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今を生きるということ

2024年1月1日。
石川県で大きな地震が発生。
流れてくる映像や情報を見て現実を知る。

沖縄にいる私は、特に変わらない生活を送っている一方で
今も、苦しんでいる人たち、私の想像もつかないくらい大変な思いをしている人たちがいるという事実。

当たり前の日々を平凡に過ごしているも、
どこか落ち着かない心。
何もできないもどかしさ。

そんなふうに過ごすなか、今年も1月17日を迎えた。

10年経っても20年経っても、毎年この日は「思い出す日」である。

1995年1月17日、阪神淡路大震災が起きた。
神戸で生まれ育った私は当時3歳。

幼いながらに断片的に覚えている記憶や
小学生のときの先生が話していたこと
初めて家族でルミナリエへ行った日のこと
親から聞いた当時の話などが蘇る。

今年は、新たな思いが強くなった。
「今をしっかり生きよう」と。

ありがたいことに、自分は何かと恵まれている人間なんだと思っている。
順調に歳を重ねていくにつれてますますそう思う。

阪神淡路大震災では、幸い家も家族も無事で、大きな被害はなかった。
一時的に大阪の祖父の家に身を寄せたが、とくに不自由なく過ごした。

20歳のとき、東日本大震災が起きた。
このとき大学生で県外に住んでおり、ここでも無事に大学生活を送ることができた。

毎年と言っていいくらい日本中・世界中で地震だけでなく、避けようのない様々な天災や事故が起きている。

幸運なことに、自分は今日まで無事に生きてきている。
しかも、自分の生きたい生き方を選択することもできている。

分からない。もしかしたら数秒後、明日、何が起きるか分からない。

でも今、困ることなく生きることができているのは確か。

それが決して当たり前でないということを、改めてかみしめている。

私ができることは、なんだろう?

一生懸命、生きるということ。
真剣に命と向き合っていくことなのでは。

綺麗事に聞こえるかもしれない。
ふわっとしているかもしれない。
文字にすると難しいなぁ。

小学生のときから毎年歌ってきた歌、「しあわせ運べるように」に、このことばがある。

亡くなった方々のぶんも
毎日を 大切に 生きていこう

『しあわせ運べるように』 作詞・作曲:臼井 真

この言葉はいつも私の心に響く。
そして年々、どっしりと、強くなってくるように感じる。

「今をしっかり生きよう」

毎日を、今日を、今を、大切に。
命を無駄にしない。命がある限り。

2024年1月。
そう強く、自分と約束をした。

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