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2021年度 コミュニティデザイン学科 卒業展示 「浸透する。 ~じわじわ、地域へ、未来へ~」無事閉幕!①

皆さんこんにちは❗️
2月8日から13日まで1週間に渡り開催されました、コミュニティデザイン学科卒業研究展示が無事閉幕しました👏
長きに渡り5期生を支えてくださった地域の方々、卒業生の方、保護者の皆様、高校生の方、大変多くの来場者にお越し頂きました。
本当にありがとうございました🙇

さて、卒業展示の様子と教員賞を授与された学生の紹介を、次回の投稿では期間中である2月9日に行われた優秀者プレゼンテーションの様子と受賞者の紹介、そして2021年度 卒業研究最優秀・優秀賞を受賞した学生の紹介を今回と次回の2回に分けてレポートしたいと思います✊

①卒業展示(6日間)の様子📸

6日間という短い期間の中で行われた卒業展示でしたが、6日間の来場者はなんと、2055人でした!本当にありがとうございました🙇‍♂️🙇‍♀️
積雪でお足元が悪い中だったとは思いますが、これまで5期生がお世話になった地域の方々や卒業生のご家族、学科を卒業された先輩方など、沢山の方に来ていただきました。また、当日は来場者の方々と5期生が楽しく会話をしている様子や、学生と一緒に卒業研究についてより深く話している様子なども見られました。大学4年間、5期生の先輩方が沢山の方々にお世話になり、かつ愛されてきたんだと実感しました!

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②教員賞を受賞した学生紹介🌟

さて、ここからは教員賞を受賞した学生をご紹介します!

❶矢部賞 / 堀山結花「伝統こけしの存続におけるこけし館の可能性」

【矢部さんより コメント】
入学当時より二言目には「こけし」という言葉が出るほどのこけし好きの堀山さん。そんな堀山さんが大学4年間の集大成としてやはり…こけしを選んだ。こけし好きを熱くかたる研究と思いきや、こけしを取り巻く産業の構造をロジカルに捉えた。こけし産業をはじめとした伝統工芸の衰退が叫ばれる昨今、こけしの新たな可能性が提示されたように思う。こけしマニアを超越した着眼点が随所に散りばめられており教員も唸る研究である。
さてと、僕もこけしを買いに行こう。

【受賞者コメント】
私の「伝統こけしの存続におけるこけし館の可能性」という研究は一般的でなく、コミュニティデサインとして賛否両論あるものだと自覚しております。しかし、誰よりもこの研究テーマに対して時間と労力と敬意、そして愛をかけた研究だと自負しております。
そんな研究に対して”賞”という形で評価頂けたことは、プロジェクトチームのメンバーやヒアリングにご協力頂いたこけし館の関係者の皆様、そして今まで関わってくださったこけし工人の皆様への恩返しになったのではないかと思っております。これからも自分なりにこけし産業のために尽力して参りますので、応援のほど宜しくお願い致します。
(堀山さんの研究についてはこちら

❷西賞 / 山口峻之介「魅力発見アクティビティ『SHOOT and BINGO』の開発」

【西さんより コメント】
世界で初めて人工雪を作った中谷宇吉郎氏の「本当に良い研究ならば、必ず実際の役にも立つ」という言葉が好きだ。ゆえに西賞は“今後もコミュニティデザインの現場で役に立つ可能性”という観点で選んだ。現在、日本中の多くの地域が、人的交流の活性化や持続可能なナリワイづくりに挑んでいる。山口さんの研究で開発した地域の魅力・資源発掘ツールは、それらの一助となる可能性を秘めていて、同時に、同じ地域に暮らす仲間同士の視点や感性の共有などにも“使える”ものと期待する。

【受賞者コメント】
今回賞をいただけたのは自分の力だけでなく、阿部彩人さんをはじめ、大沢地区の方々が手を貸して下さったからだと思います。本当にありがとうございます!
「使える」モノに仕上げた事で小さいですが、恩返しができたのでないかなと思います。今後、大沢地区をはじめとする沢山の地域で「使われる」ことがあると嬉しく思います!
大沢地区の皆さん本当にありがとうございました!
(山口さんの研究についてはこちら

❸檀上賞 / 川合佑汰「中山間地域における鳥獣被害対策を前進させるきっかけづくりの提案」

【檀上さんより コメント】
川合さんは、猟友会の方々のコミュニケーションをデザインで手助ける提案を行ってくれた。とってもローカルな課題なので、とても丁寧な地元の方とのコミュニケーションが求められたと思うが、川合さんは長い時間をかけて、地元の人とのつながりを構築してくれた。
また、ツールをデザインするだけでなく、継続的な使い方も同時に提案してくれた。この提案で全てがうまくいくわけではないと思うが、猟友会の課題の解決になることを願う。

【受賞者コメント】
今回、賞をいただけて大変光栄です。
鳥獣被害は全国で沢山の人が困っている、非常に深刻な問題です。動物と人間という命が関わる問題で、一概に動物が全て悪いとは言えません。今回は困っている住民さんに耳を傾け、猟友会の皆さんに向けてツールの提案をさせていただきましたが、僕自身も含め、人間としてどう自然と向き合っていくかを改めて考えなければならないと感じました。
川崎町の皆さんには大変お世話になりながらだったので、自分1人では何もできない研究でした。改めて川崎町の皆さん、猟友会の皆さんには感謝を伝えたいです。この度はありがとうございました!
(川合さんの研究についてはこちら

❹牛木賞 / 小林隼人「住職と地域住民の関係性づくりの研究」

【牛木さんより コメント】
スタジオ時代からお世話になってきた西山形を拠点とし、丁寧な研究ができたのではないでしょうか。研究後半も、目的を失わず有効なアクションを重ねて来れたという印象です。地域の中のお寺の意義を、住民の方やお寺同士の対話の場をつくる中で再確認するという切り口はまさにコミュニティデザインだと思います。
また、コロナ禍であった為に、遠隔での場づくりを余儀なくされたたわけですが、却って、研究にご協力いただいたお寺の情報発信力向上につながったという点で、昨今の情勢にも叶った研究になっています。

【受賞者コメント】
このような賞をいただき大変嬉しいです。
この研究は柏倉さんのご協力無しでは決してできなかったことです。研究を進めているうちに、お寺の住職さんはとても寛容な方で、地域の活動にも熱心であることが分かりました。そのため人のために何かをしたい、寄り添いたいという思いが強いです。皆さんも悩んだ時や、苦しんだ時にはぜひ西山形の明源寺に足を運んでください。柏倉さんや、イベントに参加してくださった地域の方に感謝を伝えつつ、今後のお寺のあり方としても、さらに地域の拠り所として普及していくことを祈っています。合掌
(小林さんの研究についてはこちら

❺岡崎賞 / 新国明音「地方中小企業における若者労働者への人材育成の新たなアプローチ方法」

【岡崎さんより コメント】
この研究のポイントは、高校生と若手社員が共にキャリアを考えることにある。
おそらく世の中にあるキャリア研修や教育は、似たモノ同士を集めて行われることが大半だろう。しかし、似たモノ同士の集団では、同じような経験値と視野しか持てない。本研究のターゲットは若手社員だったが、あえて探究型学習など新しい学びを経験している高校生との対話で、気づきを得てもらう仕組みになっている。
人生を考える時、自分の未来は先輩方の中にモデルがあると考えがちである。しかし、時代の変化が激しい今、未来の人生は、後輩たちの中にある可能性もあるのだ。地方には中小製造業で働く人が多い。高卒就業者の多くも製造業に就職する。だからこそ、この研究が地方中小企業の経営者の皆さんに届くことを願って止まない。「キャリアは自分でデザインできることを伝えたい」新国さんの想いとともに。

【受賞者コメント】
この度は賞を授与いただき本当に嬉しく思っております!
ここまで支えてくださった南陽高校の皆様、南陽市役所の嶋貫さん、企業の皆様、本当にありがとうございました!展示期間中に多くの方にキャリアを考える必要性に共感いただき、私の感じた課題が学生の空想ではなく現実的なものであることを実感できました。自分の在り方の軸を探すのは容易ではありませんが、それが見つかればどんな経験をも乗り越える基盤となると思います。
この研究が、私自身これから働くにあたって、自分の在り方の理想を忘れずにいようと思わせてくれました。この度は本当にありがとうございました!
(新国さんの研究についてはこちら


どうだったでしょうか?
次回の投稿では2月9日に行われた優秀者プレゼンテーションの様子と結果発表、そして2021年度 コミュニティデザイン学科 卒業研究 最優秀・優秀賞を受賞した学生の紹介をしたいと思います🚩

また、「もっとコミュニティデザイン学科を知りたい!」「興味が出た!」という方がいましたら各SNSで情報発信をしているのでこちらからアクセスしていただければと思います🙆

それではまた次回の投稿でお会いしましょう👋

              コミュニティデザイン学科 プロモーションチーム

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