-03-さらば麗しの椿レイ、永遠に。
第2話はこちら↓
(口コミ)めっちゃタイプの無敵のレイ
レイへの最後の口コミなら、
函館での思い出を書きたい。
その日、割引クーポン券を使ったので、
割引分を、チップとして渡そうと決めていた。
ボクは男だ。
レイにクーポン券を使うようでは、男がすたる。
身支度を整えて、バックからチップが入った封筒を出して、クーポン券使ったから、その分、チップとして受け取って!と、俺が言ったら、
きっと、
「そんなのいいのに♡♡♡
来てくれるだけで💕」
とレイがいうハズだから、
「レイに、クーポン券なんか使ったら、男がすたる」
といってカッコつける。これぞ、男のダンディズム。
まあ、それなら、はじめからクーポン券使うなよと、クールビューティのレイなら心のなかでつぶやくだろう。
でもここは大人の社交場だ。
「あんがと」
とレイは、ニコっと微笑ながら受け取って、この一連の儀式は終わる。
そう、終わるハズだったんだ。
ボクが、バックから、チップをあらかじめ入れた封筒を出そうとしたそのとき、名刺サイズのしょぼい紙のポイントカードが、ヒラヒラと、落ちた。
アイザック・ニュートンの万有引力の法則に、完全準拠して、ポイントカードは、美しい2次曲線を描いてレイの足元へ。
360°気づかいの天使、レイが接客中に、見落とすハズがない。
「なんか落ちたよ?」
といいつつ拾い上げ、スタンプが押された面を上にして、ボクに手渡そうとしたとき、
「ウん?」
と、ちょっと首を傾げた。
ヤバイ。いや、ヤバくは、まったくない。
少しややっこしいだけだ。
実際に来ている回数より、スタンプの数が多いんじゃね?
ボクは、レイの男だ。レイの考えることはわかる。
ボクは、レイ専門の男と名乗っている。普段は、愛知からトップピークス米原まで出かけるのだけれど、トップピークス函館の部屋が豪華絢爛だと聞いたから、社会見学として函館まで遠征しているのだ。
レイは、その時、出張勤務で函館店にいた。
「これね。この前、札幌で用事があったとき、トップピークス函館で、サマーダブルポイントのイベントやっていてね、どんなところか、先に下見しようと思って。。。来て、たくさん押してもらった。。。」
と、ナゼだか、しどろもどろな説明になってしまった。
「フーん」
とレイは鈍い反応。ちょっと怖い。
「今日は、そのときのコじゃなくて良かったん?」
というので、強く首を振って、
「ただ、お店の見学をしたかっただけだから」
と完全否定しても、
「フーん」と返されるだけ。
沈黙が流れる。
あの頃、ボクはどうかしていた。
20歳も年上の部下に手を焼いていた。
言いたい放題、やりたい放題。
上司も手を焼いて、ボクになすりつけてきたんだ。
仕事のストレスが頂点に達しそうになって、
札幌出張の帰りにフラッとトップピークス函館に入ってしまった。
チップは、なんとかレイに受け取ってもらって、部屋を出た。
出口まで廊下を二人で歩く。何か話さなきゃ気まずい。
「最近、女の子増えて、ライバル多くない?モデル出身のコも入ったよね?」
「ライバル?」
やっぱり、口調が怖い。
「レイ、そんなこと、ゼンセン気にしないよ!だって、ライバルなんていないもん。
他のコに変えるっていうのは、
そこまでの関係性しかつくれなかったということやし」
カッちょェエ~、心が震えた。他責ではなく自責だ。
メモ帳にメモしたくなった。
自責と他責、具体と抽象の2軸で4タイプに分類する方法がある。
注目、司令、理想、法則の各タイプで行動原理が変わる。
ボクは法則タイプ。
レイは理想タイプだ。
理想タイプは、庵野秀明であり、宮崎駿だ。
理想タイプのキーワードは真実であり、
理想タイプへの謝罪は共感だ。
理想タイプは、他人を師匠、弟子、敵の3つに分類する。
ボクは、おそらく弟子枠だ。
「レイには、レイがいいっていってくれるお兄さんがいる。そのお兄さんたちを大切にするだけ」
「。。。」
と師匠のお言葉をかみしめる。
「そうやろ?
何かまちがってる?」
「レイ、カッコいい。100%そう思う!」
とレイの目を見ていったら、レイが、ニカッと笑った。
そのとおりだ。
さすが、ボクが惚れたレイだ。
めちゃめちゃタイブだ。
それでいい。ボクも、そういいたい。
いや、ボクもそうする。絶対に!
いろいろ教えてくれてありがとう。
ボクもレイの弟子として、
カッコよく生きていく。
また逢う日まで。
さらばじゃ。
麗しのマイプリンセス。
ありがとう。
小心者の
愛知のトラより
〚お礼日記〛愛知のトラ様
おトラちゃん、
おはぴょ~んぴょん!
最後の口コミありがとうねん。
お褒めのお言葉、
照れるでござるよ。
話は変わるけどさ、
愛知のトラちゃんがね、
レイがお正月にアップした写真にね、
レイが、
奈良公園のシカみたいって、
口コミで大大的かくもんだから、
ご新規さんからも、
やっぱり、奈良公園のシカやん!
って、いわれだして、
シカちゃうし、理系女子やし!
これって、
カスハラちゃう? (๑˘︶˘๑)!!
だんだん気になっていって、
夢にシカさん出てくるし、
こりゃ、あかんと思ってな、
シカに変身してみたョ。
そのときの写真アップするね。
関西女子は、なんでも、とりあえずやる!
やってから考える!!
どうかな?
にてへんやろ?
シカさんもキョトンとしてはった。
でもな、
奈良公園の関係者と勘違いされてな、
レイ、写真いっぱいとられたよ。
バズったらどうしよう(-_-;)
不安だぁ。。。
お姉ちゃんも、やりたいっていうから、耳貸したら、レイより、シカっぽい。
あかん、負けた!完敗乾杯や~。
子供のころから、お姉ちゃんは、
イイとこどりするから、ズルい。
なんでやねん!
負けたから、秘密にしてたの。。。
シカの称号は、お姉ちゃんに譲ったよ。
だから、もうシカっていわないでね。
仲の悪い、シカ姉妹でした。😍
いつも優しかった、
愛知のトラ様、
いつの日か、
女の子の前で、
寅になってみてね!🤩
おわり。
チュィーン(メスのシカの求愛の鳴き声)!!!
第4話へ、To be continued
椿レイ同窓会2024の全会員の口コミが終わるまで。。。
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