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2019年読んだマンガで面白かった8冊を紹介します。 2. 東京城址女子高生

著者:山田 果苗
出版:KADOKAWA

これ去年、
2018の年間ベストに入れようか散々迷って
結局書くんがめんどなってやめちゃったんですよね…

ハルタ枠で「北北西に曇と往け」入れてたんもあって
バランス取ったってのもあるんですけど…

(言い訳おわり)

新キャラが来て、めちゃくちゃ良くなりましたね!

えー、内容はもうタイトルまんまなんですけど

東京の女子高生が城の跡(城址)を巡って
わちゃわちゃする街ぶらコメディですね

出てくる城址は実在するので、そういう面白さもあります

最初、1巻の雰囲気は
天才肌で城址好きな金髪の子と
あほでめんどくさがりな黒髪の子が
絶妙なコンビネーションの掛け合いでおもしろ可笑しく街ぶらして、ちょっと勉強にもなるマンガ

って、そんな感じやったんですよ

これでも十分面白くて、2巻も続けて買っちゃったわけなんですけど
なんか物足りんなあ。という気持ちはあって

そこへ来ての新キャラ投入で
これがばっちりおもしろい

3人目の子は、人の話を聞いてない系の透き通った明るい性格で
これが最初の2人と合うんですよ

この子のいいところは、
この子が居ても居なくても成り立つけど
居てくれると事故的な面白さが生まれるところですかね

だから、最初の雰囲気は壊さず
でも良いスパイスになってて
この子との掛け合いもおもしろいし

いやー、いいキャラですね

で、このキャラクターたちが上手いこと動くんですよ

金髪の子は城址巡りが趣味で頭も良いので、しっかり知識を持ってて
ともすればそれをひけらかせるんですけど

黒髪の子が、めんどくさがりで頭もあまり良くないので、人の話を長いこと聞けないから、
歴史知識をだらだら並べられる。みたいな事にならないんですよね

城址めぐりのコースは、だいたい金髪の子が考えてて
それは歴史的にこのコースで回るのがおもしろいみたいなきちんとしたもので

でも黒髪が聞いてくれないから自然と説明は最小限になって
あとはキャラクター同士息ぴったりの掛け合いが展開される

だから、重たくなくてサクサク読めるけど、内容はしっかりしてる。
これはキャラクター設定がうまいからやと思うんですよねー

風景の描写も丁寧ですし
キャラクターが生き生きしてるので、とても楽しいです

東京には100以上の城址があるらしいんで、まだまだお話は尽きなさそう

楽しみです

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