、ソプラノサックスにもストラップは要らない(着脱不可のストレートネックなので右手で持ち上げて吹いている)。つまりハーネスなりストラップなり何かしら吊るものが必要なのはテナーサックスとバスクラリネットだけということ。

ちなみにハーネスについては紹介動画を昔作ったので一応載せておく。

このハーネスがバスクラリネットでも使えたら良かったのだけど、残念ながら管体が身体に近くなりすぎてNG。普通のストラップも然り。それで暫くの間、バスクラリネットはjazzlab、テナーサックスはVandorenハーネスだったのだが、練習時は付け替えが面倒なので、テナーサックスもまたjazzlabに戻していたと言う訳。本当はjazzlabでテナーを吹くと楽器が左右に揺れて落ち着かないので好きではないのだが。

今回ストラップが切れてしまって、代わりのものは一応普通のストラップが二本あったのだけど、これでテナーサックスとバスクラリネットを吹くのは嫌というか、首に来そうなので却下。と言うことで、二本の内一本をハサミで首当ての真下から切って、deJacquesの代わりにjazzlabに付け替えた。

でも、こいつもフックがイマイチ。でも、わざわざまたdeJacquesを買って付け替えるか?

確かにdeJacquesのストラップは簡単には外れない仕組みだし、デザインも気に入っている。だが、どう言うわけかAmazonにもSweetwaterにもMusician's Friendにも売っていない。検索すると公式サイトが見つかったのだが、20世紀からタイムトリップしてきたかのようなデザイン。

よく言えば手作り感満載、悪く言えば完全に時代から取り残されている感じ。値段が高めなのは前からだから驚かないけれど、買ってすぐハサミで切り取ってjazzlabに付け替える為だけに$128は払いたくないなぁ。

ということで暫く様子を見ます。

お気に入りのdeJacquesのストラップが切れたのは当然悲しいのだけど、もう随分長いこと使ってきたから寿命だとあっさり受け入れたのも事実。購入記録を探したのだけど残っておらず、昔の写真の中から探してみたら、何と94年1月に一緒に写っている写真を発見!

大学4年の冬ころか?

30年近くも持ったのかと、柄にもなく「お疲れ様でした」とストラップに言ってしまったのだけど、本当は30年以上懲りずにやってるサックス奏者としての自分に対しての労いなのかもね。

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