ホワイト企業_人事が教える___7_

履歴書を採用担当はどう見ている?~一発アウト編~

ホワイト企業で採用担当をしているtucanoです。

今回は履歴書について書く側ではなく、見る側として記事を書かせていただきます。
就活は悲しいですが、選考に落ちたところで何も言ってくれないところが多いです。
私の勤めている会社は面接で落ちた方に要求されたらお伝えするようにしていますが、書類選考で落ちた場合はこちらから伝えられることは少ないです。
今回もボトムアップを図る目的で、「できて当然」の部分をお伝えしていきます。

誤字脱字、フォントや罫線の乱れは一発アウト

書類選考で落とす理由はこちらがやはり多いです。
採用担当としては「他者から見られることに対しどの程度の意識を置けているか」という視点で判断しています。
顧客と顔を合わせる仕事の場合はこのミスは致命的です。十分な準備期間があったとしても資料作成すら満足にできないという評価を下します。
フォントや罫線の乱れも同様です。履歴書・職務経歴書は自分の顔なので、身だしなみと同様に「できて当然」です。

話し言葉の使用は一発アウト

言葉の誤用で一番多いものは話し言葉になります。
面接で回答をしている際に使用する分にはそこまで咎めませんが、
『やって』や『とか』といった話し言葉を使用することは「社会的常識がない」という評価を下されます。
よくあるものとして、文頭を『なので、』から始める方がいますがこれもアウトです。

詳しくはこちらをご覧ください。(外部リンク)
https://document.knowledgewing.com/document/column/20170228.html

志望動機は『下調べ』がなければアウト

下調べをどこまでしてきたかが熱意の表れとしてもいいです。
採用担当としては「当社のことに対しての知識がどの程度あるか」という視点で見ています。
そのうえで、強く惹かれた理由を伝えないと極めて薄っぺらい志望動機になります。
採用担当者はいわばその会社の専門家なので、回答で集めた情報源などは容易に見抜かれます。
見抜かれたうえで「よくここまで調べたな」と思わせられる志望動機かどうかは重要なポイントです。
会社にとって必要な思考に基づいてアピールしていきましょう。

学歴の低さや自分の弱みは先に触れないとアウト

残念ながら、ほとんどの企業で大きなマイナスは免れないです。誤字脱字の次に選考で落とします。
海外に本社を構える外資系企業では、東大・京大以外は鼻で笑われ相手にされないことがあるとも聞きます。
他大学への転入学・他大学の大学院への進学など学歴を良くするなど、改良する手がないわけではありません。ただその手を打たなかった場合、変えられないものは仕方がありません。
マイナスやコンプレックスは先手打ってこちらから触れていくことが鉄則です。
履歴書で自分から必ず触れたうえでそれを上回るアピールを学歴以外の観点から行いましょう。
そのコンプレックス解消のためにいかに努力してきたかを見せられると、ヴィジョンがイメージしやすいので評価がプラスに傾き始めます。
【例1】
偏差値40~50の学校に入ったが、~~~して取り組んできたことで、現在ではセンター試験で全科目9割取れている
【例2】
あがり症だったが、~~~と努めた結果、〇〇という場に立つまでに至った



ここまで読んでいただきお疲れ様でした。
かなり初歩的な内容だったかと思いますが、どれも怠れば一発アウトな部分です。すべて行えていたら安心してくれればと思いますし、1つでも抜けていることがあったら訂正すればすぐ結果に出ると思います。

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履歴書の内容自体は一つとして同じものはありませんので、直接の攻略法は伝えられませんが、書くべき方向性として「考え方」なら自信をもってお伝え出来ます。

履歴書上に書く資格についてはこちら。


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