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不正を見逃すべきか   PART2

僕はある公益法人の監事を頼まれて長年務めてきた。

なぜ頼まれたのか?

不健全な運営状態だったからだ。


そこは、地域の社会保障を支える事業が集積された法人だったから不健全なまま放置はできなかった。

僕は公務員ではない。
あくまでも一民間人であり、社会福祉法などに詳しいコンサルタントで、数々の不正を正してきた経歴を買われたらしい。

監事なんかやりたくてやる馬鹿はいない。

基本的にボランティアで、1円の時にもならないし、ほかの仕事をしていた方がよほどまし。

だけど、兼山かを早期に図らなければ、地域の社会保障体制の何割かは崩壊するくらいの規模だった。

仕方なく受けたんだよ。

ただ受けたからには真面目に取り組んだけど。

その経験があるから、公益法人の運営のでたらめさにはうるさい。

特に社会福祉法に規定され自治体ごとに必置義務のある公益法人が具体的にサービス提供を行っている場合の違法率、サービスの劣悪ぶりは目を覆うばかり。

これ全国を通して言えるのでは?

本来、自治体からの寄付行為で成り立っている法人が多いので(赤字補填も)最もサービスの質は高くなければおかしい。

だが、「どうせ赤字でも、自治体が補填してくれる」という危機感のなさが努力しない体質を定着させてしまった。

違法行為も目白押し。

何の後ろめたさもないのだろうか?

基本的なことがまるで理解できていない。

参議院選挙が終わったら、少し喝を入れるかな?

検討中だ。

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