Ozone、2ライナーCクラス「Photon」を発表

ついに発表されたOzoneの新型2ライナーCクラス「Photon」の告知記事を和訳しました。
元の記事

以下和訳


Ozoneが待望の新型2ライナーCクラス「Photon」を発表した。3月にオーストラリアでのスチューバイカップでお披露目の予定だ。

Ozoneメールで次のように綴った。
「Ozone R&Dチームは2年近くこのプロジェクトに取り組んでおり、新型2ライナーCクラスPhoton(旧名称:Aura)のリリースをまもなく発表できることを嬉しく思います。2023年3月3~5日のチューバイカップで公開予定です。」

「我々はPhotonの開発を通して、これまで通り、XCコンディションにおいてテイクオフからランディングまでグライダーが使いやすく快適であるという真の性能に注力しています。このクラスにおいてハンドリング、安定性、扱いやすさは数値性能と同じくくらい重要です。」

「Ozoneの2ライナー設計に関するすべてのノウハウが注がれ、このクラス認証を実現しました。スピードと滑空比は一般的なDクラスに匹敵します。Photonのパフォーマンスは、滑空比ではZeno2のそれに大きな遅れを取らない一方で、コラップス回復性はクラスCにしっかりと留まっています。」

「これが長いこと待ち望まれ話題にされてきたものと実感しており、世界中のパイロットがこの翼を手にすることを楽しみにしています。公式発表があり次第注文可能となり、おおよそ30日後には出荷されるでしょう。」

Ozoneは60~130kg向け6サイズを展開予定。キャノピーは71セル、フラットアスペクト比6.5、重量4.17~5.41kgだ。使用素材についての詳細情報は出ていない。

このグライダーにウイングレットが付いている。Ozoneは長い間ウイングレットの実験を重ねており、新型入門機のMoxie(EN A)にも搭載している。Photonのウイングレットについて詳細情報は無いが、MoxieにおいてOzoneは次のように述べている。
「このわずかな追加によるメリットは言い尽くすことができません。パフォーマンスを犠牲にすることなくスパイラルとロールの安定性を大幅に改善するWIN-WINの機能で、デメリット無しで安全性とハンドリングを向上できます。」

Photonの位置付けはDelta4(EN C)の上、Zeno2(EN D)の下と予想される。

早ければ4月中旬、すなわち春のヨーロッパでベストシーズンにPhotonに乗れるだろう。


以下あとがき

Mantaraの後継機と噂のあった「Aura」が改名されたようです。
3ライナー/アスペクト比6.5前後のグライダーはこれに置き換わるということでしょうか。
何らかのリーク画像では、もっとウイングレットらしいウイングレット(文字通りジェット機のように端が立っている)も見ましたが、この形に落ち着いたのかな?思ったより内側にあってびっくりです。
ただ、ジェット機のように翼端抵抗を減らすものではなく、コメントの通り安定性を高めるものならば納得。
今回似たような構造物として軽く調べたところ、サーフボードのフィンにも色々な形があり旋回性能に影響するようです。

さり気なく出てますが、新型入門機…つまりElementの後継機もいつの間にか出ていたんですね。さらに、OzoneのWEBサイトも新しくなっていました。知らなかった。

昨年末に国内唯一のパラグライダー雑誌「パラワールド」が廃刊となり、ますます気合い入れてアンテナを張らないと世界のパラグライディング事情に疎くなってしまいそうです。
これを受けてと言ってはなんですが、私は元記事のCross Country Magazineの購読を始めました。紙媒体を付けても1000円以下で読めます。

Tガシも愛用の音バリオ「BIPBIP」にBluetooth搭載の最新型が出たってよ。

ちなみに今年はまだ飛んでいません。
雪国の冬は飛びが遠のいていかんな…。

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