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ばいばい、北海道【7泊8日 北海道一人旅⑧】

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最終日。今日は夕方の飛行機で大阪に帰ります。8日間に渡った旅も終わりです。

朝食は泊まったホテルでバイキングいただきます。

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二日酔いのなかチョイスしたのはこちら。サラダを中心に、肉と魚介です。炙りサーモン旨でした。

短期間でラビスタ函館ベイと、ベッセルイン札幌中島公園の朝食を食べ比べた人間の感想としては…
ワクワク感は函館、海鮮では札幌…というところでしょうか…。
函館のほうが、ホテルの目玉はここです!全力で押します!みたいな雰囲気はありました。お祭り感すら感じましたね。
札幌も他のビジホなんかに比べればめちゃくちゃ活気はあるし、ガンガン補填されるしで、めっちゃよかった。
海鮮のネタ数はそこまで差はないけど、札幌のほうが分厚かったり、炙りがあったりでバラエティには飛んでました。大葉等の添え物もこっちが多かったかな。あと酢飯もあったね。
スープカレーは確実に函館のほうが旨かったっす。札幌はちょっと味薄い気すらした。

メニュー的には、ジンギスカンとか後もう一個ザンギだったかな?があったり、北海道色アピールを強く感じましたね。なんかでもこう小さくまとまってる感じは否めなかったです。

あと両施設とも、コロナ対策でビニテ用意してくれてたんですよ。札幌のほうはそこまでする?っていうぐらいちっちゃく折りたたまれた状態で渡してくれて、函館の方は束で置いてあって、自分で取ってねだったんですけど、着席時に手袋入れる紙コップ渡します、マスクケース渡しますだったんですよね。なんかこう札幌の努力を、函館の金が殴った感じですよね…僕は函館の方の対応が好きですが、別にそこまで気にしないといえばしないです。

あと客層が汚かったですね。開店直後からずっと居座ってiPadでゲームしてる中年女性とか、皿山盛りにしておかわり続ける男性とか…まあ、類友でしょうがね…


まあそのたいがいの方はお気づきかとおもうんですが、この後エッチなお店に行ったんですね。まあその朝からかよって話なんですが、これが朝から開いてるんですよね。それも6時とかから。
色々な、本当に色々な葛藤がありました。旅に行く前、北海道についた日、旭岳の深い霧の中一人で佇んでいた時。このnoteやインスタで散々カッコつけた写真を撮っているその常々で、僕は悩んでいました。
「行くか、行かざるべきか」
金銭的には正直問題ありません。もちろん安くはないですが、予算はそれなりにあります。
多くは気持ちの問題なのです。
一人では抱えきれなくなり後輩に相談したりもしました。笑われました。
よく言われる言葉があります。「やらずに後悔するより、やって後悔しろ」と。たしかにそれはよくわかりますし、この旅行自体がこの理念に基づいています。
ただしかし、エッチなお店に、すすきののエッチなお店に、初めてのエッチなお店がすすきのであることに。これらが後にどんな後悔を生むのか童貞には全くわからないのです。童貞なので。

今となっては何がきっかけになったかわかりませんが、『まあとりあえずやってみるか』と思い、最終日の朝、行くことを決めました。
となると問題は「どこにいくか」ということになります。日本有数の歓楽街「すすきの」には多種多様なお店があります。国家権力になれたり、教壇に立ったり、通勤することもできるし、馬に乗ることもできます。なんだったらキリストの気持ちを味わえる所もありました。
前述の葛藤を抱えていた最中で、条件を絞るいくつかはっきりわかったことがありました。それは『年下、もしくは同い年はツラい』ということです。おそらく、いや間違いなく童貞特有ののクソプライドです。
ただ後輩との相談中に言われたことですが、「パネマジ」という言葉が存在し、年下表記であっても実際は同い年、もしくは年上である可能性が大いにあると。
それでも、そうであったとしても、葛藤の中の脳内シュミレーションではどっちにしたってツラい感じのシュミレーションしか湧きません。過去のツラい記憶がオーバーレイされているのかもしれません。これは恐らく深層心理なのでもう自分にもわからないのですが。

ということでコレを元に探します。要は世間的に言うと「人妻」というのがおおよそこのジャンルに該当します。
ただコレもガチの過去の経験で寝取り・寝取られという日本最大級のジャンルがNGなコンプレックスを抱えているため「人妻」というのは見せかけであってもダメです。
しかしそれでも救いの手があるのが日本有数の歓楽街「すすきの」。
「年上専門店」というのがあるのです。まあすすきのに限った話ではないでしょうが、恐らく他地域では外れジャンルに該当するであろうこのジャンルでも、「すすきの」という補正がかかって当たりの評価がなされています。
ここでしょう。ここしかありません。

電話で予約しました。この時点でだいぶ緊張しています。妙な緊張感です。金額感と、千歳に行かないと行けない時間を考え「100分2万円フリー」という選択をしました。これが正解か不正解か全くわかりません。
予約は卒なく進み、無事予約ができました。できてしまったという方が良いかもしれません。
入店時間の30分前に、入店確定の電話をしろとのことを言われて電話は終了。
行動開始です。

大急ぎで荷物をまとめ、ホテルから一路札幌駅を目指します。駅ロッカーに大きな荷物を預けて、身軽な状態で向かおうと、そういう魂胆です。
地下鉄に飛び乗り、さっぽろ駅で降りた時点で残り30分となっていました。僕は人が行き交う地下街の真ん中でお店に電話します。もうすでに不思議な感覚です。周りの人には恐らく大荷物を抱えた観光客でしかありませんが、こっちはもうそんな状態じゃないのです。世の中こんな状況で溢れているのかと思うと、少し泣きそうになりました。ハレとケが入り交じる小さな世界です。

ただヤバいのが、駅から店まで25分ほどかかります。荷造りと、デカすぎる荷物をロッカーに納めるのに時間を取られ、かなりタイトなスケジュールとなってしまいました。

地下街をダッシュで向かうなか、今の緊張は恐らくセンター試験とかその類と同じレベルの緊張だと思いました。全身がヒリヒリするような感覚と、心音が大きく響く感覚。
ただ自分はいまから金払ってセックスするだけなのに、なにを人生かけた試験の前の緊張と錯覚しているのかと思うと、本当に不憫でなりませんでした。

緊張からか、ダッシュしているからか、なんしか喉が乾いたので水を買おうと自販機の前で立ち止まりました。
するとふと大学生の時に先輩に言われたことを思い出しました。「ジャスミン茶がええ。」しかしこれは別種のエッチなお店の話であり、今回のお店にも該当するのか、僕にはわかりませんでした。
ただ悩む時間もありません。水とお茶を買いました。僕は二本ペットボトルを抱えて、再び地下街をダッシュしました。

こうして地下街をダッシュしていると、色んな人とすれ違いながら、色んなことを思い出し、考えているので、死ぬ直前のフラッシュバックを疑似体験しているかのようにも思いました。
本物のフラッシュバックがここまで貧相なものではないと願うばかりですが、この時のことは死ぬ時に思い出すのでしょう。そんなことも思いました。

店に近づきます。何もできない自分ですが、方向感覚だけは人並みにあるので、迷わず進みました。店は裏路地の中に黄色い看板を立ててありました。店の前には一匹のカラスがとまっていました。

入店、決済。スーツを着ているのに何故かガタイの良さがわかるお兄さんと、受付に座りっぱなしのおじさんがいました。お兄さんに予約している旨と、名前を伝えます。アルコール消毒、トイレ。待合室に通されます。誰もいません。カーテンで2つに仕切られた部屋の中に、一人がけのソファーが2つありました。UHBのニュースが唯一置かれていたテレビで流れていました。お昼時でした。

よくあることですが、待合室での時間はとても長く感じました。これから行われることは、実際おおよそわかっています。あくまで長年の知識の上での話ですが。取って食われるわけじゃありません。

ガタイのいいお兄さんに声をかけられました。「おまたせいたしました」

部屋をでると、カーテンの前に通されました。カーテンの下からスリッポンを履いた恐らく女性であろう足が見えました。
カーテンの前に立つと、お兄さんがカーテンを開けてくれました。「いってらっしゃいませ」

カーテンの向こうには女性が立っていました。チャイナドレスでした。ざっくり言うと元AKBの峯岸みなみです。まったくおばさんというわけではないですが、明らかに年上ではありそうな雰囲気でした。お姉さんはいいます「いらっしゃいませ」

ガシッと腕を組まれ、部屋に案内されます。数室あり、入り口に近い2つ部屋には男性の靴と、同じような女性もののスリッポンが置かれていました。使用中なのでしょう。


ここまで書いて段々辛くなってきましたが、まあこの後をざっくり言うと、たたなかったのです。まだ若い部類の年齢で、自己肯定感が地の底の自分でもその点に関してはまだ自信があったのですが、そうはなりませんでした。
ただ実際をいうと、行為中たっているという認識ではあったのですが、実際は3割程度だったのです。しかもそれは終わってから気づきました。
緊張のせいかと思うと、恐らくそうではないと思います。緊張は部屋に通されてからしばらくすると落ち着きました。

これはまた恐らくの話ですが、「ソープ」という初めての流れが、脳で認識しづらいこの初めての認識が、脳内で一番似通っていた「老人介護」というものにリンクされてしまい、脳内のどこかでちんこをたたせる状況ではないと誤認したのではないかと思っています。
しかし目の前には真ッパでエッチなお姉さんが居ます。25歳には十分すぎる状態です。
その結果、「3割」という計算に至ったのだと思います。

実際最初は本心で感動していました。ローションに加水するとことか「進研ゼミで見たやつだ!」ってなったし、「マットでけ~~」とか、「タオル工場くらいタオルあるやん」とか、「スケベ椅子わろたバリ肛門広がるやん」とか、「病院のベットみたいなのの横に、ラブホ特有みたいな謎に広い風呂が直であるやんおもろ」とか。ほんと結構感動してたんです。

しかしその感動が興奮につながらず。されるがままな進行、また「年上≒経験豊富」という点からくるお姉さんの良すぎる手際。またたぶん風呂というのがより「介護感」を強めたのだと思います。逆「訪問介護」です。
マットも前後の準備・片付けが大変そうで、ちょっと手伝いたくなったレベルでした。でもそれってお姉さんからしても、第三者視点から見てもおかしな話だろうと思いました。今思うと手伝ったからってちんこギン立ちしかたと思うとそうでもないと思います。


時間が余ったので、鬼滅の刃の話をしました。そこでちんちんたってなかったし、量も少なかったと言われ、初めて気づいたのです。

じゃあ元々そうなんじゃないかと思う心優しい方もいるかもしれませんが、思い出してみてください。この北海道旅行中にずっとソープに行くか迷っていたやつです。脳内はだいたいエロでできています。

「来る前にオナニー2回したからかなあ」とヘラヘラ返答しつつ、恐らく間違いなくそうではないことははっきり自覚しました。賢者タイムなしに一日6回はシコれる人間なので、全くそうではないとその場で思いました。


人間とは恐ろしいものだなと思いました。トリビアの泉で知りましたが、犬のちんちんには骨が入っているそうです。


ワクチン2回目摂取が明日という話を聞きながら、100分がたちました。
部屋を出た時、入り口近くの2部屋には、来た時と変わらず、男性ものと女性ものの靴が置いてありました。修羅の国の人間なのでしょうか。


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店を出て、すすきのを見渡し、写真を一枚撮りました。

たくさんの人、車、市電、色んなものが横切っていきます。不思議な感覚でした。ついさっきまで、狭く暗い部屋で真ッパだったんです。歓楽街とはそういう街なんだと、改めておもいました。


高い所に行きたくなりました。

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無料で入れる19階の展望台。

こうあれデスね。突発的な心的ストレスを感じると高いところに逃げる癖があるかもしれません。
高校生のとき、同級生に呼び出されて告白したものの、意味不明な理由でフラレて京都タワー登ったような記憶があります。

もうなにも。札幌に思い残すことはないです。帰りましょう。14時頃遅延していたエアポートライナーに乗り込みました。

千歳空港はかなりの混雑。しかも9割9分日本人ですね。

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ラーメンでも食いますか。エビはこの前食ったので、意外と食いそこねてる味噌ラーメン食べましょう。

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濃ぃ味で身にしみましたね。
千歳のらーめん横丁すきなんですけど、あの海老ラーメンの威圧感と、奥の店舗に行くまでの各店舗からの声かけが苦手なんですよね。

夕景の中のフライト。機内は満員でした。

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ばいばい北海道。まあ近いうちにまた来るよ。

でJetstarの機長さんがあの染谷さんでした。

この動画、怖くて泣きそうになります。おすすめです。最初にアナウンスしてる男性が染谷さんです。安心のフライトですわね。

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厚い雲を超えた先では、まだ夕焼けが残っていました。

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行きはなんでか表示されずだったですが、帰りはフライトレーダーで見れました。

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函館の上抜けて佐渡島・能登半島通って、淡路島手前で旋回して進入していったんですね。


さあ次回は旅行で感じたまとめです。いよいよnoteも最終回。よろしくおねがいします。

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