YMO(細野晴臣・坂本龍一・高橋幸宏)のヒット曲。高橋幸宏の鼻歌から作曲。
「勇者ラィディーン」てアニメがあって、あ、名前が一緒だて思うてたら、このアニメ、アメリカで流行ってて題名に拝借したそうな。ラィディーンは江戸時代の相撲取り雷電為衛門からきてるという。
アメリカとかヨーロッパで人気だというんで、たまげましたな。日本人が海外で受けるなんて、坂本九の「すきやき」以来なかったもの。ピンクレディーが行ってもダメ。少年隊が行ってもダメ。まぁ、ダメでしょうね、と思うてました。なるほどインストゥルメンタル、テクノポップ。欧米はジャズとか器楽の演奏を楽しむポピュラリティーがあるんで、受け入れられるよね。なるほど。
加えて、テクノカット、赤い人民服。白魔術でもなく黒魔術でもなく、黄色魔術。ビジュアル的にも、売り方もセンスあるよね。
海外人気の逆輸入で日本でも大ヒットしました。
つらつら思うに、YMOて遊び心あったよね。スネークマンショーとも絡んでたし。
日本の音楽は、情念みたいのがいつも絡んでて、阿部薫みたいにジャズの人までそうだったりして、全否定するつもりはないが、それはそれでよいところもあるが、でも全部そうなのってどうよ。てとこで、YMOは新しかった。サッサと売れて、とっとと散会したのもオシャレでしたね。