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ベートーヴェン9つの交響曲、意外にも、あの調がなかった

ベートーベンの交響曲9つ。

「運命」や「第九」は超有名で、
第3番や田園第6番、第7番も人気があります。
あまり知られていませんが、
第2番や第4番も私は大好きです。

クラシックの作品には必ず作品名の後に調性が書かれています。
「交響曲第九番【ニ短調】」とかいうやつですね。

簡単に言えば、作品のキーを教えてくれています。


さて、
ベートーベンの交響曲9つにも、
もちろんそれぞれ調が付けられています。

長調か短調か、♯や♭は考えないで、
でてこないキーがあるんです。

C  D  E  F  G  A B 

音階は7つ、交響曲は9つ
普通はどれかダブルんですが、
7つのうちひとつだけ出てこない。

さて、どのキーがないでしょうか?
順番に書いていきますね。

交響曲第1番 ハ長調 C 
交響曲第2番 ニ長調 D
交響曲第3番 変ホ長調 ♭E
交響曲第4番 変ロ長調 ♭B
交響曲第5番 ハ短調 Cm
交響曲第6番 ヘ長調 F
交響曲第7番 イ長調 A
交響曲第8番 ヘ長調 F
交響曲第9番 ニ短調 Dm

わかりましたね?
なんと、Gがないのですよ。
メジャーなキー Gがない。
C が2つ、Dが2つ、Fが2つ。

どうしてなのか?
謎ですね。

ベートーヴェンさん自身も意識をしなかったはずはない。
普通の感覚としたら、
7つ目ぐらいで、「今まで出てない奴で書こう」と思うんですがね。

それが偉大な作曲家のなせる技なのか?

これは何かの暗号か?
とも考えたが分かるはずもなく。

自分なりにもう少し考察してみたいと思います。
もし、何か発見したらまた記事を書きます。

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