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「暖簾を守る」ということ

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昨日から金沢に来ている。

先々週も来ていたので2週間の感覚でまた来れて嬉しいわけだが、ちょっと他の場所に書けなかった話がある。

金沢にはお寿司の名店がいくつもあるのだが、いま石川県のすべてのカテゴリーのレストランで食べログNo.1のお店が、金沢の隣町の野々市(ののいち)という場所にある。

「太平寿し」(たへいずし)というお店で、僕は4年前に地元の方に連れていってもらい初めて伺って以来通っているお店だ。

今年で68歳になる大将は、東京で修業したのではなく、独学でお寿司の技術と美学を身につけたお寿司なので、他のお店と違うラインナップ。

まさに「金沢流」という独自の立ち位置のお寿司のコースは本当に素晴らしく、毎回金沢に行くたびに訪れるのを楽しみにしている。

昨年10月下旬に金沢に来たときも、太平寿しを訪れ、いつもながらの大将の人柄と腕前に惚れ惚れしてきたのだが、そのときに気になったことがあった。

それは、大将がずっと乾いた咳をし続けていたこと。

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