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「Ice Break Parade ~明日からチームで使える6つのアイスブレイク~」に参加しました

11/19 に恵比寿のクラウドワークスさんのオフィスで開催された、Ice Break Parade ~明日からチームで使える6つのアイスブレイク~に参加してきました。

「アイスブレイクばかりやるなんて、面白い切り口のイベントだなあ」と思ったのが参加のきっかけです。

イベントの目的は「チームでのコミュニケーションをもっと楽しくする」。
UXデザインは1人でもくもくとやるものではなく、いろんな職種が集まったチームでコミュニケーションを重ねる必要があり、「一緒に働く人を知るために、明日から使えるアイスブレイクを体験・練習して持ち帰ろう」というものでした。UX MILK さんらしい、素敵なテーマです。

進め方は、「あらかじめ運営チームが用意したアイスブレイクを、グループを入れ替えながら次々とやっていく!」というシンプルな構成。
ワークに集中しながら、同じグループになった人との心理的な距離が近づくことを、素直に実感できる内容でした。
せっかくなのでそれぞれのワークをご紹介してみたいと思います。

1. 「お絵描きの時間」 〜思い込みによる違いを知る〜

人数:6名前後(当日の場合)
必要なもの: ペン、付箋、イラストのお題をいくつか
内容:「ハナ」「流れ星」「電話」…など、スクリーンに映し出された単語のイメージをイラストだけで表現する。
描くときは他の人に見えないようしておいて、最後に見せ合って違いを見比べる

ひとつの単語からイメージするものは人それぞれ。そもそも全く異なるものを思い浮かべていたり、もの自体は同じでも、違う機能のものだったり、イラストに表したシチュエーションの切り取り方が様々だったりと、会話のきっかけが次々に生まれていくことを体感できました。

お題:ハナ画像1

お題:電話画像2

お題:流れ星画像3


2. 「3ピースダイアログ」 〜他の人の視点を知る〜

人数:3名
必要なもの:ペン、紙(A4)
内容:「質問者」「回答者」「記録者」に分かれて、聞き手の話を紙に描き取る

グラフィックレコーディングのような形で、話し手が話している内容を、第三者が書き取っていくスリーピースダイアログ。
書き取られたものから話が広がったり、一度通り過ぎた話題を指差しながら深掘りできるのが良かったです。
また何より自分の話を書いてもらうことにより、「聞いていたよ」ということが伝わるのも嬉しいです。

スリーピースダイアログの詳しいやり方はこちらの記事がおすすめです。

3. 「自分自身の価値観と相互理解」 〜お互いの価値観を知る〜

人数:5名前後(当日の場合)
必要なものwevox values card、お題
内容:カードを最初に3枚ずつ配り、残ったカードから一枚ずつ引いていく。手元にあるカードの中から自分の価値観に一番遠いカードを捨てながら、残りのカードがなくなるまで繰り返す。
最後に最後に残った3枚のカードを使い、自分の価値観を説明する。

今回のお題は「チームを考える上で、自分が大事にする価値観」。
wevox values card の説明は省きますが、公式ページに載っている「最初にカードを5枚ずつ配る」というやり方ではなく、「3枚ずつ配って、考えすぎずに直感的にどんどん進める」というスタイルが新鮮でした。
5枚ずつじっくり内省をしながらやると30分くらいかかるのですが、このやり方だと10分で終わるので、アイスブレイクに取り入れやすそうです。


スクリーンショット 2019-12-01 11.42.29

4. 「無言有言タワー」 〜意識を合わせて協力する〜

人数:当日は6名前後
必要なもの:紙(A4)たくさん
内容
1回目は会話禁止、目配せもなしで、紙だけを使ってチームでいかに高い紙のタワーを作れるかを競う。
2回目はコミュニケーションしながら、同じく紙だけを使ってチームでいかに高い紙のタワーを作れるかを競う。

「対話の大切さを知る」ということが目的のワークでしたが、たまたま空気読み力が高い方が多く、2回目よりも1回目の方が高く積めるという結果に(笑)。
結果だけ見てしまうとそうなのですが、、2回目は作戦会議をしてかなり大胆な紙の使い方をしながら「新しいやり方にチャレンジ」ができたので、確かにこれはコミュニケーションが取れていないと難しいことだなと実感しました。画像5

5. 「インプロ(即興劇)」 〜相手の思考を考える〜

人数:当日は2人1組
必要なもの:お題
内容:「相手の喜びそうなプレゼント」などお題を決めて、そのプレゼントが何か、言葉を使わずボディランゲージで伝える。

言葉がないので、相手が何を伝えようとしているか、一生懸命理解しようとする意識が生まれました。
また「ものそのもの」だけを示すよりも、「それがよく使われるシチュエーション」や、「それが置いてある場所」などを合わせて示すことで、少し伝わりやすくなる気がしました。
これは普段の仕事上での「なぜ今自分はこれをやりたいか」みたいなことをより伝えやすくするために、背景や事前情報を共有することの大切さにも通じるなと思いました。

6. 「レゴでチームビルディング」 〜自分を知ってチームでの役割を考える〜

人数:当日は6人程度
必要なもの:レゴ
内容
1. 各自が自分のアバターを作る。
2. それを説明をせずに隣の人に渡す。
3. 受け取った「自分が作ったものではない」アバターについてチームに説明し、周りの人は気になったことを質問しながら、それぞれのアバターについえ理解を深める
4. 全員の説明が終わったら、アバターが所属するそのチームは、何をする・できるチームか考え、他のチームに向けて発表する

各アバターの説明を受けて、思いも寄らない共通点を見つけたり、新たな設定を思いついたりと、一番盛り上がって笑いが絶えないワークでした。
自分が作ったアバターに人格が与えられ、役割がどんどん進化していくので、客観視できるのが面白いところでした。
大喜利的に楽しめる要素もあるので、部署横断の忘年会コンテンツとしても盛り上がりそうだなと思いました。

実際にプロジェクトなどに取り入れる時は、自分のアバターを人に渡さず、その代わり自分のアバターに対して、「自分に期待してくれていること」を周りのメンバーに言ってもらう、というやり方も面白そうだなと思いました。
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アイスブレイクの可能性を知れた、有意義な2時間半でした。
参加さの皆さん、スタッフの皆さんありがとうございました!

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