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「マネーショート」「マージン・コール」、あとちょっと「リーマン・ブラザーズ最後の4日間」について

こんにちわ、つづもです

夫と息子の里帰り中に見た映画について書きます

映画のタイトルは表題のとおり
3つ目の「リーマン・ブラザーズ最後の4日間」は、正確にはもっと前に見た映画ですが、元ネタが同じ(リーマンショック周辺)なので載せました

映画の内容は、3作品とも2008年リーマンショックがもとになっています
それぞれ内容は、以下のような感じ

  • 「マネーショート」⇒リーマンショックで大儲けできた人の話

  • 「マージンコール」⇒リーマン・ブラザーズ社をモデルにした投資銀行の話(リーマンショック前夜譚)

  • 「リーマン・ブラザーズ最後の4日間」⇒リーマン・ブラザーズ社破綻までの4日間を描いた話

「リーマンショック」について簡単に説明しますと、
「返済の可能性が低いゴミ債券(サブプライムローン)が、相当高い値段で取引されていて、それがバレて破産した「大きすぎる会社」(リーマン・ブラザーズ)があった」ということです

「投資」ということなら、私も今、つみたてNISAやインデックスファンドへの投資を行っています
これらの投資手法は「かなり手堅い」ということで、現状特に疑いもせずコツコツ積み立てしているのですが、映画を見た後、ちょっとゾワっとしましたね

決して「つみたてNISAやインデックスファンドへの投資が危険」といっているのではありません
問題は、私が特に疑いもなく「良い商品」といわれるがまま、これらを買っていたということです

「マネーショート」では、「絶対安心な商品と謳われていた債券」(本当はゴミ)が「ヤバい」と気づいた人達が、債券破綻を見込んで勝負に出ます
⇒周囲の人たちは笑って相手にしません

「マージンコール」はその「絶対安心な商品」を売り買いしている側の話です
自分たちの持っているものが、かなり「ヤバい」と気づいたとたん、膨大なゴミを「売り抜け」しようと画策します(たった一日で!)

「リーマン・ブラザーズ最後の4日間」では、国を巻き込んでの大騒ぎです
つまりは国も、大手銀行も、誰もこの「ゴミ債券」がゴミだと気付いていなかったということ
「絶対安心な商品」、「ずっと値上がりし続ける住宅価格」を誰もが信じていたということです

これどっかで聞いたことあるなぁって、1990年台におきた日本のバブル崩壊ではないでしょうか?
「日本の土地の値段は、ずっと上がり続ける」という神話を誰も疑わなかった
みんなじゃぶじゃぶお金を借りて、不動産投資につぎ込んだわけです

結果はもう皆さんご存じの通りです

「マネーショート」や「マージンコール」でその綻びに気づいたのは、本当にその商品のデータを集めて調べ上げた人たちだけ
そしてそのデータを信じて、今ある「神話」を疑うことができたひとが、次の一手を打てたわけです

と、なんだか説教臭い話になってしまいましたが、
私もただの一般ピーポー
証券マンやトレーダーのように、専門的な知識もデータを見る力もないので、結局誰かの言ってる情報に踊らされるしかできないです

でもその中でも「うまくいきすぎてる?」という疑いの目を持っていきたいものだと、改めて思いました

経済や市場の動きは、どっか遠くで起きてることではないですからね
すべて関係して循環してる
バブルをつくるのは、結局その投資案件、情勢に関係したすべての人だと、私は思います

今日はそんな映画の感想でした
以上!



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